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財政破綻論者にお尋ねします。
この動画を見た私に、それでも財政破綻すると言うのならばその説明を聞いてみたいです。教えてください。

動画を見てからお答えください。

【明るい経済教室】#12 レベルの低すぎる財政破綻論者達[桜H24/2/17]

A 回答 (5件)

財政破綻論者ではありませんが、この三橋氏という人は滅茶苦茶です。




例えば、途中にこんなくだりがあります。
「借金すると金融資産が同時に増える。なぜなら借金すると、銀行から100万円借りると手元に100万円増えるでしょう・・・」

これははっきり言えばデタラメです。

この論が成り立つのは政府単独のバランスシート上での話であり、日本国全体のバランスシート(これが正しいとして)上では全く成り立ちません。100万円の負債が増えた際、手元にきた100万円は、その直前まで金融機関がもっていたものです。つまり持ち手が変わるだけで全体の金融資産の量は変わりません。

政府が100兆円の金融負債増加をしたとしたら、貸し手である銀行などの金融資産が増えます。したがって、政府の負債は増加します。これは全ての企業、家計でも同じことです。中央銀行を除き、お金そのものは増えません。
そして、デフォルトする・しないというのは、究極的には政府単体の話です。日本全体の話は、全く関係がないとは言いませんが、あまり関係がありません。


また、負債だけが増えるのは不可能だ、という旨のことを言っていましたが、別段可能です。会計の恒等式は
 資産=負債+純資産
です。したがって、例えば資産が増えなくても負債が増加し、同時に純資産が減少すれば可能です。企業などでは、配当などでしばしば起こっています。
政府の行動では、例えば子ども手当のように、現金を渡すだけのような政策全般は全て資産を単純に減らしますから、例えば国債を発行して得た現金を何らかの形で配る、といった形では負債だけが単純に増えます。



ところで、彼の理論が正しいとしたら、企業がいくら借金をしても全く差し支えない、ということになります。何しろ増加した借金の量と同じ額の現金その他の資産の増加がありますからね。しかし、実際には、大抵は早晩行き詰ることになります。
なぜでしょう?
理由は二つあります。一つは利子支払い等の費用がかさむため、もう一つは返済の見込に不安があると新たな借り入れが難しくなるためです。
ギリシャのデフォルトは、後者の理由が一つの大きなファクターでした。日本の場合は、問題になりそうなのは前者です。平成23年度は13兆円程度が利払い費として実際に支払われています。この額は、税収41兆円の3割超です。企業で言えば売上の3割が利払い費ということです。全く問題ないと考えるのは全く奇妙なことです。
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ひとつだけ。



この人が挙げているBSはBSになっていません。
これにだまされる人が、はたらいている人には、いない気がします。この人を信じている人って、どんな人たちなんだろう。

そりゃ、資産は減損しないという前提に立てば、潰れる国も、潰れる会社もありません。
1000円で買ったものはいつまでも1000円の価値があるし、1000円での借金は、いつまでも1000円の借金のままということでしょ。
それに、この人は、黒字倒産がなぜ起きるかも、わざと(だと思うけど)伏せていますよね。

バランスシートは、経済活動のある瞬間を撮った時のもので、時間軸は描きません。その瞬間、貸し方と借り方に、債権と債務を含めて描けば、必ずバランスが取れます。なので、この2つは別枠で設け、その実際の価値評価をどう見るかが、その企業や国家の経済状況がどうかを表す指標になります。でね、この人の挙げている表は、債務を繰り込んでしまっているので、もはやBSの見せ方になっていません。

