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素朴な疑問ですが福島原発事故以前にも自然界には放射性物質が存在して
いて人間は放射線をあびているんだから原発事故以後大気に放射性物質が
撒き散らされて線量値が少しぐらい上がったとしてもそれほど人体に問題がな
いと思われます。

でも良く分からないのですが原発事故以後に放出された原子炉内で作られた
ヨウ素やセシウム134、137やストロンチウム89、90やプルトニウム238~241
などの放射性物質は原発事故以前の自然界にも存在していたのですか(正
確にはソ連やアメリカによる核実験やチェルノブイリ事故よりも前の時代の時で
す)?

もし存在していなかったならそれは人間にとって新たな脅威となるのではないで
しょうか?問題なのは放射性数値の大小よりどんなタイプの放射性物質が身
の回りにあるかではないのでしょうか?

A 回答 (7件)

内部被曝の問題として、


例えば自然放射能が人体内に総計で7000Bq存在しているとして、そこに人工放射能が同量の7000Bq追加されたら、体内放射性物質によって発生するガン化率が2倍の危険性を帯びる… という物凄いダメージが人体に及びますよ。

勿論当然、ガンは放射線によってのみ発生するわけではないが、放射線はガンの成因の一大要因になってる。
人間が自然に浴びている放射線が自然放射能だからといって全くガンにならないのではなく、それなりの確率で人体にガンを引き起こしている。
そこに更に新たに人工放射線が加われば、その確率が更に上昇していくという、、ごく当たり前の現象が起こります。

また、よく持ち出されるタバコの問題があるが、タバコを吸ってる方が原発事故の放射線よりも危険因子が大きい… という錯誤に満ちた解釈が時折見られますが、、
タバコはそもそも発ガン要因であり、それは中に含まれる有害化学物質と、中に含まれる放射性物質の両方によりガンを引き起こしているのであって、、、
原発事故以後はここに更に、人口放射性物質の危険要因が追加される。
福島産のタバコの葉ッパを原料に使用してプルトニウム入りのタバコが売りに出されたら、タバコを吸ってガンになるのは原発事故のセイだという事になって行きますよね。(今後は喫煙によるガン化率が急増するはずです)

放射能問題に限らず世の中の問題は、全て右か左かで割り切れるものばかりではなく、右も左も入り混じっての問題が多くある。
原発事故による放射能問題もソレです。入り混じって問題がある。
自然放射能と人工放射能を切り分けて、それらが別々の影響を人体に与えるのではなく、双方が複合して人体に悪影響を与える現象を理解し、それに対応しなければならない。

我々は自然放射能に順応して進化してきたが、ここに新たに人工放射能が追加された。
我々生物はまだそれに順応・適応していない。極めて問題が大きい。
特に、人工放射能は異常に「高濃度」に存在している場合が多い為、自然放射能の与える問題とは別の次元でその深刻さを考えなければならない。(自然放射能より人工放射能がずっと「濃い」ケースが多々有って危険… ということ)

というわけで、、
> 自然界には放射性物質が存在していて人間は放射線をあびているんだから原発事故以後大気に放射性物質が撒き散らされて線量値が少しぐらい上がったとしてもそれほど人体に問題がないと思われます。

これ、ちょっとばかり違ってますよ。

なお人工放射性物質による被曝問題は、その核種の特性に応じた対処が必要ですよね。その点は質問者さんの言う通りです。
質問者さんが例に挙げた中では、放射性ストロンチウムとプルトニウムが特に危ない。
放射性ストロンチウムはカルシウムの代用として人体の骨に一生に渡って取り込まれるので問題が大きい。
この放射性ストロンチウムを軽々しく見ていると、死にます。(良くあるのが白血病。核実験マニアだった米国では若い奴等がどんどん死んでいった)
プルトニウムもα線を出しつつ体外排出性が劣る場合があるので、毒性が強いですね。

この回答への補足

また質問ですが自然放射能とはどんなものがあり、どこにあるのですか?
思いつくのは地球外の宇宙からくる太陽から出るものです。
他に地球上にあるもので放射線を放つ物質はなにがあるんですか?

