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江戸~明治にかけての日本の変遷について

学校の歴史の課題で、江戸時代から明治時代にかけての日本が外国との関わり合いの中でどのように変わっていったのかを黒船・開国・攘夷・維新・文明開花の5つの語句を必ず使って200字程度で簡単にまとめよ、という課題が出たのですが、私は歴史が苦手なので一体何をどう書いたらいいのかわかりません(一応授業はちゃんと聞いていたのですが先生の話し方がやたら難しくて・・・良い先生なんですけど^^;)
私が覚えている限りでストーリーを組み立てると、
「ある日突然黒船がやってきて開国を迫られた日本で、開国派とそれに反対する派閥(攘夷?)にわかれ激しい対立(維新?)が起きたものの、結局反対派は敗れ、開国によって外国の文化が次々と日本に取り入れられた結果文明開花が起きた。」
という感じになるのですが・・・(稚拙な文で本当にすみませんm(__)m焦)
はたしてこれで合っているのか疑問ですし、そもそも問題では「日本がどう変わっていったか」を問うてるのでこれでは答になりません・・・orz
つまり、当時の人々の思想や国内情勢(政治や経済など)といったものがこれらの出来事(黒船来航や開国、維新など)によってどのように変わっていったのかを知りたいです。(できれば分かりやすくお願いします^^;)
また「こんなこと書いたらいいんじゃない?」みたいなアドバイスがあったらぜひお願いしますm(__)m
明後日が提出期限なのでそれまでに回答頂けると非常に助かります^^;

A 回答 (2件)

答えを書いちゃうとアレなので、実際に起きたことを中心に書きます。

たぶん先生が説明したことと同じです。できれば世界地図もちょっと見てもらうと、より分かりやすいと思います。
またおいくつなか分からないのですが、課題のレベルから見て高校レベルと判断して書きます。


そもそもこの時代までに、欧米がアフリカからアジアまでを植民地にしてどんどん日本に近づいてきていたのは習ったと思います。当時の船は帆船がほとんどやっと蒸気船を使い始めたばかりでした。そして当時は鯨から油(鯨油)を取っていたために鯨を煮るための水と薪が大量に必要で、欧米列強は各地に水と薪の補給基地(港)をいっぱい作りたかったのです。そのため、ロシアや英国などの船が長崎などに来て、開国を求めます。またロシアは現在の北方4島にいる日本人居住地域に攻撃を仕掛けて、損害をあたえます。
で、日本は鎖国政策を採っていたので、困ってしまいます。しかし軍事力で絶対に勝てない相手と戦争するのは、かえって占領されてしまう危険もはらんでいます。
そのような時、あなたならどうするでしょうか?
開国派は危機を乗り越えようと考えて、開国する方針を固めつつありました。


・攘夷
ところが、鎖国を維持したい頭の固い人々も黙っていません。いつの世も保守派というものはいるもので、天皇に協力してもらって、徳川将軍に夷敵打ち払い令を出します。将軍は元々「征夷大将軍」といって、夷を征する軍司令官ですから天皇の命令に従うしかありません。
でそれを律儀に守った長州藩とフランス軍の間で戦闘があり、一部占領されてしまいます。開国派の危惧していた通りになったわけです。
そこで幕府は、遭難した船に限って薪と水を与える薪水給与令を出して何とか収めようとします。

・黒船
でそこにやってきたのが黒船です。アメリカは植民地政策に出遅れたことと、太平洋を渡った先のアジアで一番アメリカに近い日本列島になんとしても港がほしかったのです。それが軍事力を背景にした、ペリーの来航につながります。他の国と違って最初から武力を背景に大々的にやってきたのです。今のアメリカの軍事的なこわもてぶりはこの時代から続いているといえます。(もっともこの前に何度かアメリカ軍艦が日本に来てはいますが・・)

・開国
で煙を吐く蒸気船や多数の鉄砲など武力を背景にペリーは開国を迫るわけです。日本は長州の一件で戦争すればどうなるか分かっていましたし、中国のアヘン戦争敗戦と南京条約の経緯も知っていましたので、しぶしぶ開国をします。
ところがこれが保守派を刺激し、また天皇の勅許を得ていないかったため、保守派の反乱が起き安政の大獄が行われます。これが結果として「桜田門外の変」を誘発します。
つまりこのころの日本は開国したくない保守派と開国しないと国が無くなると憂慮する開国派で国が割れている状態だったのです。
で、あなたならどちらにつきますか?

