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みなさんは本を読むスピードはどれくらいですか?
僕は読書が好きなのですが読むのはかなり遅い方だと思います。難しめの純文学がメインとしても、文庫本で1分で1ページくらいです。基本的に頭の中で声に出せるくらいのスピードです。

こんな質問をしたのも速読に対して疑問を持っていたからです。数時間で一冊読み終える人もいるようですが、うわべのストーリーをかいつまんでいるだけなんでしょうか?僕にはそんなに早いスピードで頭が追いついていく理由が見当つきません。
エンタメや新聞などなら速読でも構わないかもしれませんが、文学で速読はどうなんでしょうか?文豪と呼ばれるような人も速読が得意なんでしょうか?

A 回答 (7件)

 文学は読んだ後の考察と出力の方が本番なので、読むのが速かろうが遅かろうがあまり関係ないんですよね。

結局、論文やら小説やらを仕上げるまでには、それを何度も読み返すことになるわけですから(頭の中での読み返しも含めて)。
 漬け物を漬ける作業がいくら速くても、それが熟成して食えるようになるには何日、何年とかかかることに変わりないのと同じ感覚ですかね。365日かかるところを364日と23時間30分で漬け上がります! と言われても、あんまり有難味を感じないと、文学をやっている人は思うわけです。一方、ビジネスマンにとっては、漬ける作業時間の短縮は労賃の削減に繋がるので重要です。
 ビジネスマンが速読術を重宝し、文学者が無関心な理由はそういうことです。

 ただ、速読は入力技術、文学は考察と出力の技術ですから、技術としては競合しません。ということは、速読術で素早く読んだ後、それを頭の中で文学的に処理することは可能なはずです。文学者は入力速度向上にコストをかける意義を感じないから、やらないだけでしょう。

 というわけで私も、何かを読んで考えたことを基に文章を書き上げるまでに何日、という形でしか考えていないので、あまり読む速度そのものを報告することに意味を感じないのですが、前に中上健次の『千年の愉楽』を読んだ時にかかった時間を元に計算したときは1000字/分でした。

 速読術を全く知らなくても、情報処理能力が上がれば効率よく文章を読むことができるようになるので、結果として速読に近いことができるようにはなります。たとえば、小説の冒頭で固有名詞が多数出ても、どうせ重要な事物なら後々何度も登場するんだから今無理して憶える必要はないとか、そういうコツを知っていれば、知らない人よりは小説を速く読めるようになりますよね。学生なら国語の試験、資料としての文学小説の読み込み、芥川賞受賞作を読んで批評するとき(笑)などには、こういうスキルは役に立ちます。
 そういう意味で、海外から文学を輸入しようと研究していた明治の作家などは常人よりかなり速く小説が(読もうと思えば)読めたと思います。が、彼らは速読そのものを体系的に研究、学習していたわけではないので、仮に速読術をマスターした文学者がいるとすれば、それに比べれは見劣りするはずです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>>ビジネスマンが速読術を重宝し、文学者が無関心な理由はそういうことです。
そういう印象を受けますね。
>>速読術を全く知らなくても、情報処理能力が上がれば効率よく文章を読むことができるようになるので
その通りですね。
あと固有名詞を飛ばすのはいいかはわかりませんが(重要でなくてもその背景を感じるうえで大事、例えばプルーストとか)。
速読術にしても使い分けが大事かもしれませんね。遅読だと前半の内容を忘れてしまうこともありますし。一番いいのは情報処理能力をあげる、すなわちもっともっと本を読むということかもしれません。

お礼日時:2012/01/14 13:09

補足回答します。


>>速読の中で自分の考えを深めるといったような体験はできるのでしょうか?<<
 出来る。 と思います。脳の中の事ですから他人の事はわかりません。
「普通」のスピードで読んでも、出来ない人もいる。のと同じ理由です。
身近な例で言うと,ビデオを倍速で見て,自分を深める事が出来るかどうか?
と置き換えれば,「人それぞれ。出来る人と出来ない人が居る」と回答するしか無いと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
人それぞれっていうのが曖昧な表現ですが、例えば「うさぎ跳びによって根性がつく、かどうかは人それぞれ」と言ってしまえばそうであろうし。また「速読で考えを深めることができる」のか「速読で考えを深めた気になっている」のかも疑問です。
とはいうものの試す前に難癖つけるのもいけないので機会があったら速読も試したいと思います。速読した時とそうでない時を比較してどう感じるかの検証も必要ですね。

お礼日時:2012/01/14 13:00

>みなさんは本を読むスピードはどれくらいですか?


