【お題】王手、そして

PETボトルの形について

ペットボトルはなぜ、底が大きく、飲み口に近づくにつれて、小さくなるのでしょうか?


ペットボトルの形の由来や、飲み口の大きさが決定された理由などを

知っておられる方、または、サイトを知っている方、


ぜひ教えてください。

お願いします。

A 回答 (2件)

PETボトルの形状ですけど、飲み口に近いネック部分は胴部分に比べて細くなっていますが、胴部は基本的にストレートです。

理由は転がした時に真っ直ぐに転がらせるためです。

もし質問者さんが仰る様に同部分が円錐形になっていたら、真っ直ぐに転がりません。自販機の中で詰まります。また箱詰めする時にも上の方に隙間が開いてしまい、巧く詰められません。それ以前に工場でその様なボトルは扱えず、大トラブル続発になります。
ですから基本的には同部分は上下が同じ太さの円筒形です。これはボトルとしての必須条件です。
信じられなければペットボトルを平らな板の上で転がしてみて下さい。カーブせずに真っ直ぐに転がるはずです。

ただし、ボトルの形状によっては胴の中央部分が少し細くなっているものがあります。あれは掴み易くするために、掴む部分だけを少し細く設計してしてあるのだと思います。

ネック部分が細くなっているのは、飲み口を細くしないと小さなキャップを付けるためです。広口瓶の様に胴と同じ太さのキャップでは蓋を閉めるのが面倒ですから。

PETボトルの形状をどの様に決めているかをお話します。特段に多量に売れる商品、あるいはトップレベルの販売量を誇るメーカーでは、独自の形をその都度作り出す場合があります。しかしこれには相当の開発費用がかかります。
おそらく数千万円からそれ以上の開発費用がかかるでしょうね。デザイン料の他に、一番費用がかかるのは金型の製作費です。
ですから余り売れない商品、プライベートブランド品などでは、「有り型」と言ってそのボトルメーカーが権利を持っている金型を使って作ったものが使われています。メーカーが違っても同じ形のボトルが使われているのはそのためです。
新らしい形状のボトルを開発する場合でも、勝手気ままな形状は作れません。既存のボトル充填機に掛けられる形状でなければ製造できません。また既存の自動販売機で扱える形状でなければ、自販機で販売できませんし、棚にも置いて貰いにくいです。
では最初のPETボトルは何を参考に作ったのか。それ以前にあって自販機で扱われていたビールのアルミ缶などの大きさを参考にし、自販機で扱える形になる様に、設計したはずです。

ですから基本的にはほぼ同じ太さと高さ、そして同じキャップサイズである事が必須になり、胴部分を円筒にするのか角型にするのか、途中に段を付けるのか、その様な違いしか出せません。
今のPETボトルのほとんどは表面に化粧フィルムを被せてあるので、フィルムの印刷で他社品との差別化ができるのです。

序でにペットボトルの作られ方を説明しておきます。PETボトルはインジェクションブロー成形法と呼ばれる方式で作られます。原料はポリエチレン・テレフタレート樹脂。この略号がPETです。
まずインジェクション成形機で少し厚にくの試験管の様な形を作ります。これをパリソンと呼びます。パリソンの段階で頭のネジ部分は既に作られています。そして同じサイズのPETボトルなら、パリソンの形状は全て同じです。
次にまだ熱いパリソンを両側からブロー成形の金型ではさみ、口から空気を吹込んで金型の中で膨らませます。これで口の部分以外のネック部から下の胴の部分が成形されてボトルができます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答をありがとうございます。

すっきりしました。

お礼日時:2010/09/03 15:02

基本的には倒れにくいようにでは?


ペットボトルも本当にたくさんの形があります
↓形状を参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%83% …
http://www.suntory.co.jp/customer/faq/001961.html
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この回答へのお礼

ちゃんと見ると、微妙に形が違うみたいですね。


ありがとうございます。

お礼日時:2010/09/03 15:04

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