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TPP成功のカギは日本のアイデンティティをどれだけ捨てられるかにかかっているのではないでしょうか。
今のところ、TPP反対派はアイデンティティへしがみつき依存しているように感じます。
哲学サイドから見るとアイデンティティの破棄は望ましいことではないでしょうか。

http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

A 回答 (7件)

進化とは、ある個体ないしはその種の強化だけではありません。


原子の相互作用の中から安定な分子が残り、その安定な分子
の反応の中に安定ないし増殖する化学反応が残って細胞となり、
その細胞が相互作用し合って多細胞生物を生んだのです。

それは単に強いものが残るというのみならず、ある単位の相互
作用の中で安定した反応が新たな単位となり、階層現象性を
形成する、そこにも“強さ”の可能性がある、という事なのだ。
そこにあるのは、単なる共同ではなく、分業化=それぞれが
異なる性質を持って助け合う、という話で。

もし、均質な性質のままでは、生存において競合は免れえず、
一時的に争いに飽いて妥協しても、進化が強い者の拡大を
招くのを、完全に止める力とはならない。
真に永続的な平和は、細胞が異なる器官を形成して我々の
肉体を成しているように、それぞれの多様化を前提として
相互作用を促進し、一個の生命体となる事だ。

TPPやネットによって交流が盛んになると、世界が均一化する
というのは、その個人の意識に社会生命としての自覚のない、
自己チューな意識のまま(お金や出世といった“馬車馬の目の
前のニンジン”に操られている)だからだ。
交流を抑制すれば、同等の機能を持ったものの競合としての
戦争を誘発するならば、TPPによっても失われない多様化=
助け合うための分業化(地理や気候、資源の差異を生かす)を
目指すべきだ。

かつて国内でも地域単位で“国”に分かれて戦っていたが、
今、「東京が儲け過ぎている」からといって、静岡が東京を
攻める事など考えられない。
そのように、実利を伴った物流や人材交流が盛んになれば、
自ずとボーダレス化し、戦争は不可能になるのだ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうござます。

珍しく?納得させていただきました。

>そのように、実利を伴った物流や人材交流が盛んになれば、自ずとボーダレス化し、戦争は不可能になるのだ。

そんな時代が早く来ればいいですね。

お礼日時:2012/01/28 22:47

#5です。



>そういう解決の仕方にTPPが利用されるのではないかなと日本人の私は思います。

そうだとすると、今までの見て見ぬ振り的な手法が踏襲されるだけということになりますね。
TPP反対派の立場をどの程度自分のものとして慮ることができるか、という点でアイデンティティの進化が試される機会でもあるはずなのですが。
簡単に利用されないためにも、反対派には大いにがんばって欲しい、自己主張してほしいという気がします。
しかし、一時的にはアメリカの戦略に絡めとられた様相も呈するかもしれませんが、TPPは合意するのが時の流れでしょう。
たしかに哲学としては多様な問題が内包されていそうです。
  
    
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。


まぁ私もTPPの影響をもろに受ける業種で働いている当事者なんですが、誰が勝ちで誰が負けなのかというより、大きな流れの中で人はそれに対してどう抗うのかを見物させていただこうと思います。
そこに人のカルマが見えるでしょうから。

お礼日時:2012/01/28 22:40

どこの国でも国民は自らの本能的な欲求に基づいて政府に様々な要求をする場合が殆んどです。


そして政府は国民の支持を失うことを最も恐れます。
この意味で、現段階での人類が築いているところの国家のアイデンティティというものがあるとすれば、それは人間の本能に極めて近いものだと言えるように思われます。
アイデンティティとは、環境の変化に拘わらず変わらぬ自己の基本的拠り所といった意味になると思いますが、それが衣食住を満足させるための原動力にすぎなかったり、身内だけの幸福追求であったりするのでは、いかにもさびしいという感覚は否めません。
国家間にせよ人間同士にせよ、他者のアイデンティティに対する慮りといったものが必然的に求められるはずだと思います。
そういった思考をいくばくかでも促進させる機会となり得るでしょうから、成功か失敗かにかかわらず、「望ましい」ということで同意します。
反対理由があるとすれば、それはおそらく国内において解決されるべき問題が殆んどではないだろうかという印象もあります。
    
  
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

国内の問題を国内だけで解決するのはおそらく無理だろうな、と薄々日本人は感じているのではないかと思うのです。
泣いてくれと言いたくないために(言っても納得しないでしょうが)、しょうがないよねという状況を作ろうとしている気がします。
そういう解決の仕方にTPPが利用されるのではないかなと日本人の私は思います。

お礼日時:2012/01/27 21:56

TPPの成功の鍵はまず主要な国がTPPに参加して、しない場合よりも各国の経済が豊かになったと統計的に確認されたとき成功と言えると思います。

各国は国内の政策で業種間の凹凸を平準化すればよいのだと思います。

TPPの失敗は上記の逆の場合で、いくつかの国の経済がマイナスになってしまうということだと思いますので、国際的な枠組みのなかでの経済の平準化ができるようなシステムを作ることではないでしょうか。

