プロが教えるわが家の防犯対策術!

http://takedanet.com/2011/03/32_f654.html

プルトニウムの毒性
(1) 放射線が強い
(2) 体の表面や内蔵の表面を損傷する
(3)人体へ特別強い毒性を持っていると言われている。

プルトニウムの特性

(1)放射線は強いが、放射線の量を常に測定して管理しておけば、他の放射性物質と同じ
(2)体の表面や内臓の表面を損傷する特徴があるが、他の放射性物質でもその程度は同じ
(3)プルトニウムだからといって人体に特別な毒性はない。

プルトニウムか体内に入った場合、ほとんどは口から入ったら、胃や腸を通って比較的早い時期に排泄される。
その時に、消化器官の表面に放射線があたりますが、これもプルトニウム以外の放射性物質と同じ。

プルトニウムの毒性は特別で「角砂糖5ヶで日本人が全滅する」と言われるが、そのような毒性は見つからなかった。
.
国際放射線防護委員会 (ICRP)の勧告に基づいて作られた日本の法律と数値では、プルトニウムはごく普通の放射性元素として分類されている。

ウランとプルトニウムの人体内での振る舞いはかなり似ている。

ウランもプルトニウムも、
1) 比較的、消化器表面を損傷する放射線を出す
2) 人間にとってウランもプルトニウムも必要のない元素なので口から入ったら比較的短時間で排泄される
3) ウランやプルトニウムは腎臓に行きますが、それは排泄のためであり、だから早期に排泄される
4)ウランを間違って飲んだ例では、障害がでていない、

人間は必要なものは取り込み、不必要なものを排泄する。

例えば人間の血液に必要な「鉄」を考えますと、鉄の放射性同位体が体の中に入ると、人間の身体は「放射性かどうか」を見分けることができないので、その鉄を体に取り込む。
体に取り組むとずーっと放射線を浴びることになる。

逆に、ウランが入ってきてもどこに使っていいかわからないので、すぐ排泄してしまう。

福島原発からプルトニウムか飛散しても、これまで通り放射線の強さに注意していれば大丈夫。

3号炉については、やはり2.5倍程度の数字は必要。
プルトニウムを燃料とする軽水炉の大事故が初めてであるため。

(上記サイトをまとめました)

このブログの内容は正しいでしょうか。それともおかしいところはありますでしょうか。

A 回答 (5件)

リタイヤ間近のオールド化学者です。


自分たちが学生時代の放射化学の授業、実習では、プルトニウムとは、極めて毒性の高い、大変とりあつかいの難しい元素であり、その点が、ウランとは大違いである。と言われていた記憶があります(40年前)。
その毒性が果たしてどんなものか、確かに具体的なデータを見た記憶がありません。
今回、これまでの活動を厳しく糾弾されているとはいえ、一応国の原子力安全行政のトップである原子力安全委員会の委員である武田邦彦氏のブログをご質問者にご紹介頂き、現時点での科学的なデータという点では、ウランと異なって特別な毒性を有する元素ではなく、通常の放射性元素と同様の危険性を有するだけ、ということをお聞きし、「まさに目から鱗です」。たしかに北朝鮮は言うに及ばず1945年から、大量のプルトニウムが世界各国で生産され(軍事用がメインだが、最近は発電用も増えつつあるのでしょう)特段の毒性に関するトラブルの報告がないことが、その証明ではないでしょうか。武田先生たしかに種々物議をかもす発言をされる方ですが、今回は案外正解なのではないでしょうか。
Wikipediaなどを読むと、真逆のことが書いてありますが、それは一に半減期が長い放射性元素と体内に取り込まれると排泄しがたいという観点での推定である、武田ブログは、そもそも天然界に存在しない人工物は体内に取り入れられても代謝系にとりこまれずすみやかに排泄されるため、プルトニウムが特別猛毒とは少なくとも放射線障害の面では言えないというご主張です。 化学的な毒性ふくめこれまで長年にわたり、複数の国家で、相当大量に取り扱われてきたことを勘案すると、どうも武田説は拝聴に値するのではないかと、小生は考えています。

もちろん放射性元素としてウラン235と同様極めて危険であるということにかわるはありませんが、

ご質問への回答は「案外正しそう」です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

化学者さん、回答をありがとうございます。

>その毒性が果たしてどんなものか、確かに具体的なデータを見た記憶がありません。
>大量のプルトニウムが世界各国で生産され(軍事用がメインだが、最近は発電用も増えつつあるのでしょう)特段の毒性に関するトラブルの報告がないことが、その証明ではないでしょうか。

そうなんですか。

この件について、いろいろググってみたのですが
一様に危ない、というばかりで
具体的なデータを示したものがないんです。


長崎の原爆はプルトニウムであったとも書かれていました。
長崎で被爆された方の苦しみはたいへんなものであったと思いますが
長崎の例をみても、角砂糖5個で日本全滅はいささかオーバーであるように思います。

福島3号炉はプルトニウムを用いているそうですね。
これも武田先生のブログから知りました。
他にそういう報道は聞いていません。

たしかに危険であることは確かですし、経験したことのない事態なので慎重になる必要はあるでしょうね。

原発周辺に住んでおられる方々には十分注意していただきたいです。
けれど、政府や保安院、東電からの情報、少なすぎます。

武田氏のブログは毎日更新されているので、読むのが日課となっています。

お礼日時:2011/03/28 17:50

ちとサイトを見てみましたが....


