アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

 趣味でバイオリンを習い始めて9ヶ月になります。
 バイオリンのビブラートの練習をしていますが,なかなかうまく弾けません。何か良い練習のコツがあれば,お教え下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

都内の音大でバイオリンを勉強してます。


ジュリアードのメソッドがおそらくマスターしやすいと思うので、ご紹介します。
私はこれで、ビブラートが得意分野になりました。

よく使うビブラートは2種類あります。
一般に、手首でかけるもの、肘でかけるものと分けます。

ビブラートを効果的にかけるには、
その曲・場面に合ったものを選ぶ必要があります。
細かく早い、細かく遅い、大きく早い、大きく遅い、など。
そして、肘でかけるのか手首でかけるのかも選びます。
力強いG線のフレーズや重音は肘の方がいいし、
高音で滑らかに歌い上げるなら手首かな。

基本的には手首の方がかけやすいし応用がききます。
手首ができるようになれば、肘もすぐかけられるでしょう。

手首のビブラートとは、手首を支点にして手を奥に倒し、戻すビブラートで、
肘のビブラートは、肘を支点に、手首を曲げず、手を倒して戻します。

ビブラートは「かける音」より半音下に向けてかけるのが基本です。
基本の音を抑えてから、手を奥(渦巻き側)に倒し、
それによって、指が伸び縮みして、抑えている面が傾き、音が半音下がり
元に戻せば音が戻りますので、繰り返せばビブラートになるわけです。

下にかけると音程が低く聞こえるように思いがちですが、
人間は波長の上の音を「その音程」ととらえるので大丈夫です。
ただし、手がちゃんと戻っていなければ別ですが。

練習の仕方はどちらも似たようなものです。
意外かもしれませんが第4ポジションあたりで練習します。
第4が辛ければ第3ポジションでもおそらく平気です。

まず支点を固定します。
・手首ビブラートの場合、手首が楽器の胴についた状態。(手首が支点)
・肘ビブラートの場合、上記+テーブルか何かにで肘をついて固定。(肘が支点)

この時、手首から肘はまっすぐにして、曲がっていないようにします。
その状態で、音を押さえ、支点は固定したまま、手を倒して音を半音下げます。
・手首ビブラートの時は手首を楽器につけたまま手首から上を倒す。
・肘ビブラートの場合は肘をついたまま曲げ伸ばしし、手首は真直ぐのままです。
 感覚で言うと、手首をつけたり離したりするような感じになります。

第4なので、音で言うと
1なら「ミ・#レ・ミ・#レ」です。

手を倒す時には、指が、しっかり曲がったり伸びたりするように心がけます。
曲がったままでも、伸びたままでも、ビブラートはかかりません。
押さえたまま指が伸縮すれば、抑えている場所も傾くので、音程が変わります。

かけるときは、押さえる指だけでなく、他の指も添える程度に弦につけます。
4の指は弱いので、3の指で補助します。
3の指でかけ、4で音程をつくるくらいのつもりでいいでしょう。

ひと弓で、ゆっくり
「ミ・#レ」を1セットとして2セット(ミレミレ)。各指で同じ事をします。
そして、だんだん「ミ・#レ」の数を増やしていくのですが、
増やす前に、リズム練習として
「ミーレ、ミーレ」という付点のリズムと
「ミレー、ミレー」という付点のリズムで弾きます。
(表記がしづらいので、レの#を書いてません)
できたら、ひと弓に3つ(ミレミレミレ)4つと増やしていきます。

増えていけば、自然、速度も速くなり、
全弓で10個も入れればビブラートにきこえます。
これを身につけると、早い、遅い、大きい、細かいが融通がきくでしょう。

わかりにくくてすみません。
力を入れた、痙攣のようなビブラートにならないようにしてください。
ビブラートは、日本では細かすぎる傾向にあるようですので
少し大きめ(半音下の音が聞きとれるくらい)でいいと思います。
長々失礼しました。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

 ご丁寧なご回答ありがとうございます。だだ,主婦の私には少し難しい説明で……でも,練習していくうちに,なるほどと思うことが出でくるように思います。
 根気良く練習して,何時かうまく出来るようにがんばってみます。
 

お礼日時:2003/10/06 19:50

ビブラートはバイオリンを弾いてる人なら誰しもが手に入れたいテクニックの一つですが、焦って習得するものでもないと思います。

No.3の方が的確な練習法を紹介してくださっているので、この練習法できっとうまくできるようになるでしょう。

ただ気をつけなきゃいけないのはビブラートによって音程をごまかしてしまう癖をつけてはいけないということです。音程を確実に完璧におさえられるようになってからビブラートの練習に入ることをお勧めします。

また、No.3の方もおっしゃられていますが、手首からかけるものと肘からかけるものがあります。この二つの音色は全然違います。日本では多くの方が手首からのビブラートをかけています。手首からかけると、そのかけた音はすごくハッキリと「ビブラ~ト~」っといった感じになります。ソロ奏者はこのようなビブラートを多用しますし、オーケストラ奏者はあまり手首からかけることはあまりしません。

このようにビブラートはみんなができるテクニックでありながら、使い方などはとても難しいですし、音楽的なことになるととても重要なものになってきます。まだ楽器をはじめられて9ヶ月だそうですので焦らず、自分の音にあったビブラートをさがしてください!!

頑張ってくださぁい!!!
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 アドバイスありがとうございます。私にはまだちょっと早すぎたのかもしれませんね。まず,もっと音程を確実におさえられることに力を入れて練習をした上で,ビブラートの練習をがんばってみたいと思います。

お礼日時:2003/10/06 19:57

まずは手首を柔らかくしなくてはなりません。


ドアをノックするように手をグーにして拳を振って見て下さい。
次に指を指板の上に一本のせ(中指が比較的簡単)手を前後に動かしてみてください。最初はゆっくりでだんだん早くできるように練習して見て下さい。
指は卵を握るような感覚で、決して伸ばして突っ張らないように気をつけてください。
支点を動かさないよう、動かすと音程が悪くなります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 具体的なご回答ありがとうございます。
 大変,参考になりそうです。頑張って練習したいと思います。

お礼日時:2003/10/05 15:51

最初はゆっくり指を動かす練習をしたらいいのではないでしょうか?地道な努力です。

テンポ120くらいから、少しずつ早くしてみるとかね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 早速,ご回答ありがとうございます。
 何でも,早道は無いという事ですね。地道にやって行こうと思います。

お礼日時:2003/10/05 15:47

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!