No.1
- 回答日時:
バッハの作を除き、バロック及びそれ以前の作から、超有名曲を3つ紹介します。
有名作ですので、既に聴いているかも知れませんが、万一未聴であれば「即時必聴」です。
1.ペルゴレージ:スターバト・マーテル
2.パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲
3.アレグリ:ミゼレーレ
1.は初めて聴く人にも強烈な印象を与える、素晴らしい深みを持った音楽で、ペルゴレージの大傑作です。宗教音楽は苦手、という人にも必ずや良さが分かってもらえるであろう曲です。
2.は、人声の美しさを堪能できる名曲です。これも、初めて聴く人にも退屈させない驚異的な音楽です。こんな偉大な音楽が、バッハの200年も前に書かれていたということが驚きです。
3.もまた有名な傑作です。モーツァルトがこの曲を聴き、門外不出のこの曲を楽譜に起こした(今で言う、いわゆる「耳コピ」というやつです)のは有名な逸話です。
1.に関しては素晴らしい演奏録音がたくさんありますので、いろいろお好みのものを探すと言うのも面白いと思いますが、2.と3.に関してだけは、少々押し付けがましいですが、絶対的なCDを一点、是非とも紹介したいと思います。
http://www.amazon.co.jp/Missa-Miserere-Giovanni- …
上記3曲、いずれも楽譜(スコア)が出ていますので、可能であれば楽譜を入手して読譜しながら聴かれることをお勧めします。さらに、出来れば鼻歌でもいいので、一緒に歌ってみられると良いでしょう。
熱血回答、ありがとうございます。
後期ロマン派以降の、複雑な音が錯綜する曲のスコアならば、いくつか持っておりますがこういった曲で、素人が、スコアを必要とする情景は、思い及びません。
絶対的なCDを、教えていただきありがとうございます。
即時必聴という言葉も、すごいですね。
もう少し穏やかな気持ちを欲しくて、宗教音楽を望んでいるのです。
そこらへんよろしく。
どうも、ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
宗教音楽が「神を賛美する」という明確な目的を持った実用音楽である以上、作曲家は普段にも増して力作を目指すので、結果的には名曲が並ぶことになるんだと思う。
色々オススメはあるんだけど、せっかくその気になったんだから今日からpinaisa-laクンなりに「宗教音楽史」を実体験してみたらどうかな? というのがオレのオススメ。
だいぶ前に出版社系だったと思うけど「宗教音楽(史?)」というCDボックスが出たことがある。喉から手が出るほど欲しかったけど高過ぎて諦めた。もしもその収録曲が判明したら一つ一つ探せばいいし、「宗教音楽(史)」で検索かけてみて自分なりに年代順に並べていくのも楽しいね。グレゴリオ聖歌からペンデルツキの「ルカ」あたりまで、一生かけても惜しくないくらいに名曲の大河を泳いでみる・・・(あ~、オレもやってみたくなった!LOL)
オルフの3部作(カルミナ、カトゥーリ、アフロディーテ)はオレも大々大好きだけど宗教音楽とは言えないと思う。(でも絶対聴くべし!)
「アヴェ・マリア」や「クリスマス音楽」を集めてみるのも楽しそう。
宗教音楽のほとんど全てがキリスト教のものだけど、仏教にも色々あるので経験して欲しいな。ただ、まとまった形では手に入れにくいからチベットやインドの民俗音楽等をこまめに見ていく必要があるけどね。あ、山田耕筰の作品にも仏教作品があるな。
ものすごく長い旅に出ることになるけど健康に気をつけて「いってらっしゃい!」
回答ありがとうございます
しかし、質問の趣旨を勘違いされておられるようです。
100万の知識でなく、たった一つの感動した曲を教えていただきたくての投稿です。
グレゴリオ聖歌以前、及びペルト、ライヒの音楽にも興味を持っており、グレゴリオ聖歌からペンデレツキあたりまでというのは、当たり前すぎて、大河というよりもそこらの小川に過ぎないというのが実感です。
ぜひ、感動や感激の体験のある曲を教えて下さい。
No.4
- 回答日時:
No.3 ふたたび です。
ごめん、宗教音楽にあまり馴染みがないということだったのでオレの大好きな世界へ引っぱり込もうと夢中になってしまったようです。
オレが聴くたびに感動する曲はヘンデル「メサイア」とバッハ「マタイ受難曲」の2曲。
レコード時代から生演奏も含めて100回以上は聴いている曲たちです。「メサイア」は4歳か5歳の頃から大学を卒業するまで毎年12月には必ず演奏会に行っていたものです。
オススメはボールト盤の「メサイア」とクレンペラー盤の「マタイ」。この20年に出回っている古楽器派たちの演奏は根拠もなくテンポを速めたりレチタティーヴォの最後をずらしてみたりやりたい放題という感じで嫌いです。「メサイア」のパストラーレなんてまるで羊たちが踊っているようで噴飯モノだと思っている。
他にはメンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」、メシアンのオルガン曲「主の降誕」などなど・・おっと、まただらだらと曲を挙げつらうことになりそうだ。
再答していただきありがとうございます。感謝申し上げます。
年末に合唱でなくメサイア、というのは都会にお住まいだったということでしょうか、地方ではなかなか演奏されません。
やりたい放題なのかどうか分かりませんが、マンロー以後の古楽器演奏には、惹かれるものがありません。
お薦めの曲、演奏を、おそらくどれも聞いたことはあると思います。
もう一度聞き直してみたいと思います。
回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
「たった一つの感動した曲」ですか・・・。
感動って、結構個人的な経験や思い入れ(思い込み?)に左右されるんですよね。私は、どこの信者でもなく、宗教音楽に詳しくもありませんが、やはりバッハの「マタイ受難曲」はジャンルに関係なく感動的ですね。いまさら、かもしれませんが、やはり外せません。
個人的な経験から、心にじ~んと染み入る曲に、フォーレの「レクイエム」があります。ミシェル・コルボの古い録音(ベルン交響楽団)が昔からのなじみですが、最近の1893年版(初演時の室内楽編成)の演奏もなかなか枯れた味わいで良いです。ボーイソプラノで「ピエ・イエズ」が歌われると、思わず涙が流れます。
感動とはちょっと違いますが、2つの世界大戦を体験したオネゲルが、死の床で書いた「クリスマス・カンタータ」(Une Cantate de Noël)が、最後にオネゲルは人間を信じて肯定し、天国に行けたな、と思える曲です。ラテン語、フランス語、ドイツ語の歌詞が入り混じり、「清しこの夜」まで飛び出します。
逆に、こんなポップな宗教音楽でいいの?と思わせる、プーランク「グローリア」もお勧めです。(作曲者は「ベネディクト会の修道士たちがサッカーに熱中している」光景を思い浮かべながら作曲したとか)
回答ありがとうございます。
おかげさまで、クリスマス・カンタータ、久しぶりに思い出しました。
フォーレのレクイエムの室内楽バージョンというのは未聴です。
ぜひ、聞いてみます。
近年のアメリカの教会音楽は、ポップというよりもロックそのものの様です。
かといって、プログレッシブよりも軽薄に聞こえます。
宗教音楽と教会音楽は違うのでしょうか?と疑問に思ったくらいですから、グローリアは少しだけ先きをいったのかも知れません
ところで、個人的な思い入れは、集団の思い込みよりは、遥かに優れている場合が多いものです。
どうもありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
宗教音楽といえばほとんどキリスト教音楽のことなので、「教会音楽」と言い換えても同じだと思いますが、私は、その系統の曲を専門に歌う合唱団と聖歌隊に入っています。
且つ、カトリックの信者なので、ミサの中でも聖歌(プロテスタントでは「讃美歌」という)を歌っています。誰でも先ず筆頭に挙げるのは、やはり、「マタイ受難曲」や「メサイヤ」それにバッハの「ロ短調ミサ曲」やモーツァルトの「レクイエム」ということでしょうが、他にもいい曲は沢山ありますね。
例えば、皆様の挙げておられない所で、「一曲」と言われれば、私は迷うことなく、
ジョン・ラター(1945年生まれ)によって作曲された「子供たちのミサ曲」を挙げます。
ついこの間(2002年)に作曲された、まだ湯気の立っている曲です。
少年少女合唱団の合唱も入った天上が抜けるように明るい曲です。
是非一度聴いてみて下さい。↓
http://mydisc.cocolog-nifty.com/favorite/2009/07 …
他にも、皆さんが挙げられた通り、
フォーレのレクイエムや、ペルゴレージのスターバト・マーテル(悲しみの聖母)、アレグリのミゼレーレも確かに素晴しいですね。
以下の過去問での、私とMAY1814さんの回答もご参照下さい。
教会で流れてそうな音楽CD http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3514255.html
聖歌・賛美歌 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3450353.html
回答ありがとうございます。
《湯気の立っている曲》を聴く、というよりも知る機会さえありません。
どうもありがとうございます。
また 過去問も見させていただきました。
良いやり取りを為さっていますね。