・維新
こういう幕府の有様は、各地の大名を不安にさせます。その中でもいわゆる薩長土肥は不満に思う人が多く、また開明思想として外国は王を中心とした君主国家であることを学んだため、次第に幕府を倒して天皇を君主とする国つくりの方向が出てきます。これが尊王であり、天皇を中心とした国家ができれば攘夷もできる、と考える人が多かったのです。

・文明開花
で、今大河ドラマでやっているように、明治維新が起こります。維新後新政府は幕府が行った条約があまりにも不平等なことに愕然とします。そのため尊王はするが攘夷は取りやめになり、条約の不平等を解消するために、近代化に力を入れ文明化し富国強兵を目指すことになるので、ペリーから学んだのは軍事力を背景にしないと問題解決できないこと、そして万国公法(今の国際法)によって、西洋列強はお互いの秩序を維持している、ということでした。


大枠でいえばこのようになります。国内情勢のポイントは開国派と保守派が対立したこと、幕府の意向を無視した藩があったこと、吉田松陰など蘭学者が西洋思想の触媒になったことです。
またフランスとの紛争やロシアの襲撃、黒船来襲などを重ねるうちに日本人が世界の現実に気づいていった、ということもポイントでしょう。
また政治的には、幕府を含めその後の明治政府も「世界の情勢をきちんと見据えたうえで、どのように日本を生き残らせるか」ということを一生懸命にやったことです。もちろんこれは外国への対応だけでなく、国内問題でもあったわけです。
特に中国は戦争に負けて不平等条約を強制的に結ばされ、朝鮮王朝も日本と同じようにどたばたしていたわけです。
そのなかで、近代化にいち早く成功した日本は第1次大戦後には国際連盟の常任理事国になるまでに、地位を高めるわけです。
そのための下地つくりがこの頃起きていたといえます。
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この回答へのお礼

とても丁寧に教えていただき本当にありがとうございましたm(__)m
(うちの学校の先生より断然わかりやすかったです^^;笑)
まだ完璧に内容を把握できたわけではありませんが、phjさんの回答のおかげで大分理解が深まりました^^
頂いた回答を参考に課題に取り組んでいきたいと思います。
本当に助かりましたm(__)mありがとうございました^^

お礼日時:2010/07/27 18:13

素朴な疑問ですが、教科書には出ていないんですか?



教科書の説明+先生に聞いたことを中心に、適当にまとめたり、ネットで調べて追加したりして書けば良いのでは。

「文明開花が起きた。」の後に、「このようにして日本は・・・・・・・のようになっていった。」等、何かくっつければ質問への答えらしくなるのでは。

それと、黒船以前の日本に外国船が全く来ていなかったわけではありません。「出島」がありました。
今見てみただけですが、出島の歴史にも開国の流れが書いてありましたよ。公式サイトです。
「甦る出島」
   ↓

参考URL:http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/
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この回答へのお礼

先生があまり教科書を使わない方でして^^;
毎回すごい文字数のハンドアウトを作って渡してくださるのでもう何が何だか(笑)
課題の締め切りも近かったのでわからないままでいるよりはやはりお詳しい方に一度お聞きした方が良いのではないかと思い質問させていただいた次第です(しっかり自分でやるべきだとは思うのですが・・・)

参考URLを教えて頂きありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2010/07/27 18:27

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