「ウラン235を核爆発させますとプルトニウムはできます」って, どういう操作なんだろう.

普通核燃料としてのウランでは燃料として使える 235U は 3% くらいに濃縮されています (残り 97% は, まあ 238U だと思って問題ないだろう). んで, 「235U を核爆発させ」て Pu ができるかというと, そんなことはないです. 常識的には
238U に中性子があたってできる 239U が 2回の β崩壊をへて 239Pu
でしょう.

長崎に落とされた原爆は, この 239Pu だったはず.

余談ですが, 239Pu は α崩壊して 235U になります... あ, SF のモードもちょっとあるか.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たこさんさん、回答をありがとうございます。
>238U に中性子があたってできる 239U が 2回の β崩壊をへて 239Pu
なんですね。
理数系はよくわからないんですが。

そもそも発がん性のあるなしは、どうやって決めるんでしょう。
友人はマウスを使った実験の結果じゃないか、と言っていますがどうなんでしょうか。

もしそうであれば、武田氏が言うように、少ない被曝例をとりあげても意味がないようにも思いました。

お礼日時:2011/03/29 10:27

「発癌性の有無」は, 基本的には動物実験の結果で決まります. 「明らかにヒトにも発癌性がある」ことがわかっているものは簡単ですが,

そうでないものが「ヒトに発癌性があるか」をヒトに対して実験するわけにはいかないよね.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たこさんさん、2度目の回答をありがとうございます。
やっぱり友人のいうように、動物実験で「発癌性の有無」を調べているんですね。
放射性物質もそうですか。
過去の例などで結果的に人体実験になってしまった
(発癌性があることがわかってしまった)
というのもあったようですね。
プルトニウムについては人体実験していないのでよくわからん、ということなんでしょうか。
プルトニウムの動物実験はしていないんでしょうか。
まー、動物と人間は違うので、結果が異なるということもあるようですが。

お礼日時:2011/03/30 09:57

根本的にこの人は核分裂って言葉を知らないのかって言いたくなりますね。

知らないわけは無いけど。
運転中の発電所で起こっているのは核分裂で起きている臨界で核爆発ではありません。

あとプルトニウム=3号炉と勘違いしそうな文面ですが、
通常のウラン燃料の他の発電所も、常に運転中にウラン238からプルトニウムが作られ核分裂をしています。
あらゆる原子力発電がプルトニウムも燃料とされているわけで、特にMOX燃料に注目する理由が判然としません。

この回答への補足

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6% …

上記ウィキペディア・福島第一原子力発電所の項目にに
3号機 ・・・燃料 MOX燃料 (プルサーマル)
とありました。

使用済み核燃料からプルトニウムをとりだしてウラン用の原子炉で燃やす
という私の認識で間違っていないということですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB% …

上記ウィキペディア・プルサーマルの項目には

●プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
・・・プルトニウム燃料は一部なんですね。

●通常、軽水炉ではウラン235とウラン238を混合したウラン燃料(二酸化ウラン)を核分裂させることで熱エネルギーを生み出すが、ウラン238が中性子を吸収し2度のβ-崩壊を経てプルトニウム239が生成され、そのプルトニウム239自体も核分裂する。

その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行なわない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在し、ウラン同様に発電に利用されていることに注意)。

・・・おっしゃってるのは、この()内のことですね。

それに対し、プルサーマルではMOX燃料と呼ばれるウラン238とプルトニウムの混合酸化物 (Mixed Oxide) を燃料として使用する。
プルサーマルで使われるMOX燃料はプルトニウムの富化度(含有量)が4 - 9%であり、MOX燃料を1/3程度使用する場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。

・・・3号機ではMOX燃料はどの程度用いられているのか。
   ウラン燃料を用いる場合と、MOX燃料を用いる場合ではプルトニウムの量はどのくらい違うのかが気になりますね。

補足日時:2011/04/01 11:48
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
原子力についての知識はゼロなので、参考になります。
核分裂という言葉の使い方が間違っているんですね。
筆者の方は専門家でたしかに知らないはずはないと思います。
>プルトニウム=3号炉と勘違いしそうな文面ですが、
勘違いしていました。
使用済み核燃料からプルトニウムをとりだしてウラン用の原子炉で燃やす計画があると聞いていたので
それを3号炉で行っているのかと。
確認の必要がありますね。

お礼日時:2011/04/01 10:39

オーストラリアでは、イギリスによって、過去に12回もの地上での原爆実験が行われました。

 小さいものを含めると600回にも及ぶそうです。

当然、プルトニウムなどの放射性物質が全豪にばら撒かれたようです。 しかし、だからといって、オーストラリア人の癌発生率が日本に比べ多いわけでもなく、また、平均寿命が極端に短いわけでもありません。(2008年のものを見ると、日本人の平均より1歳少ないだけ) そう考えると、私は、武田先生のおっしゃっていることは正しいと思います。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

広島の原爆はウラン、長崎の原爆はプルトニウムだったそうです。

オーストラリアの原爆実験はどちらだったんでしょうか。

お礼日時:2011/04/05 10:00

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!