
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
1.
【は】の主な用法は、
『主題(話題)の提起』あるいは
『主題の宣言』とお考えになると良いでしょう。
「彼はこの教室で一番成績の良い生徒です」は、
『これから、「彼」を主題(話題)にして述べます』
『これから、「彼」について述べます』
と最初に宣言していることになります。
「これから彼について述べますが、彼は、この教室で一番成績の良い生徒です」
というニュアンス。
それに対して、
【が】の主な用法は、
『特定』とお考えになると良いでしょう。
「彼がこの教室で一番成績の良い生徒です」は、
『「この教室で一番成績の良い生徒」は『彼』です』
と特定していることになります。
ですから、
「この教室で一番成績の良い生徒は誰ですか?」
という質問に対して、
「彼は一番成績の良い生徒です」
と答えると(特定する用法を使っていないので)不自然になるわけです。
2.
>ちゃんと質問に答えられなくて、自信がだんだんなくなりました。
ここでは、なんで「が」を使いますか?「は」を使うと、変ですよね?
:
『「だんだんなくなってきたものは何か?」を特定したい時』に「が」を使います。
「自信」を主題(話題)にして表現したいシチュエーションでは、「は」を使っても変ではありません。
「自信は~」は、
「自信を主題にして述べてみると~」⇒「自信に関して述べてみると~」という意味ですから、
「ちゃんと質問に答えられなくて、自信はだんだんなくなりました」
という文は、
「ちゃんと質問に答えられなくて、自信に関してはだんだん無くなってきました」
という意味になります。
ただ、「自信」を主題にした
「ちゃんと質問に答えられなくて、自信はだんだんなくなりました」
という表現は、
「自信」に着目して述べるという意味なので、
「着目していないもの=なくなっていないもの」について述べる必要性が出てきます。
たとえば、
「ちゃんと質問に答えられなくて、自信はだんだんなくなりました。しかし、みなさんの暖かいご声援は、とても力強く感じています」
など。
「なくなっていないもの=みなさんの暖かいご声援」というわけです。
このように、何かを主題に取り上げる(=着目する)ということは、主題に取り上げない(=着目していない)他のものとの対比によって初めて成立できます。
「彼女は優しい女性だ」は、厳密に言うと
「彼女は優しい女性だ。【他の女性】は彼女ほど優しくない」
という意味です。
しかし、着目していないもの(=【】内)はわざわざ明記しなくてもわかることなので、明記しないだけです。
「ちゃんと質問に答えられなくて、自信はだんだんなくなりました」は、「着目していないもの」を明記しないとわかりません。ですから、
「しかし、みなさんの暖かいご声援は、とても力強く感じています」などのように付け加える必要があります。
3.
また、彼は背が高いです。
なんで背の後ろに「が」が付いてきますか?
:
「彼は~」ですから、
「彼に関して述べてみると~」が基本構造です。
1でも述べていますが、
「が」は主に特定の用法です。
「高いのは何か」という点に関して、「背が」と特定しています。
・彼は鼻が高いです。
・彼は座高が高いです。
・彼は給料が高いです。
・彼は声が高いです。
色々な特定ができます。
皆様の考えをまとめて、それについて、ブログで書きました。
http://leonchen1985.blogspot.com/2010/11/blog-po …
この質問について興味を持っている方は、参考にしてください。
No.7
- 回答日時:
ルールはたくさんありますが、まず次の3つだけ覚えれば、かなり使えます。
(1) 未知の(未出の)「が」
(2) 既知の(既出の)「は」
(3) 従属文の「が」
昔、おじいさんとおばあさんが(1)いました。
おじいさんは(2)山へ柴刈りに行きました。
おばあさんは(2)川へ洗濯に行きました。
おばあさんが(3)洗濯をしていると、大きな桃が(1)流れれきました。
(1)は、まだ紹介していない、初めて現れた語に使う。
(2)は、既に紹介した語に使う。
(3)は、「…が洗濯をしていると、」が従属文だから「が」になります。もし、主文なら「…は洗濯をしていました。」となります。