補足日時:2011/10/14 23:03
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この回答へのお礼

詳しく説明してくれてありがとうございます。無知な僕にとっては大変助かります。

お礼日時:2011/10/14 00:21

自然界にある放射線は、身の回りには、あまりありません。


原発の原料になるウランは、鉱山から酸化ウランとして採掘し、
科学的、物理的に濃縮してウランを精製します。
これは、他の鉄やレアメタルなどと、基本的に同じです。

なので、自然のウランが核分裂すれば、
放射性のヨウ素、セシウム、ストロンチウムなども形成されます。
ちなみに、プルトニウムは自然界にはないという説もありますし、あるという説もあります。

で、問題なのは、放射性物質(=放射能=放射線を出す能力)ではなくて、
ヨウ素やセシウムなどが核分裂するさいに発生する
α線、γ線、β線と呼ばれる放射線です。
これが、人体に悪影響をおよぼします。
なので、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムという元素が問題なのではなく、
悪魔でもその元素から出てくる放射線が問題なのです。
言い換えると、普通に身の回りにあるヨウ素、セシウム、ストロンチムは、
むしろ人体に必要なものです。
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あなたの頭の中でベクレルとシーベルトがどうやらごっちゃになってるようですね。



例えば、ほうれん草1kgにヨウ素131が2000ベクレル(Bq)あるとして、これを 2000 Bq/kg と表します。
これに「放射性核種に対する実効線量係数」(URL参照http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html)というものを用いてベクレルをシーベルトに換算します。
ベクレルの値にヨウ素131の実効線量係数(経口摂取の場合) 2.2×10-8 をかけ。

2000 Bq/kg × 2.2×10-8 Sv/Bq = 0.000044 Sv/kg

となります。
Sv/kg は 1kg当たりのシーベルト。
mSv(ミリシーベルト) や μSv(マイクロシーベルト) で表すと以下のようになる。
0.000044 Sv/kg = 0.044 mSv/kg = 44 μSv/kg
ベクレルは1秒当たりで定義されている単位ですが、換算されたシーベルト値は体内に取り込んだ放射性物質が体内に存在している間に人体に影響を及ぼすと思われる線量。
線量の積分期間は、作業者および成人の一般公衆で50年、子どもでは摂取した年齢から70歳まで。
摂取した放射性物質は時間とともに減少し、減少する早さは放射性物質の種類により異なります(各元素の半減期を参照)。

さて、あなたのその21万だかそこらのベクレルがシーベルトに換算するとどうなるのか?わかりますよねぇ?
それと、何シーベルトで人体に影響が出るのかと言うのも調べたほうがいいですよ放射線の危険性はベクレルなんて言うちんけな単位で考えるのではなくシーベルトで考えることです。
あと半減期も調べてください、ただ計算しただけでぎゃーぎゃー言われるのは嫌なので。
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すみません、下から6段目の「酸や塩」の部分ですが、まちがいです。


「酸や塩基」でした、ご注意ください。
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>内部被爆は政府の暫定基準値が500ベクレル未満なので食べ続けて累積していくと高い数値になって危険な気がします。


そのような状態で内部被爆を許容範囲内にするのはどうしたらいいのですか?

そうですねぇ、当たり前だろと言われそうですが汚染されたものを食べなければいいと思いますよ。
ちょっとアレかもしれませんが、線量計を持ってスーパーに行けばいいと思います。(笑)
まあでも、今じゃちゃんと検査してから売られているものが殆どですから大丈夫だと思います。
もし、どうしても嫌な場合は国外に行くか輸入品を食べればいいと思います。
それと「線量がちょっと上がったぐらいで」の部分ですが場合によりますね、必ずしも危険ってわけじゃないです。
そらね、この前みたいに床下にラジウム226がありましたってのは別として毎時~って言うのは同じ場所に1時間いてその数値なんですから、まったく動かずにその場所にいたらおわかりの通り危険ですよね?mojittoさんがやったみたいに年換算すればスゲー量になりますけど一年中同じ場所にずーっといるってそうそうないでしょ?そんくらいなもんです。

じゃあもし毎時500マイクロシーベルト出る場所があったとして、そこに留まっているとどうなるのか?
死にます。
具体的に言うと、前にも話しましたが放射線が通った体の部分のあちこちで酸や塩が作られます、で、全身の皮がズルッと剥けてビローンっとなります、次に段々体のほうもとろけて来てお亡くなりになります。どう?わかりやすい死に方でしょう?

