「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

再びコンピュータ相手に原始棒銀で勝負をしましたが、今度も負けてしまいました。
今度は何がいけなかったのでしょうか?

手合割:平手
先手:あなた
後手:コンピュータ
▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲3八銀 △8四歩
▲7八金 △8五歩 ▲2七銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲8七歩打 △8五飛 ▲2六銀 △5五飛 ▲6八銀 △5四飛
▲3六歩 △4四飛 ▲5八玉 △7二金 ▲3五歩 △6四飛
▲3八金 △8二銀 ▲3四歩 △同 飛 ▲5六歩 △5四飛
▲5七銀 △4二銀 ▲3五銀 △3四歩打 ▲2四歩 △3五歩
▲2三歩成 △4四角 ▲3二と △同 金 ▲2一飛成 △3一金
▲2五龍 △3二金 ▲2二歩打 △同 金 ▲2四歩打 △3六銀打
▲3四龍 △3三金 ▲4四龍 △同 飛 ▲4六銀 △2四飛
▲2八桂打 △2七銀 ▲3五銀 △2五飛 ▲2七金 △同 飛成
▲5七玉 △2八龍 ▲6六玉 △7八龍 ▲7九銀打 △5四桂打
▲7六玉 △7五金打 ▲同 玉 △7四金打 ▲8六玉 △8五飛打
▲9六玉 △8七飛成 ▲9五玉 △8五龍 ▲投了
まで76手で後手の勝ち


※着手の意図

1~4
 初期状態。
5 ▲3八銀
 棒銀で攻める手。
7 ▲7八金
 早めに角頭を守る手
9 ▲2七銀
 銀を七段目に進出させた。
11 ▲8六歩
 このままでは△8七歩成▲同金△同飛とされるので、歩を取った。
13 ▲8七歩打
 △8七歩打とされる前に歩を打った。
15 ▲2六銀
 銀を6段目に進出させた。
17 ▲6八銀
 守りを強化した。
19 ▲3六歩
 3筋を攻めることにした。
21 ▲5八玉
 守りを強化した。
23 ▲3五歩
 △同歩▲同銀で五段目に進出する狙い。
25 ▲3八金
 このままでは相手が△3五歩としたら▲同銀△5五角とされそうなので、3七の地点を守る準備をした。
27 ▲3四歩
 相手が歩を取らなかったので、こちらが歩を取った。
29 ▲5六歩
 △5四飛▲5七銀で△5五角を防ぎつつ、左銀を攻めに活用出来る準備をした。
31 ▲5七銀
 5六の歩に紐をつけて、歩をタダ取りされるのを防いだ。
33 ▲3五銀
 △3四歩打とされるのは怖いが、その後▲2四歩△3五歩▲2三歩成でいけそうだと思った。
35 ▲2四歩
 △3五歩▲2三歩もしくは△同歩▲同銀とする狙い。
37 ▲2三歩成
 なんとか突破することが出来た。
39 ▲3二と
 当初は▲2二歩打もしくは▲2二とで攻める予定だったが、▲3二と△同金▲2一飛成△5二玉▲3二龍で金桂両方を狙うことにした。
41 ▲2一飛成
 桂馬は取れたが、相手が△3一金としたので金が取れなくなった。
そんな方法で金取りを防げたのか!!
43 ▲2五龍
 2八の地点まで下がると、△3五歩とされた後で△2六歩~△2七銀とされるのが怖いので2五の地点まで逃げることにした。
45 ▲2二歩打
 ▲2四歩打としたいけど△2二歩打で防がれそうなので、予め2二の地点に歩を打った。
47 ▲2四歩打
 垂れ歩で攻めることにした。
49 ▲3四龍
 △3三角▲5四龍△同歩▲2三歩成△同金▲2一飛打を狙うつもりだったが、相手に△3三金とされてしまった。
そんな方法で龍を殺せたのか!!
51 ▲4四龍
 せめて角だけでも頂くことにした。
53 ▲4六銀
 4筋を防ぐと同時に、銀を攻めにも活用させる手。
55 ▲2八桂打
 歩で防ごうと思ったらいつの間にか持ち駒に歩がなかったので、仕方なく桂馬で防ぐことにした。
57 ▲3五銀
 銀を取ったら飛車に成り込まれるだけなので、飛車を狙って横に逃げてくれないかなぁ~と少し期待してみる。
59 ▲2七金
 やっぱり飛車は横に逃げてくれなかったので、仕方なく銀を取ることにした。
61 ▲5七玉
 攻められる前に逃げることにした。
下に逃げるか上に逃げるか迷ったが、下に逃げると守備駒はあるけど逃げ道が無いので上に逃げることにした。
63 ▲6六玉
 急いで玉を逃したら金をタダ取りされてしまった。
相手は桂馬を狙っているものと思い込んでいたので、金取りになっていることを見落としていた。
65 ▲7九銀打
 角まで取られたらどうしようもないので銀で角取りを防ぐことにした。
67 ▲7六玉
 王手なので逃げた。
69 ▲7五玉
 王手なので取った。
71 ▲8六玉
 王手なので逃げた。
73 ▲9六玉
 王手なので逃げた。
75 ▲9五玉
 王手なので逃げた。
77 ▲投了


※後で確かめてみた変化手

39 ▲3二と
▲2二歩打だと△3三桂▲同歩△同角▲2一歩成,▲2二とだと△3三桂▲1一香△4五桂
▲2二歩打にすれば桂香両方を狙えた気がする。

50 ▲3四龍
▲2五龍だと△2四歩,▲2八龍だと△2七歩
どこに逃げても駄目みたいだ!!