楽しく拝見しました。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
僕が好きなのはベルリオーズの『テ・デウム』です。
回答ありがとうございます。
回答の順序が前後し、遅くなって申し訳ありません。
何度か聴くだけは聴いていますが、テ・デウム といえばブルックナーの方が 直ぐに思い浮かびます。
貼付していただいた TOU TUBE は 映像も気に入りましたので 早速ブックマークして 数回聴かせていただいております。
成る可く早く 全曲を聴いてみます。(ブルックナーのテデウムは、数枚ありますが、ベルリオーズのテデウムは持っていません。)
どうもありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
以前は連日の様に立ち寄っていたこのサイト。
以前は無かった文字数制限が出来た事で、偶にある深い質問やそれに応える高度なお答えが影を潜め気味になって、昨今はチョット興味を無くし気味の私。今日は二か月ぶりにお邪魔してみました。さて、先輩回答者様が私の好み曲も大凡紹介されていらっしゃいますので、私は気楽?に聴けるライト級な曲を御披露してみます。
難しい話は抜きにして感覚的に
一曲目は、ほんわか、でも、適度に重厚、そして鎮静・・・と言う感じでしょうか!?
●シューベルト:ドイツ・ミサ曲
(所持盤CD 7曲目~14曲目 試聴可) ベスト演奏かどうかは判りません
http://www.tsutaya.co.jp/works/20090644.html
この曲は、父が持っていた25cmレコード盤(CDとは別演奏/現役です)に入っていた曲で、50年前に出会っていました。最初は何も感じていなかったと記憶しますが、親元を離れ独立してから、何故かこの曲のフレーズが思い出され、時にはハミングしている自分に気が付くという感じになっていました。
そして、この曲をどうしても聴かずには居れなくなって購入。今では、優しく聞役にも諭し役にも抱擁役にもなってくれる感じです。が、ソフトなだけに甘えるとキツク叱られている様に感じる事も有る様な!?!?!?
元気盛りの歌劇の様な・・・???
●プッチーニ:正式名「四声のためのミサ曲」通名(ミサ・ディ・グローリア
(部分的試聴可 3段目)http://www.geocities.jp/saitama_daikum/1985-89/1 …
(抜粋試聴可 最下段)http://www.geocities.jp/joc255/netcon.htm
(試聴可CD1)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83 …
(試聴可CD2)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83 …
(試聴可CD2の普及版)http://www.amazon.co.jp/Messa-Gloria-Philharmoni …
初聴きの時、宗教曲とは言え、イタリアオペラの作曲家が作るとこんなにも劇画チックで明るいのかと驚きました。確かに同じイタリアのヴェルディーは三大レクイエムの一つを作り、これもやはりイタリア的と言って間違い無いのですが、ヴェルディーに比べプッチーニのこの曲は、聴き始める前の覚悟を必用としません。聴き進むうちに身体の内なるものが賑やかに歓びはしゃぐ感じでしょうか?
うる覚えの記憶では、確かプッチーニが17歳か18歳の時の作品で、故郷の宗教行事の為とタイミングの合った故郷の音楽学校卒業卒業制作の両方の目的を兼ねて作られた曲だったと記憶します。更にその後の上級の音楽学校進学とその為のパトロンを得る為にも使ったようです。 後にオペラにのめりこんだプッチーニは、この作品に対し「若気の至り、恥・・・」と位置付け、一切の演奏を許さず楽譜も世に出す事を拒否した為、長く誰にも知られませんでしたが、20世紀中頃にアメリカの宗教化がイタリアでこの曲の楽譜を見つけ、プッチーニの子孫に公開の許可を得た事から演奏が聴ける様になったとの事です。
その様な、経緯まで知ると、プッチーニの青春時代の明と暗までもを想像したりします。が、曲そのものはプッチーニのトスカやマダムバタフライを思い出し、上品に強く激しくロマンチックです。
私の所持盤は、プッチーニの子孫が演奏や録音の許可を出して間が無い頃のレコードで当時この演奏しか聴けるソースが無かったと思います。ミシェル・コルボー指揮:リスボン・グルベキアン管弦楽団/合唱団(エラート ERA-2078)です。息づかいの伝わって来る演奏で好きなレコードですがチョッと残響が大き過ぎる感じです。
趣を変えて!?パリのエスプリ??例えば・・・
●プーランク:黒衣の聖母への連祷(リタニエ)
