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 ウィリアムジェームズが書いた「宗教的経験の諸相」の上下巻が岩波文庫から出ていると思います。この本を通読したのですが,次の文章が見つかりません。心当たりのところを再度読み直しましたが,やっぱり見つかりません。どこに書いてあるかを教えていただけないでしょうか。

<文章>
 「何か重大なことが起きたとき,人は皆,誰かがこのことについて何かしなければならないと考える。だが,自ら進んで何かをやる人は極めて少ない。大部分の人は,誰かが何かをしなければならない。だが,『なぜ私が』と自問する。ごく少数の人は『なぜ私がやらなくて良いのか』と自問する。」この二つの自問自答の間に人類の道徳的進化の過程が横たわっている。
<以上>

 元内閣安全保障室長の佐々淳行さんが書かれた本の中で,「自分がやらずに誰がやる」という文章に関連して「宗教的経験の諸相」の上記文章が引用されています。ですからどこかに書いてあると思うのですが,引用箇所が特定できませんでした。

 ひょっとして訳の違いによって,引用が見つからないのでしょうか。だとしても内容的には同一の部分があると思うのですが見つかりません。

 どなたか引用箇所を具体的に教えていただけたらと思います。(岩波文庫の何ページと教えていただけると助かります。)

A 回答 (1件)

岩波文庫は持っていませんが、原文を確認しました。



In the autobiography of that high-souled woman, Mrs. Annie Besant, I read the following passage: "Plenty of people wish well to any good cause, but very few care to exert themselves to help it, and still fewer will risk anything in its support. 'Someone ought to do it, but why should I?' is the ever reechoed phrase of weak-kneed amiability. 'Someone ought to do it, so why not I?' is the cry of some earnest servant of man, eagerly forward springing to face some perilous duty. Between these two sentences lie whole centuries of moral evolution."

ウィリアム・ジェームズの文章、というよりは、ウィリアム・ジェームズがAnnie Besant の自伝から引用したもののようですが。

それはともかく、Lecture 1の終わり近く、注7のあとです。
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この回答へのお礼

すばらしい回答をありがとうございました。
原文を確認するなど,私の能力では一生かかってもできないことです。
本当に助かりました。岩波文庫で該当部分の訳を確認したいと思います。

お礼日時:2011/10/24 07:59

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