それと、BSは将来を語りません。将来を語るためには、CFが必要になります。これが破綻することをデフォルトというわけです。

この人のこのBSの示し方にだまされる経営者はいないと思うし、だまされるビジネスマンもいないんじゃないかなぁ。
この人の言いたいこと、主張したいことが合っているかどうか以前に、ここで示している資料は教科書的には間違っていはいないけど、経営が危ない企業が小手先にやって、株主に見破られるパターンのもので、あまり筋は良くない。それをわざとやっているのか、自分自身もだまされている程度の人なのかは、見てもよくわからなかったです。
主張されている内容自体が正しいかどうかは、この資料では分かりませんし、資料をこういう作る方をする人を相手にするのも・・・。
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 三橋さんの動画を拝見しました。



 三橋さんが「おかしな理論」とか言っている理論は、(私は寡聞にして知りませんでしたが、あんなことを言っているなら)確かにおかしな理論です。

 その範囲では三橋さんの理屈の方が正しいのですけども、だから「破綻はしない」と結論づけるのは無理だろうと思いました。

 私は「必ず破綻する」とは思っていません。「その前にインフレにしろよぉ」という意見です。

 従って私は「財政破綻論者」ではありませんが、破綻に近い状態になるかもしれないと危惧はしている者です。

 私が考える破綻原因、それは理屈ではありません。「感情」の問題です。日本人の、ね。

 沈没する舟からアメリカ人を脱出させるには「いま脱出すると英雄になれますよ」と言えばいい、日本人を脱出させるには、「みんな逃げていますよ」と言えばいい、というジョークをご存じでしょうか。

 誰か、信頼する人(例えば三橋氏)が、「危ない!」と言って国債をたたき売ったら、彼を信頼する人は雪崩を打って国債を売るに違いありません。

 似た実例があります。

 電車の中で女子高生が友達と就職についての話をしていて「あの信金危ないんじゃない?」言ったのが原因で、取りつけ騒ぎが起きたことがあります。

 信組だったかもしれませんし、女子大生だったかもしれません。そのあたりはちょっと曖昧ですが、大筋はそういうこと。

 ましてや信頼できる人が言ったなら、投げ売りが始まり、銀行などがすぐ追随してすぐに半値くらいには下がる心配があります。

 その時、「必ず戻る」という積極的な理由があればいいですが、格付けが更にサガリ、誰もが日本の財政状況を見て「おかしいと思っていたよ」と言う状況だと戻りません。 

 仮に国債価格はもどったとしても、たたき売った人たちは大損します。倒産や解雇、破産もありうる。

 儲かった人は、すぐに企業を興したり、人を雇ったりはしません。あぶく銭で儲ける人は現金を持っているだけで人は雇いません。

 景気は戻らない可能性が大きいと思うのです。

 例えば親から子へカネが動いただけで贈与税が発生しますが、逆にカネが動かないと税金は増えません。

 景気が戻らず、カネが動かなければ、税収が減ります。

 じゃ、どうやって国債を償還しますか、という話になる。


 非常にザックリと省略した内容で言うとそうなりますが、結局私は、破綻するかもという前提でものを考える態度を貫くべきだと考えています。
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私は経済・財政の専門家でも何でもありません。

(一応経済学部を出てメガBankに所属をしたことはありますが)
この動画だけで財政破綻が否定されると言われるのは かなり偏見を持たれた考え方ではないでしょうか。
理論はいろいろな側面があり、ある限定された条件から導き出された理論は 魅力的な面もありますが正しいとは言い切れません。
日本の国債残高についての議論、世界の財政破綻の進行状況は かなりの複雑なファクターが重なりまた悪化を食い止める感情が入り乱れ 何の保たれている感があります。
三橋貴明氏の意見だけで財政破綻がないと言い切れるのなら それは幸せです。
この動画をみて何らかの不確定要素があると思いましたがそれに対して反論だけ理論は持っていませんがこの理論だけを鵜呑みにされるのは危険かと思います。
自身の確信の結論を持つには多方面の論評を自分なりに解釈し自分なりの理論を持つことです。
財政破綻に戴せて疎いものですが ご質問者産に対するわたしの意見です。
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冒頭でデフレだから金利が上がらないと希望的観測が入っているからね。

。。
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