ちなみに、放射線というのは何種類かの線?の総称です。
宇宙線、X線、そして放射性物質から出るアルファ線、ベータ線、ガンマ線なんかのことです。

この回答への補足

市場にでているものが全て検査されているとは考えられません。政府や行政の管理能力はそのくらい弱いと思います。それに検査されているとして500ベクレル/kg未満なんてかなり緩い数値なんで食べ続けて放射性物質が積算されていったら健康被害がいつかでてくるのではないでしょうか。
1日1.2kgの食料を食べたとしてそれに500ベクレル/kgを掛けて一年に換算するとおおよそ21万6千ベクレルの内部被爆になります。仮に半分と考えて250ベクレル/kgだと10万8千ベクレルです。
この数値が人体の安全の許容範囲なのかはわかりませんが、非情に心配です。
これでも日本のスーパーにある食料を食べていて安全と言えますか?

補足日時:2011/10/16 20:46
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まずサプリメントなどでも言えることですが、放射性物質も天然か人工かは関係ありません。



肝心なのは放射性物質の種類とその状態、その量です。
種類に関しては半減期、人体に取り込まれた際の生物学的半減期等が問題になります。
状態に関しては内部被爆の危険性が問題になります。
量に関しては自然界にある放射性物質の含まれた鉱石を濃縮したものを扱った施設が事故を起こしたので、言うまでもありません。

>線量値が少しぐらい上がったとしても
いえいえ。
毎時の放射線量を年換算してください。
すると放射線を扱う技術者の許容範囲を上回る線量を浴びる場所もあります。

自然界での放射線量は極少ですが、仮にこれを10倍しても極少に思えるでしょう。
しかし値ではなく何倍に増えたかを考えれば、結構とてつもないことです。
(料理の塩分を5倍にしたら、食べられないでしょ?)

で…
あっという間に致死量に達する場合以外においては、放射線と健康被害は確率の問題になってきます。
つまり多量の放射線を浴びていても被害がない人もいれば、少量でも被害を受けてしまう人もいます。
ただ、浴びる線量が多いほど健康被害を受ける確率は高くなります。
よって危険度の指標としては放射性数値の大小はとても大事な数値になります。

この回答への補足

僕は埼玉に住んでいるんで放射線数値は0.1μシーベルト/毎時なんで外部被爆は大丈夫ですが
内部被爆は政府の暫定基準値が500ベクレル未満なので食べ続けて累積していくと高い
数値になって危険な気がします。
そのような状態で内部被爆を許容範囲内にするのはどうしたらいいのですか?

補足日時:2011/10/14 23:20
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ものによりますが、危険度は結構変わってきます。


例えばラドン、知ってると思いますが温泉とかでラドン温泉とかあると思いますけどあれです放射能出してます、でも平気ですなぜでしょう?
放射線は体内を通過すると、細胞内の元素を勝手にO+とかOH+とかの酸に変えてしまいます、すると人体はそれを無害な物に変えて事なきを得ます。

しかし、なぜ浴びまくるといけないのか?簡単です、人体の処理能力が追いついてないだけなんですね。
だったら内部から浴びたらどうなるん?となりますが、内部被爆の場合は放射性物質が対外へ排出されれば大丈夫なんですが、あんまり多いと代謝しきれずに全身癌まみれでお亡くなりになります。
んで、今騒がれているセシウムですがあれは結構早く対外に代謝されるようで案外大丈夫らしいです。
私的には、体の重要な元素、ヨウ素の放射性同位体のほうがよっぽど危ない気がします。
放射性物質が撒き散らされても人体に影響はないって事はないですが、そこまで気にすることじゃないかと。人間の許容範囲超えなきゃいいだけですから。

この回答への補足

>そこまで気にすることじゃないかと。人間の許容範囲超えなきゃいいだけですから。
僕は埼玉に住んでいるんで放射線数値は0.1μシーベルト/毎時なんで外部被爆は大丈夫ですが
内部被爆は政府の暫定基準値が500ベクレル未満なので食べ続けて累積していくと高い
数値になって危険な気がします。
そのような状態で内部被爆を許容範囲内にするのはどうしたらいいのですか?

補足日時:2011/10/14 23:19
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この回答へのお礼

分かりやすい回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2011/10/14 23:05

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