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皇室の公務ってそんな大事なんでしょうか?

皇室のお仕事として、「公務」というのがあるわけですが、
ああいった「公務」は我々日本にとって有益なんでしょうか?

特別、皇室を批判するような意図はまったくないのですが、そういったことを実感する機会が無いものでして

例えば、皇室の方々が「公務」に励んで頂けるお陰で、諸外国と友好・外交がより円滑になったりと
いった「成果」はあるのでしょうか?

A 回答 (8件)

皇室の公務の役立ち方は、「二重否定」で考えることができるかもしれません。

まず「皇室の公務は特大の成果はない」と否定され、次に「ないとは言えない」で肯定になって、結局成果ありとなるでしょう。

(1) 天皇、英国国王、ローマ教皇が世界三大権威などという説は、日本のネットでしか通用しないガセネタである。既出質問はhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/3952917.htmlhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/5510289.htmlなど数多い。アンカレッジ立ち寄り時の写真は、http://www.yuko2ch.net/mako/makok/src/1258907857 …http://www.yuko2ch.net/mako/makok/src/1229063536 …http://www.yuko2ch.net/mako/makok/src/1258908314 …などでも見られる。

(2) 皇室外交は、日本人の一部が信じ込んでいるほど大きな意義はないようだ。一般に、日本にとって重要な国といえば、米国、そして中・韓・露など近隣国、さらにアジア、欧州、……などであろう。しかし、天皇は中国へは1回行っただけだ。韓国には行ったことがない。「天皇の働きは外交官百人分」と持ち上げる向きも見られるが、隣国にも行けない百人力の外交官などいるのだろうか。
日本の皇室は、鬼門が少なくないようだ。昭和天皇がオランダを訪問した時は、生卵などを投げつけられた。その昔、旧日本軍が蘭領インドシナを占領して、オランダ軍捕虜を虐待した歴史がある。英国訪問時にも同様の抗議活動があった。若い皇族はよく英国(スコットランドも)に留学しているが。
昭和天皇訪米(約十日も滞在)のときは、ホワイトハウスでの晩餐会もあったが、もっぱら動物園・植物園やディズニーランドなどを訪れている。天皇には政治的権能が全くないし、米国の各界要人と次々に会ったりする用があるわけでもない。

(3) それでは皇室外交は役立たずかというと、そんなことはない。諸外国の要人が来日する際、天皇と会うことがセッティングされていたら、彼らは「面目を施す」だろう。「こないだ日本へ行った時は天皇にも会ったよ」というのは、彼らにとっていい土産話になるだろう。
また、1995年1月、阪神淡路大震災で数千人が亡くなった(負傷者も数万人)直後に、皇太子(徳仁)はクウェートやアラブ首長国連邦を訪問した。前々からのスケジュールとはいえ、「外遊を中止せよ」、「被災地を見舞うのが先だろう」という声もあった。しかし、被災直後の混乱の中で皇族が見舞っても、かえって迷惑がかかるかもしれないし、産油国との友好親善は日本にとって重要である。王族(首長)と皇族とで、相性も良さそうだ。

(4) つまり皇室外交は、(2)(主流外交)ではさほど役に立たなくても、(3)(傍流外交)では役割も多いと思われる。これは、(分野は全然違うが)歴史学者・網野善彦の「天皇は漂泊民たちの王だった」という理論と通じる所があるかもしれない。
どういう理論かというと、武士が興隆して朝廷は権力を失い、江戸時代には困窮して即位時の大嘗祭も挙行できない(「半帝」と揶揄された)天皇まで出る惨状だったのに、なぜ皇室は多少の権威を保ち続けることができたかを考究した理論である。昔の日本人は大半が農民ですよね。土地に張り付いて(縛り付けられて)生きていく人たちである。その農民を管理して年貢を吸い上げるのが武士である。農民は、支配者たる武士のことは意識しても、天皇のことはあまり意識していなかったと言われている。また、武士一般が天皇を敬うようになったのは、江戸時代も終期になってからだろう。
だが、網野の研究によると、土地に張り付いていないさまざまな漂泊民が存在したという。不思議なことに漂泊民の中には天皇を意識しているグループもあって、「我らの祖先は皇室の出」などと言い伝えていた。農民は武士にがっちり押さえられて、「農民 - 武士」のラインが社会の主流だったが、傍流たる漂泊民のアイドルは天皇だったという。この網野理論はただの珍説ではなく、けっこう裏付けがあるようだ。

(5) まあ私なんかも現代の傍流の民だが、皇室に憧れはない。しかし、(4)じゃないけど、傍流の中には皇室が好きな人も少なくないのよねー。たとえば隣の家のお婆さんは、毎週欠かさず「皇室日記」(日テレ系)を観ている。天皇のいろいろな公務や、皇后の優雅な物腰や、皇族の子の成長を見守るのが楽しみなのだ。
天皇は、「主流」の人たち、勲章をもらうような偉い人たちだけのものではない。「傍流」の人たちの夢でもあり続けている。
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皇室と(皇室の)公務は表裏一体で、公務があるから皇室の存在もあるといえます。

これは現行憲法で規定されていますから、皇室(公務)の否定は憲法の改定を必要とします。私見ですが、この憲法の改定は九条の改定よりも日本にとっては困難な、少なくともここ一世紀ほどは不可能なことだと思います。なぜでしょうか。
日本という国の歴史的な性格を変えることになるからです。
先年死んだやまもとなにがしという評論家は「日本教」という日本人の心を実質支配している宗教があるといいました。それは、なにかというと「天皇」のことです。皇室の公務というととかく対外的なものが言われますが、国内の人心を安定させているという意味で、天皇の存在は非常に有用であり、何者にも変えがたいものがあるのです。千年以上の王家の歴史というものは世界にも例がなく、ほとんどの他国から見ればまねの出来ない、うらやましい存在であろうことは確かです。

ご参考まで。
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基本的に世の中に必要のないもの、存在価値の無いものはありません。



皇室が存在するのも公務を行うのも国際的に見ると非常に重要なものです。
国連などの国際機関で働いてみたり国のTOPと付き合うようになればその必要性を実感できると思いますよ。
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>>「成果」はあるのでしょうか?



