アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

放射線の被爆が問題になっています。幼子がいるので、家庭に1台購入しようと思い、いろいろデータを集めていますが、アキバで売っている数万円クラスは、大体の目安しか測定できないとか、「風評」が聞かれます。信頼出来る線量計は、価格で評価するのもおかしいのですが、大体、いくら位のものを購入すればいいのでしょうか? 専門家(原子力委員会や、大学の専門部署の方)は、どんなキカイを使って測定されているのでしょうか?
全くの素人です。分かり易い解説をお願いします。

A 回答 (6件)

専門機関が使用する携帯用の放射線量計は、検出素子の大きい物が用いられてます。


よくあるのは、検出器とメーター部が2つに分離している大きなヤツをTVでも良く見ますわね。(← このタイプの物は昔なら十数万円程度からあったはずですが、今はもっと値が上がってますね)
アレを携帯用に使用し、更に固定基地にはもっと大きな屋外据え置き型とか、食品測定用の金庫型測定器とか(← コチラの方は数百万円とか)。

それに比べて、数万円から10万円前後で入手できる家庭用の携帯線量計の測定値の数字は、絶対値としては、それほど信頼の置ける数字ではありません。
専ら、どの場所が、どこより、どれだけ高いか、を知るための機器ですね。その測定値は「相対的」な評価に用いられるべきです。

自分で測定してみたら公共機関の発表する測定値より随分高い数字が出てきて、インチキだ!と騒ぐ事も出てくるわけですが、公共機関は細かな影響を避けて出来るだけ低めの数字が出るように努力してます。(諸般の自然的影響を避ければ、必然的にそうなります。)


身近なアチコチに放射線量の高い場所がある環境ならば、家庭用の放射線量計があると便利なことがあります。
それによって生活を改善できるし、どういう場所に近寄ってはならないか、学習できます。
また反対に、どこもかしこも放射線量の高低がない環境なら、家庭用の放射線量計では無駄になるケースも考えられます。(← 原発事故の影響が無い地域ならこうなりやすい)

私も家庭用の放射線量計を持ってますけど、2階では0.11μSv/hで安定して測定できてます。(これは公共機関の発表よりずっと高い数値です)
1階のテーブル上では若干測定値は上昇して0.11~0.13、なおかつ少し変動しています。屋外に出るともう少し上昇して0.14~、かつ変動幅が大きくなります。
雨水の溜まる場所や舗装路の上で0.2弱。
つまり、こんな環境では放射線量計は必要なし、、です。原発事故の影響はないと言われている地域です。

また、家庭内での放射能簡易検査で危険判定された食品は、私の家ではまだありません。
というか、怪しい食品は買ってこないので。
ですが中には家庭用計測器で、キノコの高レベル汚染や腐葉土の異常汚染を発見した人も結構多い模様です。
一般的に言って暫定規制値を遥かに超えた放射能汚染食品は、家庭用測定器でも即座に判定可能ですが、微妙なレベルの汚染の判別は検査時間が長引き、バックノイズの影響もあり、また核種判定も無理ですので、家庭内で更に専門的な設備を構築する必要もでてきます。


まとめておけば、
家庭用の携帯線量計は、次のような時に役立ちます。

1.身の回りの環境が安全だと知りたい時
2.危険な場所と安全な場所の判別をつける時。
3.身の回りに危険場所がないか、探し回る時。
4.食品や身につける物の中に、暫定規制値を遥かに超えたような高レベル汚染物がないかを検査する時。

ですから、身の回りが全て安全だと分かっていて、周囲に危険場所が絶対無いと確実視され、食品等の高レベル放射能汚染は気にしないのなら、放射線量計は必要ありません。
    • good
    • 0

あ、それから蛇足ですが、放射線量計の性能を価格で判断するのはやめたほうが良いです。


現在ではどうかは知りませんが、ここ最近は放射線量計の在庫が不足し、価格も上昇傾向にありましたので、悪質な業者および便乗のセミプロが不当に高額な値を付けてNET経由で売りさばくケースが多々ありました。

