撮影したはずのデーター消える

Question

はじめまして。先日フジfineｐｉxS100FSで、オリンパスＸＤカードＭ２ＧＢで２００カットほど撮影したのですが、最初から４０カットぐらいまでのデータが消えていました。画像表示を確認して撮影していたので撮れていないということは、ないと思いますが、原因がわかりません。
その後も同じ撮影状態で問題なく写っているのですが・・こんな事ってあるのでしょうか？
データーはすべてＪＰＥＧで、データー復旧を試みましたが、残っているデーターと前回撮影したデーターしか復元できませんでした。別のフジＸＤカード２ＧＢでテスト撮影しても問題ありませんでした。
やはりデータの不具合でしょうか？それともカメラの不具合でしょうか？どなたかご教授、アドバイスを頂けますでしょうか？宜しくお願い致します。

parts · Accepted Answer

メディアの記録容量一杯まで書き込んだ際に、一部が消えてしまうなら、それはNANDフラッシュ（記録メディア）の故障です。一度発生したら、もうその媒体は長期保存に向きません。また、記録したデータが化けてしまうことがありますので、処分されることをお奨めします。

これは、NANDフラッシュを使うシリコンディスクメディア（SSD、SDカード、コンパクトフラッシュ、MMC、ｘDピクチャーカード、USBメモリなど）に共通するのですが、NANDフラッシュは、エラーが発生しやすい記録媒体です。
この記録メディアは、電気信号（電荷）をセルと呼ばれる箱に収めることで、情報を記録します。
電気信号を収める箱は、当然ですが絶縁されていなければいけません。セルの周りは絶縁体となっています。

そのため、データを記録する入り口も、浮遊ゲートと呼ばれる特殊な絶縁ゲートとなっています。
そこに、電荷をねじ込むことで、記録するのです。

読み書きを繰り返していると、特に書き込みや消去を繰り返すと、浮遊ゲートの隙間が大きくなり、絶縁ゲートが壊れてしまうことがあります。これによって、入れた電荷がすぐに抜け出してしまうことがあるのです。これをビット抜けといいます。
また、電荷を入れる際に、過剰信号を収めてしまうビット化けも、NANDフラッシュでは頻繁にあります。
そのため、フラッシュメモリには予めとても強力なエラー訂正技術が登載されており、常用ではその影響が出ないように対処されているのです。

しかし、浮遊ゲートは1000回（MLC/1セルに多数のビットを収める場合)～10万回（SLC/1セルに１つのビットを収める場合）のどこかの範囲で、必ず寿命がやってきます。その寿命が来ると、ビット抜けがエラー訂正できる上限を超え、文字化けやデータが消えるといった不具合に繋がるのです。
これが、来るとデータの修復はまずできません。業者でもビット抜けが多発した媒体の復旧はまず無理です。

尚、寿命が来るのを抑えるため、最新の媒体はウェアレベリングと呼ばれるデータ記録均衡化技術が登載されています。これは、同じ場所のセルに繰り返し書き込み、セルの痛みが一カ所に集中するのを避けるため、ランダムに記録する場所を変更する技術です。
これを使うことで、上限一杯に書き込まなければ、寿命をより延ばすことが出来るようになりました。
主に、SSDなどに使われています。

この点から、メモリカードは寿命があるので同じメモリカードをずっと挿して使うよりは、毎回ローテーションする方が、全体的に長持ちします。また、必要以上に消去やフォーマットはしないことです。メモリーカードに対するディスクの最適化は持っての他ですから、気をつけて下さい。そして、何より大事なのはおかしいと感じたら、さっさと別の媒体を買うことです。同じものをけちけち使うと、データの消失が増えるだけです。

いかがでしょうか？

k-josui · Answer

> 別のフジＸＤカード２ＧＢでテスト撮影しても問題ありませんでした。
メディア（メモリカード）のトラブルではないですか？
一旦そのような症状が出たメモリカードは信頼出来ないので、使用は避けた方がいいと思いますよ。

RTO · Answer

よくある事例
・メディアカードではなく　本体側メモリーにデータが収納されていた
・メディアが論理的に混乱してデータを失った

撮影したはずのデーター消える

メディアの記録容量一杯まで書き込んだ際に、一部が消えてしまうなら、それはNANDフラッシュ（記録メディア）の故障です。

> 別のフジＸＤカード２ＧＢでテスト撮影しても問題ありませんでした。

よくある事例

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