(現在は試聴出来るCDもサイトも無い様で残念)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83 …
プーランクが宗教曲ジャンルで作曲を始めるきっかけとなったのは、1936年に発生した友人の自動車事故死といわれています。直後、彼はフランス中部の聖地ロカマドールに行き、有名な黒い聖母に詣でます。そして作曲されたのがこの『黒衣の聖母のためのリタニエLitanies a la Vierge Noire』(1936)。
黒衣の~と訳されてますが、正式には「黒い聖処女」との事。リタニエは「連祷」という祈りの古い形態で、色々な詩句の最後に「我をあわれみたまえ」と言う様な詞が付いて、会衆が、繰返し繰返し唱える形式です。そうしているうちにある種の精神状態に入って行くのでしょう。ちょうど念仏とかお題目を何百遍も唱える様なものでしょうか。
正にお経!黒海?カスピ海も近そうだ・・・あの地域に気楽な旅が出来る日はいつ来るのだろう。
●「東方教会のヨハネ・クリソストモ典礼」
(試聴可CD)http://www.7netshopping.jp/cd/detail/?accd=C0982 …
私の場合、α波が出捲くりで、曲には申し訳ないですが、仕事中の環境音楽(BGM)の様に使っている曲が有ります。α波が出捲くったら仕事どころではないのでは、と、お思いでしょうが、私の場合は言葉としてよりサウンドとして聴いています。
以上、お気楽?鑑賞シリーズでした。
回答ありがとうございます。
筆致に懐かしさがあり、拝見するとお名前に記憶があったので調べてみた所、「オーヴェルニュの歌」の時に良い回答をいただき、参考にさせていただきました。
いままた、分かりやすく楽しい回答ありがとうございます。
シューベルトは良い曲と思っておりますが、プッチーニとプーランクは未聴というよりも、おそらく聞き過ごしてきたものと思いますので、しっかりと聞いてみます。
大変参考になります。
ありがとうございました。
☆ ☆ ☆
二ヶ月ぶりの訪問に際し、当方へ回答いただきありがとうございます。
残念ながら、質問も回答御礼も、質問者や回答者の水準に関係ない、サイト運営者(たち)の知性のレベルであることは、こういったサイトの宿命であろうと思います。だから、高水準の人ほどモチベーションを維持し難いのは始めから約束されているのでしょう。
その上、サイトが交付しようとしている景品が貧弱で貰ってもゴミが増えるだけですから、以前いただけるという連絡があった時には、いっぺんにモチベーションが下がりました。
質問回答以外に目的がないと、長くは続きませんね。
No.9
- 回答日時:
No.3 三たび です。
思いだしたのでもう1曲だけ。
ガブリエル・ピエルネの「ベツレヘムの子供たち」です。
聴いたことありますか?
初めて聴いた時は涙が止まらなくなった曲なんだけど、
今は幻の名曲になってる。
CDが手に入らないのだ!
持っているのはレコードなんだけどプレイヤーはオシャカ。
時折探してはうなだれてる。
ピエルネには「少年十字軍」という作品もあるんだけど未聴。
彼のオラトリオには必ず児童合唱が使われているのが魅力的。
この回答への補足
何度も回答ありがとうございますした。
3度も回答いただいたのは初めてで 恐縮しております。
「ベツレヘムの子供たち」聴いてみました。
なかなかの曲でした。
次の方のグレツキ「悲しみのシンフォニー」がでるまでは、いちばん良い曲だと思っていましたので、BAはあなたに付けようと思っていましたが、「悲しみのシンフォニー」をいちばん気に入った以上、それを紹介していただいた人に付けさせていただく方が、望ましいと思いましたので、ご了解ください。
今回は本当にありがとうございました。
再々回答 ありがとうございます。
恐縮です。
「ベツレヘムの子供たち」未聴です。
頑張って 聴いてみます。
たしかに 良いLPで CD化されていないものがたくさんありますよね。
ただレコードは、管理と再生が、CDと較べると煩瑣ですので、25年ほど前に、すべて知人に譲りました。その知人にお願いすれば聴けるのですが、お互いの生活基盤などが変化しているので、聴きに行き難くなってしまったのです。
ところで あなたが最初に書き込んでくれた キリスト教以外の宗教音楽、は社会生活の都合上聴く機会の多い、誦経などと呼ばれる仏事の際の仏教系のライブを何度も経験しています。
また、若い頃から、有名なお水取りの際の「合唱」いがいにも、たくさんの総本山での修行僧の仕上げの日の男声合唱のライブを、たった一人で聴いておりますが、キリスト教系の宗教音楽には無い豊かさを感じます。胸板の厚い、男の音楽とでも言うのでしょうか。
この2週間、クラシックの宗教音楽ばかりを聴いていると、美しいけれど儚さのようなものが目立つので、仏教系の男声合唱やブルガリアンポリフォニーなどに、嗜好が揺れています。