NETで調べてみても、片方で数万円で売られ、同じ商品がもう片方で20万円で売りに出されていたり。
或いはその頃の通常価格5万円前後の品を「大サービス中」と称して15万円で売っていたり。
そんなことはザラでしたよ。
高ければ性能が良いと錯覚するような傾向もありましたから。


また、他の回答者も触れていますが、家庭用の使用に適さない測定器もあります。
測定レンジが高すぎて使い物にならなかったり。米国製の黄色い大型器で核戦争用または核実験後処理用かと思われるゴツイものが安値で売られてますが、使い物になりません。


業務用や証明用に使うのでないのなら、手ごろな価格の家庭用携帯測定器でOKかと。
ま、しかし、TV等で拝見すると、検査機関が行なう海外輸出用の証明書用に家庭用携帯測定器を使用している例もありますんで、全ての家庭用測定器がまるでデタラメなわけでもないですし。

これまた蛇足ですが、場合によってはガイガーカウンターよりはシンチレーションメーターのほうが測定数値が安定したり、公的機関発表の数字に近い検査結果が出るかもしれません。
    • good
    • 0

測定方法と測定時間が問題なのです。



交通量を測定することを考えてみてください。
ご自宅の前の道路を測ってみましょう。

Aさんが、自分の家の中から外を見たら自動車が1台走りました。
Bさんが、自分の家の中から外を見たら、自動車は1台も通りませんでした。
さあ、Aさんの家の前とBさんの家の前とではどちらが交通量が多いのでしょうか?

Aさんが見るのをやめたあと、ずっと自動車が通らないかもしれません。
Bさんが見るのをやめたあと、立て続けに何台も自動車が通るかもしれません。
ですから、ある程度長い時間通りを見続けなければ、交通量がどの程度なのかはわかりません。

放射線の測定でも同じことが起きます。最低でも1時間程度は測定を続けなければ正しい結果は得られません。測定中に測定器を動かしてはいけません。東に向けたり、南に向けたりすると、測っているものが変わってしまいます。地面からの高さも変えてはいけません。文字盤に夜光塗料の付いた時計を持っている人が近くを通ると、夜光塗料からはかなりの量の放射線が出ていますから、その影響で数値が変化してしまいます。その場合はたぶん最初から測定し直した方が良いかもしれません。

昨日の測定値と今日の測定値を比較するときは、測定器を置く場所、方向、高さ等は昨日と同じでなければなりません、でなければ測るものが異なってしまいますから、結果も違ってしまいます。
こういう厳密なことをしなければ、正しい結果は得られません。


測定器の精度ですが、これも上記と同じ問題を含んでいます。
測定器メーカーは測定器を作った後、この精度を調べたいのですが、そのためには標準の放射線源を1時間測定してみて、正しい値より多く出てしまったら数値が少なくなるように調整をしてからもう1度1時間測定をして正しい値になったかどうか確認をし、少なくなりすぎたらちょっと多くなるように再度調整をしてもう1時間測定をして・・・ということを繰り返します。ですから、1台の測定器の調整に数時間かかってしまいます。標準放射線源は放射線を出すわけですから、これを1つの工場にいくつも置いておくのは危険です。ですからあまり沢山は持っていません。ですから同時になん百台もの測定器の調整をすることができません。せいぜい数台から数十台程度です。

1台数万円程度の測定器はこういう調整はしていません。できないのです。だから安いのです。「ご自分で標準線源を使って調整をして使ってくださいね」という商品なのです。50%程度の誤差はあると思ってください。