試してみました。普段通りのスピードで読んでみました。
全て本文冒頭の2ページを読んだ時間です。
ハックルベリー・フィンの冒険 マーク・トウェイン 岩波文庫 1分13秒
斜陽 太宰治 新潮文庫 1分25秒
吾輩は猫である 夏目漱石 新潮文庫 1分45秒
春の雪 三島由紀夫 新潮文庫 1分17秒
ソラリスの陽のもとに スタニスワフ・レム ハヤカワ文庫 1分10秒
アウトサイダー コリン・ウィルソン 集英社文庫 1分4秒
嘔吐 J・P・サルトル 人文書院 1分32秒
どちらかと言うと読むのは早い方だと思います。
ただ、実際には途中で考え込んだりとかもしますから・・・・。

速読に関しては興味がないので何とも言えません。
個人的には、生きているうちに読みたい本をすべて読むのは無理そうなので、速く読める方が羨ましいと思わないでもないですが、逆に折角の楽しみがあっという間に終わってしまったら勿体ないとも思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
僕より少し速いくらいですね。
あと、速読がうらやましいと思っているわけではなく、どちらかというと逆ですね。

お礼日時:2012/01/13 02:40

とある速読スクールで2ヶ月訓練をしたんですけど


訓練の内容は,
1.眼球運動を素早くできるようにする。
2.認識力を高める。A2サイズに記入された文字を1分間に何度最初から最後まで目を通す事が出来るか。
3.目にした文章を映像化して記憶する。
4.実際に本で、一分間に何ページ読み進める事が出来たか。これは,読んだ後で,内容を記入しなければ読んだ事にはなりません。
これらを毎回繰り返す事で,速く読む力をつけていきます。

1年も続けると,300pくらいなら10分かかりません。
しかも、内容もしっかりと把握しています。
人間訓練次第で,驚くくらいの能力を持つ事が出来ます。
スポーツで考えれば,驚異的な能力を持つ人が居ても疑問に思いませんよね。
肉体運動は有りで,視神経と記憶能力には無し。とする考え方はおかしくありませんか?
2ヶ月の成果ですけど,それほど好きではない小説なら、1分間に4ページは楽勝です。
好きな作家の場合は,1ページを2度読みして1分くらいです。
また,映画館の一番前の中央の席に座って,スクリーン四隅まで頭を動かさずに見る事が出来ます。

自分が出来ないから,出来る人はインチキをしているのではないか?
と思うのは,自分でもありますけど,人間はそういう事も出来る。自分にも可能性がある。
と考えた方が楽しいでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
うまく伝えられなかったかもしれませんが、今は文学の話です。回答者様のおっしゃる「内容もしっかりと把握する」というのは「うわべのストーリーをかいつまむ」ということではないのでしょうか?
そのような速読の中で自分の考えを深めるといったような体験はできるのでしょうか?僕はうわべの知識・教養を増やしたいという意志もありませんので。

お礼日時:2012/01/13 02:35

一ページあたり最大608文字組の文庫本で一時間に190ページくらい。

空白割合や面白いかどうかで変わりますけどね。さすがに小説は速読だと味けないのでしないですが、読むペースはこんなものです。

国内の文豪は帝大出で脳みその具合が常人離れしているのでだいぶ読むのは速いと思いますが、昔は翻訳がないせいか、原書で小説読んでる記録は多いですが何ページぶんを何時間で読み終わったかまではあまり具体的な記録を見ません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
回答者様はとても速いですね。ジャンルがわかりませんが。

>国内の文豪は帝大出で脳みその具合が常人離れしているのでだいぶ読むのは速いと思いますが、
おそらくそうでしょうね。

お礼日時:2012/01/13 02:25

数時間で1冊は速読とは言わないでしょう。



俗に速読と言われているモノは、10分~30分で1冊のペースだったはず。

因みに、私は推理モノとか平易な文庫本なら1時間に80~90ページ程度ペース。
分速にすれば1ページ半だけど、普通そんな程度じゃないのか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
最近出回っている速読の本を読んだわけではありませんので、速読の定義はわかりません。しかし心構えとしての問題といいましょうか?
推理モノなら僕でも回答者様と同じくらいのスピードですね。自分はそこまで遅くはないんですかね。

お礼日時:2012/01/13 02:21

人それぞれですから、他人のことを気にしない方が良いと思います。

私の場合は、本の内容に応じてスピードを代えています。例えば、シドニー・ジェルタンの超訳版小説を読む時は、ストーリーの展開が面白いので、一気に読に終えてしまいます。それに対して、難しめの純文学(例えば、カフカの小説:「城」や「審判」)を読むときは、行間を読みながら、寓意を探るので、時間がかかります。
古典文学の名作は、寓意が行間に潜んでいる労作が多いのに対して、現代小説は読みやすい代わりに、行間に寓意を潜ませる手の込んだ作品は少ないように見受けられます。ドラマ化や映画化が難しい作品ほど、本当は文芸的価値が高いと思いますが、売れないようで・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ぼくが読むのは後者の純文学ですね。
確かに売れないのは残念ですね・・。

お礼日時:2012/01/13 02:19

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