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間知ブロック図面作成(平面図・展開図)を作成する時に注意する点がありましたら教えて下さい。勾配や屈曲が かなりありてこずっています。

A 回答 (2件)

構造細目に関しては施主によって基準が異なるので触れませんが(施主が分かっていても公的機関の場合ならこういう場では書けませんが)、一般論を以下に記します。



【図面全体として】
・平面図と展開図(側面図)の位置関係(の対比)が分かり易いように配慮して下さい。屈曲部なりブロック割(区画割り)なりに番号を振って、その番号が分かる旗揚げ等を行うのが最も良いと思います。
・可能であれば、図面上側に展開図(側面図)、下側に平面図、右上に断面図を並べた一枚の図面とする「一般図」の形式で作成すれば、後で見る人には親切と思います。その際は、平面図の縮尺と展開図の横方向(延長方向)の縮尺は揃えて下さい。展開図の縦方向(高さ方向)と断面図の縮尺は何でも構いません。

【平面図】
・屈曲している所(展開図で開きが生じる所)と、そうで無くて小さな曲率のアールを付けて巻く所(展開図が開かない所)がハッキリ分かるように作図して下さい。一般的には屈曲する場合は屈曲ラインに一本線(実線)を記入すると思います。

【展開図】
・高さの寸法線に、斜長(高さ×斜率)を併記すると親切です。
・擁壁タイプが複数となる(=裏コン厚等が変化する)場合は、断面図に対応したタイプ番号が分かる旗揚げ等を行って下さい。
・水抜きパイプの位置を明示したほうが良いか明示しないほうが良いかは施主に確認して、その通りとして下さい(一般的には明示せず現場で判断します)。明示しない場合も配置ピッチと水抜きパイプの工種と径、透水材の工種とサイズは図面内に明記して下さい。
・勾配があるとの事ですが、地盤が急勾配となっており基礎が急勾配となる場合は、その勾配が急すぎないか(基礎コンクリートが打設出来ないほど急勾配となっていないか)ご配慮下さい。急すぎる場合は、一般的には根入れを深くして階段状の基礎として勾配を緩めます。
(何%まで許容するかは施主により異なります)。
・最小根入れが不足しないように注意して下さい。
・天端コンクリート厚を明示して下さい(展開図では無く断面図での明示でも可です)。
・屈曲部は開きを表現して下さい。開いている角度は特にこだわらなくて(現実と多少違っていても)良いと思います。天端延長と基礎延長が現実と合うように作図するのが一般的と思います。
・アール部で、天端と基礎の延長に差が出るけど目地では開かない(屈曲しない)場合は、一般的には開いていない状態(天端延長=基礎延長)で作図し、寸法線のみ手打ちで正しい値を記入すると思います(たまに開いてもいないのに天端も基礎も実寸で作図し結果的に台形となり目地で開いてしまっている図面を見ますが紛らわしいと思います)。

以上、思いついたことをザッと書きました。参考になれば幸いです。

この回答への補足

Kazu-Tさん。大変参考になりました。どうも有難うございます。
もう一つ質問ですが、曲線部(R)の箇所は、基礎コンクリートも曲線に沿って打設できるのですか?

補足日時:2010/10/27 14:15
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No1で回答した者です。

補足に対する回答を致します。

基礎コンに限らず、無筋の現場打ちコンクリートであれば、どれだけ小さな(きつい)曲率でも打設可能です。
(実際に型枠を設置できるかどうか、という問題では無く、設計上は最小曲率等を勘案する必要は無い、という意味です)。

今まで数百件の構造図を書いていますが、無筋コンクリートで最小曲率の指摘を受けたことはありません。

以上、参考になれば幸いです。
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