正確なものを買いたいのでしたら、「較正済み(こうせいずみ)」のものをお買いになると良いと思います。正しい値を表示するように1日程度かけて調整をしてある、という意味です。たぶん「精度〇%いない」というような表示がしてあると思います。
価格の差は調整の手間の差です。そういう測定器を使って最低でも1時間以上測定して平均を取ると良い値が測定できると思います。「平均を取る」というのは、0.14μCVが1回で0.18μCVが3回で、ではありません。0.14μCVが13.5秒で0.18μCVが24.6秒で、というように時間を測定して平均を取ります。ですからつきっきりで時間を測定し続ける必要があります。

専門的に測定する場合は、時間を追って記録しそれをプリントして出力するような機能の付いたものを使います。ですから高価ですし、大型です。
    • good
    • 0

はっきりと言って、測定器はその測定方法で出て来る値がまるっきり変わりまるっきりあてにならない数値で怖がるだけの可能性が大きくなりますので、単に買ってくれば使えると思われている方には、お勧めできません。



ここいくつだろう?
スイッチを押して。ハイ、いくつです。
じゃないんです。

放射線量なんて、短時間で測ろうとすればするほど誤差が大きくなります。
1日とかのスパンで、積算して、平均値を出すと、結構平均した値に収まります。

具体的に書けば、
1日の間で、ぽつぽつと測ると、0.19、0.12、0.18μSv/hと言う値が出た年ます。
でもこれを24時間積算し、1時間当たりを計算すると、0.14μSv/hになったりします。
この状態で、0.19だからと大騒ぎする意味はありません。

ガイガーカウンターは、短時間での放射線の数を単に数えているだけですので、たまたままとまって計測されたり、ほとんど計測できなかったりで、大幅に狂う事もあるのです。

たまたま多かった時や、たまたま少なかった時を測定しても、意味無いと思いませんか?

そういうのを良く理解された上で無いと、高い買い物をして単に混乱を起こすだけの物になります。

また、ネットや秋葉などで売られている物には、とてもひどい物が売られて居たりします。
まあ、測定器としては正しいのでしょうけどね。

0.1μSv/h単位でしか測れない物や、1μSv/h以上しか測れない物なんて言う物まで販売されて居ます。
くれぐれも、こういう物は買わない様にされてください。

ただ、買ったとしても、上の様に、同じ場所でも絶えず数値は判って行きますので、その平均値を見て行く必要があります。
それが理解出来ないうちは、購入しても、大騒ぎするだけのタネになるだけで、役に立たない事になりますので、ご注意されてください。
    • good
    • 0

測定機器というのは、いくら精度や正確さが良くても、正確な測定を行うには使用者側で充分な保守管理を行わねばなりません



天秤でもそうですが、物を皿の上に乗せれば値はでますが、それが正確かとなると??です。
すなわち、天秤ですと基準分銅を購入し、それにて点検を行い、誤差がいくら以内であること...などの基準を満たしていなければなりません。
すなわち測定機器本体のみを購入して「正確な値」などと言ったところでお笑いにしかなりません。

正しい測定の為には、適切に点検され検査されて合格した機器を用い、正しい測定方法で測定しなければなりません。素人さんには難しい~不可能なことと思います。

ただし、簡易検査で「だいたい」の値を知るのであればOKですが、精度や正確さが低いのは言うまでもありまえん。
    • good
    • 0

最近あちこちで発表されている簡易型(1万円程度)はホントに目安程度だけど、そうでないそこそこのモノなら参考になるんじゃないのかな?



校正しないと正確な値にならないのは、高額でも安いのでも同じ。
どちらにお住まいか不明だが、地域の自治体で線量の測定結果が公表されていますね、そして測定箇所も。
ならば、購入した機器でその測定箇所の線量を測定する。

そうして自治体発表値とあなたの機器の測定結果との差をその機器の偏差と考える。

偏差が小さければあなたの機器で測定した結果をそのまま信頼できるモノと考えられるし
何度か試してその偏差が一定なら、あなたの測定値にその偏差分を加算または減算して信頼できる測定結果にする。

1割2割の差は生じる事が多いようだが、さすがに桁が違うようなポンコツはそうそうないんじゅないかな?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!