さらにご質問があればどうぞ。
No.6
- 回答日時:
彼は背が高いです。
「N1はN2」が よく使う文型
1、話題になるものの部分など
キリンは首が長いです。
キリンは首は長いです。「首は」になると他の部分との対比になります。
首は長いが足は短いです。首だけにポイントおくので「首が」になります。
あの人は目がきれいです。
日本は山が多いです。
彼は背が高いです。彼の部分を一つだけ取り上げている。
2感情などの対象
私は音楽がすきです。私は読書が好きです。
私は新しい靴が欲しいです。
私はコーヒーが飲みたいです。
私は頭が痛いです。
私は大きい犬が恐いです。
3、能力などの対象
あの人は歌が上手です
母は料理が上手です
息子は水泳が得意です。
私はこの漢字が読めません。
4、所有するもの ~があります。
私はお金がありません。
あの人には知恵があります
子供は熱があります。
単文のは、が、文です。今日はこのぐらいで・・・。
No.5
- 回答日時:
こまかい事を言い出すと、本一冊になるようですが、ごくごくざっぱに言って。
「は」はそれが付いている単語をとりたてて強調します。だから、他にはない、とか、他は知らないけど、とかの意味を含みます。その強調したいものが主語ならば主語も示すことができますが、主語だけを示すわけではないのです。
●「私は大阪は二度は行った。」なら、他のヤツのことは知らないが私についてだけ言えば、他の都市のことはおいといて大阪だけに関して言えば、三度も行っていないが二度ならば、行ったよ、という意味です。
「が」は単に主語に付きます。強調のように見えるのは、これが主語だぁ!と明示するからです。日本語ではわかりきった主語はしばしば省略しますから。
●「私が鈴木です。」鈴木って誰だろう、という場面でそれは「私」だよ、と言っています。
●「私は鈴木です。」あの人は誰だろう、という場面で、その不明の人物(私)に関して言えば、と言っています。
この回答への補足
補足
最初にお礼を申し上げます。
みなさんに親切に説明していただきましてありがとうございます。
疑問を絞るために、問題を追加します。
私は外国人です。私が外国人です。 二つの文の違いはなんとなくわかりますが、
以下の内容はよくわかりません。
ちゃんと質問に答えられなくて、自信がだんだんなくなりました。
ここでは、なんで「が」を使いますか?「は」を使うと、変ですよね?
また、彼は背が高いです。
なんで背の後ろに「が」が付いてきますか?
説明をお願いいたします。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
こういうふうに言いますよ。
【例1】
Aさん「コーヒーとジュースがありますが、どちらを飲みますか?」
Bさん「私はコーヒーを飲みます。」
Cさん「私はジュースがいいです。」
Dさん「ぼくはコーヒーです。」
Eさん「ぼくはジュース。」
【例2】
Aさん「ここにジュースが1つだけあります。だれが飲みますか?
Bさん「私は飲みません。」
Cさん「私も飲みません。」
Cさん「私が飲みます。」 ・・・「私」を強調
Dさん「いえ、私が飲みます。」 ・・・「私」を強調
【例3】
Aさん「だれか一人、ピアノを弾いてくれませんか?」
Bさん「私はやりません。」
Cさん「私もやりません。」
Cさん「私がやります。」 ・・・「私」を強調
Dさん「いえ、私がやります。」 ・・・「私」を強調
【例4】
Aさん「この机に落書きをしたのは、だれですか?」
Bさん「Zさんがやったと思います。」 ・・・「Zさん」を強調
Cさん「いえ、Yさんがやったと思います。」 ・・・「Yさん」を強調
Dさん「いえ、Yさんはやっていないと思います。」
特に強調するときに「が」を使いますよね。
たまに,自分は強調したい時に、「が」を使いましたが、
逆に日本人の方に不自然だと言われたこともあります。
No.3
- 回答日時:
No.2
- 回答日時:
2000字しかないこのスペースではとても説明しきれません。
「日本語の作文技術」(朝日新聞社)に詳しいので、読んでみてください。
お読みになって更に分からないところがあれば再度ご質問下さい。
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