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農作物の農薬について
くだらない質問かもしれないですが、よろしかったらお付き合いください。
とある先生の話なんですが、日本の農作物は農薬がたくさん使われているものがあり
「毒の塊」と聞きました。野菜の形や虫食い被害などのために農薬をたくさん使わざるをえなく
食べると体に少しずつ蓄積されていくらしいのです。
また弁当をつくるさいに最後にアルコールを食品にかけて消毒しているとも聞きました。あくまで
一部分だと聞きました。またフィリピン産のバナナなど外国産を農薬をたくさん使用していると
聞きました。

このようなことが本当に事実なんでしょうか? ご意見お願いします。

A 回答 (4件)

日本国内には「農薬取締法」というのがあり、使える種類、回数、量などが定められています。


つまり、国が認めた「コレ以下なら安全」という範囲を超えて農薬を散布した野菜を売ったら、法律違反で捕まります。
そこまでして過度の農薬を使う農家さんはまず少ないでしょう。
しかし、ということは基準以下の使用量であるならばバンバン使っている農家が多いです。

国が認めた安全基準があると知っていてなお、「農薬は毒だ!無農薬野菜を食べろ!」と主張する方もいますが、その場合野菜を作る手間が何十倍にもなり、当然その手間の分値段も跳ね上がります。
質問主さんは、自分で全ての野菜を無農薬栽培してまかないますか?
ちなみに、無農薬で育てれば当然虫がつきます。
虫食いの穴がある、中から虫がにょろにょろ這い出てくる、普段見るものよりも形がいびつで大きさも小さいような野菜を、
「これが安全ですよ」と言われたら、普段買っている値段の5倍10倍だして野菜を買いますか?
全ての人がそれを買うようになれば、日本の野菜は全て無農薬栽培になるでしょうけど。
ありえません。

市販の惣菜や弁当にはそもそも保存料や添加物がたっぷり使われている場合が多く、その場合はあとからアルコールで消毒する必要などないほど日持ちしますし、
保存料が使われていない場合は消費期限がごく短く設定されています。
消毒・防腐については、私は添加物は使わず防腐措置をする為に、「薄めた酢水をごく少量スプレーする」メーカーなら知っています。
酢の味がするほどの濃度ではありませんが、食酢の殺菌作用により何もしない場合よりも腐りにくくなるそうです。
また、ワサビの成分が入った防腐シートを使っている所もあります。ワサビももちろん食品ですのでこの場合も無添加になります。
アルコールについては、吹きかけても毒にはなりませんが、防腐・殺菌効果が出るほどの高濃度アルコールを吹きかけたら、まずくて食べられたものではありません。
それを知らない、気づかないで食べるという事はありえないかと。

外国産のバナナも農薬を使用しているものが多いですが、「たくさん」かどうかは国内産バナナというものが流通していませんので、相対的な比較対象がありません。
輸入に際しては日本の基準にあったものしか輸入されませんので、もしも「日本の基準で認められているよりもたくさん」だったら、国内で販売されません。

農薬や添加物をどんどん使え!とか言う気はありませんけど。
根拠のない主張を鵜呑みにして過剰な恐怖感をもつのはどうかとおもいます。
減らせるならば減らすにこしたことはないですが。農薬や添加物がイコールで即毒な訳ではありません。
質問主さんの生活にも、ありがたい恩恵を与えてくれてもいるのです。
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この回答へのお礼

丁寧かつ迅速に対応してくださり、ありがとうございます。
自分なりに理解を深めていきたいと思います。 また簡単に鵜呑みにしないよう気をつけたいと
思います。

お礼日時:2010/06/30 15:38

農薬は、使用可能なもの、時期、回数など細かく決められています。


残留農薬も微量でなければなりません。
農家の方には農協などから指導員が来て注意や説明を受けることが出来ます。
また、販売する際も農協なら〇〇用やxxの時期用など細かく注意して選定してくれます。
つまり、違法な農薬を大量に使うのが難しいのです。

また、残留農薬などがサンプリング検査されます。
問題があれば回収されますし、農家が特定できれば指導も受けます。
最悪、期限付きで出荷できなくなります。
病害虫なども出荷された野菜にあれば農家にフィードバックされることもあります。

