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人類が言葉を持つようになったのはいつごろですか?
鳥や動物も,鳴き声などで言葉らしいものを持つとされていますが,
もう少しレベルの高い合図の域を越えた言葉(会話など)を持つようなったのはいつごろとされているのでしょうか。

A 回答 (5件)

言葉とは辞書には、「人の音声のまとまりで、その社会に


認められた意味を持っているもの。  感情や思想が音声
によって表現されたもの。   言語。」
とありますが、ここでは少し原始的な意味で言語で表現
します。
人類の言語能力の発達については、化石の研究からかなり
解ってきました。

馬場悠男著 「ホモサピエンスはどこから来たか」河出書房
によると
イスラエルで見つかった約6万年前のネアンデルタール人の
舌の骨で現代人と全く変わらず、言語発声能力ありと判断
された。(ケバラ舌骨)
ネアンデルタール人は約20~3万年前に生息したあと絶滅
したが、現代人の祖先のクロマニョン人もほぼ同じ時代に生き
同様と推定される。
その前の後期原人(約100~30万年前)は化石の咽頭の
スペースから本当の意味の言語はしゃべれなかったと解る。

発声と言語の違い。  動物でも発声で合図や指令は出来る。
これが進歩し、簡単な単語を発声してもそれだけでは言語
とは言えない。  単語と単語をつないで簡単な文法が
でき、語彙もある程度ふえないと言語とは言えない。
単語発声能力を得ても、言語能力に達するには、脳の発達と
学習が不可避である。
脳では化石からその大きさがわかり、以上を勘案し原人では
言語能力はなかったと判断される。

クロマニョン人は3~5万年時代は、装飾品を作り、葬儀も
行っていたので、好き、嫌い、嬉しい、悲しいといった
感情表現を、態度や行動で示していたと思われる原人と違い
音声で表現したと思われ、これが言語能力である。

ただその時代は長く、いつ頃の年代に言語能力を得たかは
不明で特定は難しい。  脳力だけでなく、学習が必要。

私は大移動が始まった10万年前代に初期言語能力を得たと
思います。  個人意見で定説はありません。

人類の情報伝達。
「初めに言葉ありき」 由来は違いますが真理でしょう。
言葉、文字、マスコミ(印刷、ネット)と進みましたがこの
先どうなるか。  個人の脳から直接他人の脳へ情報伝達。
これは逆行ですね。
最近脳の小さい小人族の化石が見つかり、彼らが言語能力を
持っていたとすると、経験、学習を積むことで可能になった
との考えも出来ます。
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 自治体主催のシニアの考古学の教室に通ったことがありました。


 別の出席者のことばに関連した質問に、先生はことばは遺跡に残らないとか。
 つまり回答不能でした。
 お二人の方から三回のご回答が出てきています。
 これ以上は無理かなと、同じようにことばのことでは関心を寄せている自分は思っています。
 そうすると歴史学、哲学、或いは言語論のことになるのでしょうか。
 ことば論からの考察での結論なんですが、ここは考古学ですのでその論の展開を省略させていただくと、人間の此の世への出現と同時に言葉はあると存じます。

 進化論をとりませんので、原人という人たちが人なら当然ことばはあったと存じます。
 現代の人との繋がり性がない原人であれば、そのことばその限りだと存じます。
 原人からの発達が現生人類という見かたは否定しております。

 現生人類は現生人類として、出現したというのが私の思考です。
 それは、区別、区分、感受と認識、統治(法による支配、つまり言語機能による支配)、そして宗教を持ちながら出現しているという思考です。
 これらは言語の機能です。言語を超えることが現象的人間を超え、その源泉に辿る方法だと存じます。
 その一つが、禅であり、インドのある種の哲学だと存じます。
 考古学の応えになりませんが、一つの思考をご参考に供します。 
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この回答へのお礼

現世人類が当初から言語や宗教を持ちながら出現すたという考えがあることは知りませんでした。

お礼日時:2010/07/12 00:04

 #2です。



>>「四つ足歩行から、直立になった時です」というのはなるほどと思います。この生命なら猿がうまく喋れないのもうなずけますね。ただ,この説だと北京原人など,旧人類とされた人たちも喋れたということにりそうで,言葉の歴史はずいぶん古いということでしょうか。