61 ▲5七玉
▲6九玉△4九飛▲5九銀△4七龍▲5八角打△5九龍▲同玉△4八金▲7九玉△5七角打
下に逃げても駄目みたいだ!!

63 ▲7九銀
▲7九銀△5九飛▲6六玉△7四桂▲7五玉△6四金▲8五玉
金をタダ取りされなくても、やられる寸前であることは変わらないようだ!!

A 回答 (1件)

39手目の▲3二とが敗着です。

局面によっては成立する手筋なのですが、本局に限っては気前が良すぎました。銀損の代償に作ったと金ですから、もっと大きく育てなければならなかったのです。竜を作っても追われて自陣に引き下がるようでは攻めが続きませんし、桂を貰ってもどこにも使い道がありません。それに対し後手の持ち駒の銀はどうにでも使えます。桂銀交換の駒損のうえに、後手の飛車角がおおいばりで先手の角も使えていないので、ここから先は検討する意味がありません。後手陣がまだしっかりしているので2筋を破ったようで破っていなかったということなのです。

39手目は▲4六歩の一手です。一つは次に▲4五歩で角を殺す意味です。原始棒銀が角道を空けないのは角を使いたくないから、ではなく後手の角をいじめたいからです。だから、常に後手角をいじめる筋をねらわなければなりません。この局面では5四の飛車が邪魔で後手は▽5四歩と角の退路を開くことができない。また▲5六歩が待ち構えているので▽5五角とはできない。2二と3三はと金が待ち構えています。
二つ目の意味は▽4五銀を防ぐことです。▽4五銀とされると先手は次の▽5六銀の突進を防ぐことができません。▲5六歩▲5七銀は先手陣の要といってもよい重要な橋頭堡であって、これを失っては歩損以上の損になってしまうのです。
三つ目の意味は▽6五銀には▲4七金の応援でシャットアウトすることです。3八の金を働かせるために4七の空間をつくるという意味なのです。
以上、▲4六歩には3つの意味があります。将棋の着手は、このように2つも3つも意味がある手が好手になります。▲4六歩は自分が前に指した手を活かす手であり、後手が指した手を咎める手なのです。
後手の持ち銀を働かせてはいけません。▲4六歩の一手で▽4五銀と▽6五銀の2つの使い方を消すことになります。

▲4六歩とされたら後手はどうしましょうか。このまま角が歩で殺されてはたまらない。▽3四銀と受けたなら、今度は▲2四とと引き付けて銀が助かりません。このと金はそうやって有効活用しなければいけなかったのです。となると後手が角を助けるためには▽3六銀か▽3六歩か2つしかありません。▽3六銀には▲3七歩と催促します。▽2七歩▲同金▽同銀成▲同飛は一本道ですが、相変わらず▲4五歩で角を殺す筋が残っていて後手はお手上げです。最後の手段は▽3六歩です。▲4五歩は▽3五角と交されて面白くない。▲4五歩でできた空間に▽4六銀と打たれる手が嫌味です。歩は前にしか利きませんから裏を取られる展開にしては失敗なのです。ではどうするか。▽3六歩には▲2四とが好手です。今度はと金を使って▲3四とで角を殺そうというのです。後手はまた困ります。▽3七歩成▲同金▽3三歩と受けても、一時しのぎで▲2二歩で後手は指しようがなくなります。▽3三銀とぶつけて、せめて銀で勘弁してくれと来るかも知れません。ここで儲かったと▲同とではつまらない。ここは▲2五ととさらにひきつけます。この後2六、3六と先手はと金を動かしているだけで勝てます。と金は足が遅い駒ですが、それでも相手にそれ以上早い手がない場合は、十分間に合うのです。これを「と金の遅早」といいます。と金のスピードが間に合うかどうかの判断が必要なのです。▽3三銀も駄目では後は▽3五角とか▽2六歩とかやけくそみたいな手しか有りませんが、これも▲2五とで後手はお手上げです。

実は▲4六歩には、まだ2つの意味が隠されていたのです。四つ目の意味は▽3三桂から▽4五桂の活用を防ぐこと。五つ目の意味は▽3五角の時に▽5七角成を防ぐことです。

以上の通りです。▲4六歩の絶大な効果と、2三のと金の使い方をご理解いただけたでしょうか。将棋は決して駒の損得を競うゲームではありません。自分が前に指した手を活かす。相手が前に指した手をとがめる。自分の駒を働かせる。相手の駒を遊ばせる。そういうゲームです。

▲3二とは桂を取りながら飛車を成りこませるという意味がある手なのですが、▲2一飛成となりこんだものの▽3一金としかりつけられて引くしかなかった。それは▲3二とが▽4一金、▽4二銀、▽2一桂、▽4四角、▽1一香の全ての駒を働かせてしまったからです。それが▲3二とが悪手の理由です。

39手目の局面は手が広い局面です。▲3二と、▲2二と、▲2二歩、▲1二と、▲3四歩、▲3三歩、▲2四とのどれも有力そうだし、どれも攻めが続きそうにも思えます。しかし、どれも最善手ではありません。
ここはじっと▲4六歩が最善手です。その理由は既に説明したとおりです。

私が説明したような手の意味を考えながら指し進める習慣をつけてください。そうして実戦経験を積めば、0.5秒で▲4六歩を発見できたでしょう。本局のポイントは39手目で、この局面が全てです。

では健闘を祈ります。
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この回答へのお礼

39手目▲4六歩は考えもしませんでした。
3段目まで進出した後でも、常に角を狙わなくてはならなかったのですね。
この一手に4つも5つも意味があるとは驚きです。
出来るだけ一手一手の意味を考えながら指してみます。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/16 03:45

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