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万が一、プルサーマルが最悪の事故を起した場合を想定しています。

最悪の事態というのは、炉心が溶けてしまう、あるいは爆発してしまうような場合だと思います。(よくわかりません)
もしそのようなことが起った場合は、普通の軽水炉より被害は広まるのでしょうか?

チェルノブイリでは汚染がひどく広がりました。
なぜあんなに遠くまで汚染がひろがってのか疑問ですが、プルサーマルでも同じことが起るのでしょうか?

プルサーマルは危険だということを聞いたので、気になりました。
宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

炉心溶融などのメチャクチャな事故になれば、同じですね。

燃料の毒性なんか関係なく、蓄積した放射性物質の影響がほとんど全てでしょうから。

ただ事故を起こす確率がちょっとばかり高いんじゃないか?という見解と、同じだ(または事故の確率は無い)という見解はあると思いますが。

チェルノブイリは、減速材の黒鉛が猛烈な火災を起こし、その上昇気流に乗って放射性物質が拡散したことが被害範囲を広げた原因です。

軽水炉では黒鉛火災は絶対に起きませんね(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>燃料の毒性なんか関係なく、蓄積した放射性物質の影響がほとんど全てでしょうから。

 知りませんでした。燃料は露出してもさほど害がないということでしょうか?

>軽水炉では黒鉛火災は絶対に起きませんね

 軽水炉で火災がないとすると、考えられるもっとも悲惨な事故はどのようなものでしょうか?

お礼日時:2003/10/17 23:16

>燃料は露出してもさほど害がないということでしょうか?



いや、核燃料物質も日常的なレベルではじゅうぶんに毒であり害があるんですが、「原子炉の最悪の事故を想定」した場合には、蓄積された放射性物質が撒き散らされることの影響の方が桁違いに大きい、ということです。

そして、原子炉に蓄積される放射性物質は、ウラン燃料で運転しようとMOX燃料で運転しようと、同じことだという意味です。
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No.1です。


>中性子が問題になりましたね。プルトニウムも同じでしょうか。
専門家ではないのに一部間違っているかもしてませんが、私の知識では、放射能被害とは放射性物質が放つ放射線、具体的にはアルファ線・ベータ線・ガンマ線・中性子線が人体に悪影響を及ぼす事です。この内アルファ線とベータ線は物質の透過性が低く全くではないのでしょうが、あまり人体に被害を出さないはずです。
逆にガンマ線と中性子線は透過性が高く人体に被害を出します。
先の回答で簡単に述べたウランとプルトニウムですが、それぞれ数種類ありプルサーマルで使用するプルトニウムは特にガンマ線の放射が大きいものだったはずです(中性子線についてはちょっと分かりませんが、ウランより低くは無いと思います)。No.1の回答で私が書いた毒性とはこの事です。
このプルトニウムは先にも書きましたが還元期(簡単に言うと放射線を出さなくなるまでの期間)が長いため長期間(少なくともウランよりは長い期間)辺りが放射能汚染地域となってしまいます。
と、いかにもプルサーマルが危険なように書きましたが、実際サーマルではウランが燃料となりますが、結果として核分裂後にプルトニウムが生成されてしまいます。このプルトニウムはプルサーマルの燃料となるプルトニウムよりガンマ線の放出量は少なかったはずですが、十分毒性が高いもので現時点では、保管するかプルサーマルの燃料に使用する他、解決策の無いものです(世界各国でもこの取り扱いは2分されています)。
と言うことで、何かあった場合はどちらもかなり危険です。
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分る範囲でお答えします。


サーマルとプルサーマルの大きな違いは燃料物質です。サーマルはウラン、プルサーマルはプルトニウムを利用するのですが、簡単に言うとウランよりプルトニウムの方が毒性が高いのです。同量の質量であればプルトニウムの方が放射線値が高く、そのため還元期も非常に長いので事故が発生した場合にサーマルより被害が大きくなるであろう事はまず間違いないと思われます。
その他、プルサーマルが危険と言われるのはサーマルよりもいろいろな面で技術的に高い精度を必要とする為です。現在の科学でこれらを本当に全てクリアしているのか疑問が残っています。

ちなみに、チェルノブイリで事故の遭った原子炉は日本の軽水炉とは違う物です。(減速材に黒鉛を使用しているため軽水炉より制御が難しい物のようです。)ご存知でしたらすみません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>同量の質量であればプルトニウムの方が放射線値が高く、そのため還元期も非常に長い

危険そうですね。JOCの臨界事故は中性子が問題になりましたね。プルトニウムも同じでしょうか。

お礼日時:2003/10/17 23:13

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