チベッットばかりでなく、雲南辺りの先住民族の音楽も非常に面白く聴いています。ただし、国内では未発売で、昆明在住の友人から送られてくるCDで聴いています。
全ての祈りの音楽、特に魂に関わるような音楽はすべて宗教音楽だろうと、僕自身は考えております。
そういう意味では、いわゆるクラシックの宗教音楽は、ヨーロッパ地方に起因するローカルミュージックの域を出られない音楽のような気がするのです。
しかし、マーラー、ブルックナー、メシアンなどの音楽こそ、音楽形式が交響曲であっても、高度な野心的な宗教音楽という聞き方が出来るものとも思います。
とりとめの無い、返礼で申し訳ありませんが、3回も回答していただき、大変嬉しく思っています。
ありがとうございました。
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
とても心に響くご返事に喜びを感じております。
それにしても以前に出会っていた方とは気が付かず失礼を致しました。そして今回ご紹介した曲の全てが「オーヴェルニュの歌」の時に網羅されていた曲だったとはお恥ずかしい。ですが、前回ではこの曲達に対する想を述べず、単に曲のご紹介で済ましてしまった穴を埋める事が出来た様で、偶然にもこの様な機会を頂けた事が嬉しく思いました。この様なお方だったらと「お気楽鑑賞」とは違うスタンスの曲も書いてみたくなりました。
ご迷惑とは存じますが、チョットだけお付き合いをお願い致します。
凍てつくツンドラの大地に営む人々の地を這いやがて湧き上がる底力・・・?
ラフマニノフ:晩祷
(試聴 1~15お好きな所を見付けられるのに役立つかと・・)
(試聴可CD)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83 …
(所持レコードの復刻CD)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83 …
偶に金縛りに遭遇します。
時には、牧歌的優しさ・・・でもストーリーテラーはそんな生ぬるい展開では許してくれないのです。
●ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」
(所持レコードの復刻CD試聴可)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83 …
(試聴もDLも=1)http://nicosound.anyap.info/sound/sm9721110
[第二部][第三部]は[第一部]ページ右側縦帯からどうぞ。
(試聴もDLも=2)http://www.nicovideo.jp/search/%E3%82%AD%E3%83%A …
最後に、交響曲として作られていますが、私としては精神的には宗教曲?いやもっと厳しく心を抉られる曲なので、蛇足かもしれませんが、ご紹介してみたいと思います。
●ヘンリク・グレツキ:交響曲第三番「悲歌のシンフォニー」
(参考試聴)http://www.nicovideo.jp/watch/sm4720637
(所持CD試聴可)http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83 …
第二次大戦のポーランド…それだけでも身が竦みますが、崇高な美しさで浄化される気がします。
如何でしょうか?
この回答への補足
長い間 お礼を書かずに申し訳ありません.
聴ける曲目は聴いてから返事しようとしております、しかし現在、質問を立てた時期の情緒ではなくなっており、いわゆるクラシック系の、キリスト教系の宗教音楽は、なかなかピッタリ来ません.
それで、御礼を記入するのに、もうしばらく時間がかかりそうです.
とくに、グレツキには期待しておりますが 聴くのに、もうしばらく時間がかかりそうです
よろしくお願いします.
再答ありがとうございました。
それぞれ複数枚、グレツキは他の作品も含めて10枚近く聴いてみました。
ベルリオーズとラフマニノフは、あまり好みではなかったようです。
しかし、「悲しみの交響曲」は大いに気に入りました、
聴いた中では、ジンマン=アップショウ、のものが一番良かったと思いました。
また、この曲が作られた年が、1976年というのも面白いと思いました。
スティーブ・ライヒが、傑作、「18人の音楽家の為の音楽」を作曲発表した年でもあります。20世紀後半のクラシックの名曲が同じ年に創られたことが面白いと思うのです。もしかしたら、作曲家の個性よりも、時代の個性が、芸術を牽引しているような気がするからです。
どうもありがとうございました。
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