ただしあくまでも全体主義的な統治をTPP締結国が望むのではなく、自由競争主義的なシステムの中で発生した不具合にのみ対処していくようなシステムが必要と思われます。官僚機構が増大した国家ではすべての活動に法律的な編みが掛かり、経済活動を阻害し、何事においてもコスト高傾向に向かいますので、国内の法律の整備というか法律のむしろ解除や単純化などが求められると思います。

何れにせよTPP参加国は参加することにより自国の法律を変える必要がありますので、その意味でアイデンティティを少しばかり放棄する必要があるのかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私はTPPによって経済的に豊かになる必要は必ずしもないと考えます。
むしろそんなことはどうでもいいと。
人類の行き先はとりあえず国境、国籍のないボーダーレス化ではないでしょうか。
経済的にも人道的にもボーダーレス化の流れは変わらないだろうと思うのです。
TPPはそのための布石の一つにすぎないと思っています。
自国民だけが豊かあればそれでいいという思想はそろそろ終るのだろうと思います。

お礼日時:2012/01/27 18:49

国民性や慣習、地理的要因を理性から導きだしたシステムで克服できると考えるのが共産主義と似ている点であり、そのシステムを造りだすのが金融資本主義を制御できなかった国であるので、成功しても失敗するのではないでしょうか。


あと、アイデンティティーが単純に無くなればよいと考えるのは空想的でしかないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>アイデンティティーが単純に無くなればよいと考えるのは空想的でしかないでしょう。

その通り、プロセスに意味があるのであって、結果をまねても意味はないですね。

お礼日時:2012/01/27 14:42

アメリカが経済的に繁栄すればTPPは成功。


もし日本が経済的に繁栄したら、”TPPは失敗”と言われるのじゃないかね。

上記の定義にしたがえば、高品質・高価格の日本の製品・サービスの職人気質を否定し、中品質・低価格のアメリカ的プラグマティズムの考えを日本人の多くが支持するようになればTPPは成功といえるのじゃああんめいか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

アメリカの一人勝ち、日本の一人負けは考えにくいと思います。

>高品質・高価格の日本の製品・サービスの職人気質を否定し、中品質・低価格のアメリカ的プラグマティズムの考えを日本人の多くが支持するようになれば

すでに日本人はその選択を行っているはずです。
過剰品質、過剰サービスに払う金はないというのは良い選択だと思います。

お礼日時:2012/01/27 14:39

哲学は普遍性を追求するものであり → その観点から見ると


 → TPPなどは、各国の特殊性(つまりエゴ)にしがみつく
 ものであるから → 当然、TPPには賛成すべきである
 ということですね。
 なるほど。面白い立論ですね。

 しかし、よく考えてみてください。
 哲学を追及していけば、しだいに宗教的見地に
 たどりつきます。そしてその観点から見れば
 人間が生きていく営みは、
 「それぞれの人間がそれぞれに与えられた条件に
 したがって(その条件を生かして)精いっぱいに
 生きていく」ところにあります。

 国も同じです。ひとつの国が哲学を持った指導者に
 率いられる場合には
 「それぞれの国が持てる条件を生かし、それぞれに
 すみ分けていく」ことを根底にして
 相手の国に足りないところを思いやり、協力し、
 自分の国の強い点は伸ばすというような
 方策を取ります。(あるいは、取らなければなりません)
 
 たとえば、19世紀~20世紀初頭にかけての
 アメリカにはそうした哲学があったように
 思います。

 しかし、今議論されているTPPは?
 どう見ても短期的な視野に基づく
 アメリカの延命策にもとづくもので
 そこに腰の定まらない、民主党政権がのっかっている
 だけに過ぎないもののように思います。

 たとえば、本当に野田首相が長期の哲学にもとづき
 TPPこそ日本の救済策であると信念を持って
 主導しているのでしょうか?
 
 それなら野党時代から一貫して、
 TPP参加を主張していた記録があるはずですが?
 残念ながらそうした記録はなさそうです。
 (むしろ消費税増税については、「増税の前に
 天下り根絶がスジ」と演説していた三年前の
 映像が出てきて今、話題になっているようです)

 偏った自尊心や、エゴへの執着を曇りのない目で
 見ようとし、取り除くことは、哲学の目的(あるいは副産物)の
 一つではあるでしょうが、それが
 アイデンティティの破棄につながるわけではありません。

 
 

 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

いくら役者(アメリカや日本の総理大臣)が大根であっても全体のストーリーはある方向に向かっているのは間違いないのではないかと思います。
国と言うアイデンティティは以前ほど強い拘束力は持たなくなっていくでしょう。
TPPはその演出の一つではないかと思います。
生きていく中での条件が変化しているのに、過去のシステムに帰属しているようでは、目的と手段が逆ではないかと思うのです。

お礼日時:2012/01/27 12:44

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