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ヒストンデアセチラーゼ阻害剤って具体的にどう作用してるんですか?細胞周期に関与するCDKなどの活性を阻害するような話を聞いたような気がするんですが、それが抗癌の作用とどの様に関係あるのですか?頭の悪い私に教えてください(*_*)お願いします。

A 回答 (2件)

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?


「チェックポイントと新規抗癌剤開発」
http://www.cyclex.co.jp/home/jkeyword2f.html
(アセチル化)
http://www.mbl.co.jp/presspdf/cyclex.pdf
(医学生物学研究所)

さらに検索するとたくさんあります。

ご参考まで。

参考URL:http://www.cyclex.co.jp/home/jkeyword5f.html
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この回答へのお礼

本当に助かりました!ありがとうございます!!参考になるサイトを紹介してもらえたので、すぐに見る事ができてよかったです(^o^)//
本当にありがとうございました!!

お礼日時:2001/05/03 00:25

概念としてヒストンとはDNAを支えている柱のようなものであると考えてください。


そしてDNAはヒストンに巻き付いています。
これはDNAがマイナスの電荷を帯びており、ヒストンがプラスの電荷を帯びているためにくっついているのです。ヒストンはアミノ酸の一種であるリジン基をたくさん持っており、これがプラス電荷の本質なのですネ。
そのリジン基にアセチル基が結合すると、DNAはヒストンから離れてしまいます。くっつく相手を探しているRNAはヒストンを手放したDNAにくっつき、そこから遺伝子の複写が行われ、細胞分裂を起こすことになるのです。
ここまではご理解頂けると思います。
では、アセチル基がくっついたヒストンはいつまでもDNAから離れているのかというと、ヒストン脱アセチル酵素がヒストンにくっついたアセチル基をはずしてしまい、また、ヒストンとDNAとがくっついて、必要以上の細胞分裂をしないようにコントロールしているのです。
ということは、ヒストンをアセチル化する酵素の働きを阻害する物質は細胞分裂を抑制するということは理解頂けると思います。
では、ヒストンを脱アセチル化する酵素を阻害する物質は癌細胞の増殖を助けるのではないかという疑問が生じてくるでしょう。
おそらくuirouさんの疑問もそこにあるのではないかと思います。
癌細胞は異常なヒストン脱アセチル化をひき起こしていることが知られています。これは結果として癌抑制遺伝子である『p53』の活性を弱める作用を示すのですネ。
癌抑制遺伝子である『p53』はアセチル基をたくさん持つによりDNAと結合します。そして、RNAがやってきて遺伝子複写をしようとするのを妨害するのです。ここにヒストン脱アセチル化酵素が働くと、この癌抑制遺伝子の活性まで奪ってしまうのです。
癌細胞周辺に起きている異常事態は数多くあります。その異常を無くしていくことが結果的に癌のメカニズムの一つ一つを封じていることになるのですネ。
非常にラフな説明でしたが、このあたりで‥
以上kawakawaでした
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