輸入野菜や果物の船便は栽培よりも出荷の時に防虫や防腐剤が使われることがあります。
問題があるとすればこちらのほうでしょう。

また、日本よりも中国の方が農薬に対しては規制が緩いです。
日本で危険で禁止されている農薬も使われています。

外国では、日本向けなどは意外と使う農薬や残留量など管理して栽培しています。
一度信頼を失うと大打撃を受けかねないからです。

アルコールは、食品ではなく手や指の消毒、容器の消毒に使います。
ウイスキーボンボンじゃあるまいし、アルコール漬になると弁当を食べたら酔っ払って飲酒で逮捕なんて事になりかねません。
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この回答へのお礼

迅速かつ丁寧な ご回答ありがとうございます。
これを機に自分なりに理解を深めることができたと思います。
なかなか難しい問題ですが いろんな事情を知ることができました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/06/30 15:46

 その分野の関係者です(業界側ではありません。

念のため)。個別にお答えしますね。

>日本の農作物は農薬がたくさん使われているものがあり「毒の塊」と聞きました。
 →日本は単位面積あたりの農薬の使用量が最も高い国のひとつといわれています(実情は不明。国同志を比較する指標がない)ので、全くの間違いではありません。ただし、同時に農薬の管理が最も厳しい国の一つでもあり、個々の農家のレベルも高いので、生産物としての野菜に異常な量の農薬が残ることはまずありません。したがって「毒のかたまり」は正しくありません。実際、任意に抽出した野菜の残留農薬検査で基準値を超えるケース自体が極めてまれですし、たとえ検出されても絶対量が極めて微量であることが大半です。

>野菜の形や虫食い被害などのために農薬をたくさん使わざるをえなく
 →これはその通りです。また、そうしないと需要をまかなえないという理由もあります。多くは消費者側の都合ですが。

>食べると体に少しずつ蓄積されていくらしいのです。
 →ほとんどの農薬は体内に蓄積されず、正常に代謝されます。また野菜に残留する量自体が超微量なので、ヒトが数千年の寿命を持っているのでもなければ、問題になるほど蓄積なんぞしません。

>弁当をつくるさいに最後にアルコールを食品にかけて消毒しているとも聞きました。
 →弁当業界で使うときには包装前に「容器」にアルコール溶液を噴霧して殺菌します。食品に直接かけたら、しみこんでしまって揮発せず、苦情の山になるだけです。誰がそんな阿呆なことをしますか。またアルコール自体は無害ですし、高い殺菌効果もあるので、食品製造業で使われることは当たり前です。安全性の面から言えば、こういう作業の際にアルコールを使わないことは即食中毒のリスクに直結します。

>またフィリピン産のバナナなど外国産を農薬をたくさん使用していると聞きました。
 フィリピンではバナナ栽培は重要な輸出産業の一つで、農薬の管理についても相当厳しく行なわれています(そうでなければ輸出できない)。また同じフィリピンでも産地(標高)によっては、日本では考えられないほど農薬を削減して作っているところもあります。下手な日本産の産物よりも農薬に気を使っています。

 あなたの先生を侮辱する気はないですが、科学(化学)的な知識と、生産と流通の実情についてあまりに無知なのではないかと思います。週間○○の三文記事と同レベルですね。
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この回答へのお礼

丁寧かつ素早く質問に答えてくださり ありがとうございます。
わかりやすい文章で 頭に入れやすく 理解を深めることができました。
自分で新聞なりニュースなりで情報を収集して 考えていきたいと思います。

お礼日時:2010/06/30 15:42

日本では残留農薬についてはサンプリング調査をしているので、基準値よりも高い場合は回収や指導が行われます。


また、農薬の使用についても、収穫前の一定期間は使用してはいけない決まり(農薬使用基準)もあります。

使用する農薬も薬剤効果が数日しかないような効果が弱い薬剤が多数なので、時期によっては農家は短期間で大量の農薬を散布しないと病害虫を防除出来ません。

>弁当をつくるさいに最後にアルコールを食品にかけて消毒している

こんな事をしたら臭くて食べられませんよ。

>またフィリピン産のバナナなど外国産を農薬をたくさん使用していると

実際の使用上は何とも言えませんが・・・。
これも通関の際に一部ですが残留農薬のチェックをしています。
輸入時には国内で燻蒸消毒などが行われています。

>このようなことが本当に事実なんでしょうか?

事実とは異なります。
他国と比較すると日本の検疫体制は劣りますが、それなりにやってはいます。
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この回答へのお礼

迅速で丁寧な回答ありがとうございます。
自分なりに農薬についていろいろ学んでみたいと、おもいます。

お礼日時:2010/06/30 15:35

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