「大有り」ですよ。
いまだに現在の世界では「皇帝」とか「王様」は、非常に高い権威を持つ存在と認識されています。

良く日本人は、水と空気と安全はタダと思っていると評されます。
日本ではあまりにも当たり前過ぎて、全然ありがたいと思わないからです。
「天皇」も同じです。

世界で一番偉い人(権威の有る人)ランキングでは、ローマ法王と日本の天皇が「共に1位」にランクされます。
日本は「世界で一番偉い人」を抱えているのです。
これを快く思わない人間、日本がそんな権威を持っていては困る連中が、一生懸命「天皇は税金の無駄」だの「皇室を廃止しろ」だの、なんとか日本の足を引っ張ろうと、ここでも良く見かける工作をしているのです。

ですから、当然、日本の総理大臣なんかより天皇の言葉の方が重要、優先的に受け止められます。
例えば、あることに対して日本の総理大臣が賛成、天皇が反対、と異なる見解を示したとします。
すると、世界中は「日本は反対」と受け止めます。
日本の総理大臣の発言と天皇の発言は、課長の言葉と社長の言葉ぐらい差が有るのです。

天皇の発言は「日本国の意思」として世界中は受け止めるのです。
コロッコロ変わる日本の総理大臣や外務大臣なんかの発言より、天皇の発言の方が諸外国では「はるかに重要視」されます。
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ありがたみが違います。


憲法で象徴の天皇陛下は、諸外国から見れば国家元首。

露骨に親中姿勢の現政権与党と違い、陛下は外国を
国の大小で差別せず大切に扱われるので、諸外国の
イメージは良いです。

政治トップの総理大臣が政治資金法違反しようが、
国際的にルーピーと笑われようが、国家元首ではない。
日本国のトップの天皇陛下が非常に誠実で禁欲的で
品行方正なので、日本人の誇りは傷つきません。
陛下の存在が日本人の心の支えです。
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「公務」と言っても天皇の国事行為は憲法で定められたもので(もっとも天皇は皇室の一員では有りませんが)皇室の「公務」とは違うので混同出来ません。



 皇室の方々のご予定は公開されていますので宮内庁HPを興味があるならURLをどうぞ。
 
 費用対効果は自分で判断して下さい。

 

参考URL:http://www.kunaicho.go.jp/activity/
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皇居には1000人もの人間が従事、それほどの人が必要とは絶対に思えませんね。

これは無駄遣い。
公務員全体の無駄遣いが収まらないと、消費税が上がってしまう。
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皇室(天皇)は、日本人が思っている以上に、海外からは高い地位として認識されています。


現在、世界で皇帝(=天皇:emperor)という号の付く人は、日本の天皇陛下のみであり、
訪米の際、大統領自身が迎えに行くのは、天皇陛下とイギリス女王陛下、ローマ法王の3人だけと聞いたことがあります。

このように権威のある人が外交を行うことにより、より良い関係が築ける(可能性が高まる)ということは言えると思います。
簡単な例えで言うと、ある会社を訪問した際に、部長よりも社長、社長よりも会長と、より権威のある人と面会できた方が嬉しいですよね。
(勿論、ビジネスではそう単純ではありませんが。)
また、鳩山政権時代(昨年末くらいでしたか)、中国政府が習国家副主席の訪日の際に、天皇陛下との会見を申し入れてきて
色々と物議を呼びました。
これには日中双方に色々な思惑があったのでしょうが、天皇との会見に価値がなければ、中国側もこのような申し入れはして来なかったはずです。

憲法上は国家元首に関する規定が存在せず、また国民が主権者とされている為、天皇が国家元首であるとは言い切れませんが、
諸外国ではは、その扱いから見ると首相より上の存在(実際に首相は天皇が任命するという形を取っています)だと考えられています。

そうであれば「外交」という観点で考えれば、天皇と会見したいとか、天皇に訪問して貰いたいと考えられるのも当然だと思われます。

これらのことから、天皇が外交儀礼の役割を担うことは、政治的な話は出来ないにせよ、
プラスになることはあってもマイナスになることは、まずあり得ないものと思われます。

また、ご質問にあった下記内容についてですが

>例えば、皇室の方々が「公務」に励んで頂けるお陰で、諸外国と友好・外交がより円滑になったりと
>いった「成果」はあるのでしょうか?

現在の天皇が皇太子であった当時、タイ皇室からタイの山岳民族である人々のタンパク質不足問題の相談を受けた際、
魚類学者でもあった皇太子は、淡水魚で繁殖力も強いティラピアという魚の養殖を提案し、50匹を贈呈したそうです。
タイではこれを元に養殖を行い、現在は山間部のみならず全国民が食し。また大衆魚として輸出しているそうです。
この魚、華僑系タイ人が陛下のお名前、明仁陛下の「仁(ニン)」を取り中国語で「仁魚」と名づけ、
またタイ語でも「プラー・ニン(仁)」と名付けられたそうです。

少なくともタイ国民の親日感情はUPしたのではと思います。
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