 僕は、文字の歴史と言葉の歴史は別物だと思います。

 今でも形質的には、現代のヒトで、文字は無いが、言葉は話すヒトがいます。北京原人、ジャワ原人、ネアンデルタール、クロマニョンなど、人類進化の上でどのように位置づけられるかは、最近も改訂説で、ネアンデルタールの位置が、本筋ではなくて、脇道の袋小路の行どまり、と改められたように、新旧人類の別も大きく書き直されると思います。

 言葉の発生は、具体的な骨、のような「もの」がないので、憶測の域を長い間出ないでしょう。いわゆるブレーンケイシング(脳の容れもの)の拡大と、顎の骨の変化から割り出すことは、ある程度可能だと思います。

 時には四つ足、時には後足だけという過渡期は長いでしょうし、ただ直立歩行「だけ」に移行するには長い年月を要し、さらに形質変化に伴う思考過程や抽象化の能力が発達するには、さらに長い年月が必要だったと思われます。

 僕は文字の歴史に比べると、言葉の歴史は比較にならないほど古いだろうと思います。
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 今から何年前、と数字で出すのは、まだ人類の出現時代が、新しい遺跡の発掘の度に書き替えられる現状ですから、無理だと思います。



 しかし、僕は、ある出来事が、質問者さんのおっしゃる、鳥や動物の「言葉らしいもの」から「もう少しレベルの高い合図の域を越えた言葉」に変る、決定的な鍵、になると思います。

 それは四つ足歩行から、直立になった時です。

 この変化で進行方向の視線が、90°変ります。それまでの目の真下が、新しい進行方向になります。言い換えれば、今まで通りでは空を向いて歩くことになる。だから修正が必要になります。

 頭を前に傾ける結果は二つ、後頭部では、脳を大きく拡張する余地が生まれました。顔の前では、顎を引くため、今まで伸びていた舌の活動範囲が縮小し、その代わりに微妙な舌の調整が出来るようになりました。

 言い換えれば後ろでは、抽象的な言語単位を操る脳のスペースが出来、前では発声機構として舌の新しい副業ができるようになりました。

 これでお膳立て完了。人類が言葉を持つようになったのは、この頃だろうと思います。
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この回答へのお礼

「四つ足歩行から、直立になった時です」というのはなるほどと思います。
この生命なら猿がうまく喋れないのもうなずけますね。
ただ,この説だと北京原人など,旧人類とされた人たちも喋れたということになりそうで,言葉の歴史はずいぶん古いということでしょうか。

お礼日時:2010/07/10 21:17

火を使うようになったのは40万年前頃じゃなかろうかと推測されていますが、言葉となると、文字と違って記録が残らないから諸説紛々。

猿に似た生物から人類らしき生物への進化もまだ研究中でわからんのが現状。だから、言葉なんて発生当時からあっただろうし、高度な言葉は、いまも進化中で何時完成するかお先真っ暗が現実です。
高度な言葉とは、人類と名の付く生物に日本語とか英語・フランス語なんて区別がなくなる人類共通後を言います。人類以外の動物は、生息地が違っても同種なら意思の疎通が簡単に出来てるようだからです。だから、案外人類は言葉が退化してしまったのかも知れません。以心伝心もまるで出来ていないから・・・・
ご質問のお答えは、文字らしきものが出来た6000年前くらいと考えれば間違いないでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%AD%97% …

参考URL:http://cyber.tokaigakuen-u.ac.jp/cosmos/century/ …
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この回答へのお礼

文字は6000年前ですか。
「高度な言葉」という発想はおもしろいですね。ただ,最近は言語の種類が急速に減っているということらしいのて,統一言語になる時代は意外と近いかもしれないと私は思っています。
ところでcentury25はおもしろそうですね。今からじっくり読ませていただきます。

お礼日時:2010/07/10 21:27

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