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脳機能の本を読んでいます。
いま大脳基底核の神経連絡経路のところ読んでいますが
その中に「抑制性」と「興奮性」の経路があると書いてありますが今ひとつ理解できません。
何が抑制され、興奮するのか?(神経細胞ですか?)またそれが抑制されたり興奮したりするとどうなるのか素人にわかりやすく教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。


大脳基底核といいますのは大脳皮質の運動命令による「随意運動」を処理する器官です。ここには「直接路(興奮性)」と「間接路(抑制性)」の二つの回路があり、これにより「随意運動の開始と抑止」を制御しています。

「興奮性神経接続」といいますのは相手細胞に興奮性信号を受け渡すことです。これに対しまして、自分が興奮することによって抑制信号を発するものが「抑制性神経接続」です。では、この抑制性細胞の働きを抑制すれば、相手細胞に対する抑制を解除することができます。これを「脱抑制」といい、大脳基底核ではこの回路が神経核と呼ばれる細胞集団単位で構成されています。
直接路は抑制性神経核の働きにより、普段は常時「抑制状態」にあります。そして、大脳皮質からの命令でこの抑制が解除(脱抑制)されることによって運動が開始されます。間接路といいますのは、この直接路の抑制を解除させないようにして運動の開始を抑制(阻止しようと)します。

直接路のON/OFFだけでも運動の制御は可能です。ですが、これはまだはっきりと解明されているわけではいないのですが、どうやら間接路がそれにブレーキを掛けるのは、行動の目的や報酬に対して損得勘定が働いたときではないかと考えられます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。なんとか理解でき、先に進めそうです。
それにしてもよくご存じですね。
感心いたしまいした。

お礼日時:2011/11/24 17:28

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