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尺度の作成について

いつも教えて!gooの方々には、大変お世話になっております。
尺度の作成について、お聞きしたく、質問をさせていただきました。

現在、レジャーの満足度をはかる尺度を作成したく思っております。

以前、既に作られているレジャー満足度尺度について、
聞かせて頂いたのですが、項目をみつける事が出来ませんでした;

そこで、レジャー満足度をはかる尺度を作ろうと考えています。

インターネットで探したところ、ある論文を書いた方は、余暇満足度尺度を、
長尾(1988)の人生満足度尺度と大野(1984)の充実度尺度から関わりのある項目を参考に作成していました。

今まで、心理測定尺度集に記載されている尺度しか使用した事がないため、どう尺度を作成すればいいのか検討もつきません;

上記にあるように、関わりのある項目を参考に自分でただ言葉を変えればいいだけなのでしょうか?
また、尺度の項目数はレジャー満足度尺度とかけ合せる尺度と、同程度にした方がよいのでしょうか?

自分で作った尺度を使用して、卒業論文を作成しようと考えているので、作った尺度の信頼性が低く
使い物にならなかったらと、不安でしかたありません。

長々と、私事ばかり書いてしまい申し訳ありませんが、教えて下さい。
よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

> 今まで、心理測定尺度集に記載されている尺度しか使用した事がないため、


> どう尺度を作成すればいいのか検討もつきません;
既にBacksさんもご指摘されるように,そのような状態では尺度作成は難しいでしょうね。尺度作成の過程は試行錯誤の連続です。また作成する尺度の概念について,ご自身が明確なビジョンを持つ必要があるでしょう。

>卒業論文を作成しようと考えているので、作った尺度の信頼性が低く
>使い物にならなかったらと、不安でしかたありません。
いきなり,信頼性や妥当性の高い尺度なんて作成できませんよ。私が指導する学生であれば「何甘いこと言ってるんだ」と小一時間のお説教です。私も以前,尺度の作成を行ったことがあります。その最初のプロセスは,過去に使用されていた尺度の問題点の分析で2年間。そこから尺度作成まで約2年間,さらに改良や,尺度の特性などを検討を重ねながら完成まで,おおよそ10年の月日が流れました。その結果,ようやく学会誌や書籍などでも,私の尺度が使用されたり,紹介されるようになりました(それでも私が作成した尺度に対して批判を受けることはあります)。まぁ,私のようにダラダラ作成している者は少ないと思いますが,学会誌に掲載されるようなものは,通常,卒論から考えると2年以上はかかっているでしょうね。

確かに,現在ではパソコン版の優れたソフトが開発され,また無料版ではRなどのソフトがあり,尺度開発のスピードは格段に速くなっています。その結果,毎年,数多く新しい尺度が開発されるようになりました。しかし,量産化される尺度の一方で,結局,ご本人しか使用しない「残念な物」として終わっているのが,恐らく8割~9割り程度を占めるように思います。

idgさんは,まだ学部生です。信頼性の高い尺度の開発がもちろん望まれますが,失敗もどんどんしていいんです。その際,どこが問題であったかさえ明らかにしておけば,後の心理学徒に役立つこともあるでしょう。卒論レベルでは,それで十分です。

次に,尺度の作成方法です。

(1)関連すると思われる項目をできるだけ集める。既存の項目を使用するのもいいでしょう。ご自身が作成したり,あるいは,予備調査としてレジャーで満足できる要因等を自由記述で集めたものを参考にして項目を作成しても構いません。
(2)作成した尺度を用いてアンケート調査を実施。できるだけ多く。卒論程度であれば理想は200人程度ですが,100人以上いれば,なんとかなるでしょう。
(3)尺度の信頼性の確認。尺度が一因子構造と想定している場合は,ここで信頼性の確認。信頼性の低い尺度は,ここで予め削除しておく。複数因子を想定している場合は,(4)へ
(4)概念が明確であれば,主成分分析(基本は因子を回転させない),探索的であれば因子分析(主因子法:直交でも斜交でも,安定する因子数を確認)。同時に,尺度項目の中で,信頼性が低く,削除した方が望ましいものは削除する。SPSSやR,あるいはamosを利用すれば,作業は簡単です。
(5)主成分分析→ 主成分分析,あるいは因子分析→因子分析
(6)尺度の妥当性の検証のため,関連すると思われる尺度との相関等の分析

こんなところでしょう。詳しくは,数多く,尺度作成に関する書籍や,心理統計に関する書籍の中で紹介されているはずです。しっかり読み込んで,卒論に備えて下さい。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、大変申し訳ございません。

またお忙しい時間の中、詳しく質問に答えて下さり、誠にありがとうございます。

hirosan777様にご回答して頂いた作成方法と本を、しかっり読み論文を執筆していきたいと
思います。

本当にありがとうございました。

感謝申し上げます。

お礼日時:2010/08/26 16:32

 質問数<回答者数



 質問数が多いと、因子の解釈が難しくなります。
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この回答へのお礼

解釈の仕方を教えて頂、誠にありがとうございます。

質問数に気をつけたいと思います、

ありがとうございました!

お礼日時:2010/08/26 16:33

> 自分で作った尺度を使用して、卒業論文を作成しようと考えているので、作った尺度の信頼性が低く使い物にならなかったらと、不安でしかたありません。



卒業論文は4年間の集大成なので、学会論文として受理されるレベルに達している(教科書的に妥当性と信頼性が検証されている)必要はないでしょう。ただそれらがどういうものであるかを理解し、それを実行しているかが評価の対象となるかと思われます。

ただ、少しだけ厳しいですが現実的なことをいうと

> どう尺度を作成すればいいのか検討もつきません;

というのでは尺度作成から論文を仕上げるのは難しいかかもしれません(^_^;) とにかく現時点では担当教官(指導教官)に相談するのが適切でしょう。そのために、あなたは高い学費を大学に納めているのわけですから・・・

なおセミコロン(;)はカンマ(,)が連続して用いられている中で、さらに区切りたい(カンマで区切られたまとまりを明示したい)場合に使います。

a1, a2, a3; b1, b2, b3; c1, c2, c4, ... といったように。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり大変申し訳ありません。

ご回答頂き、誠にありがとうございました。

教授にも相談して決めたいと思います。

本当に、ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/26 16:28

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