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JR東日本の首都圏通勤路線でのトラブル対応について質問です。

例えば、総武線(各駅停車)の千葉駅付近で何らかのトラブルがあり電車の運行に支障が出たとします。こういった場合のほとんどすべてが千葉~三鷹間の全線で運転見合わせとなってしまいます。

総武線(各駅停車)では幕張、津田沼、西船橋において東京方面(上り方向)への折り返しが可能です。上記の駅で折り返し運転をすれば輸送量の損出も少なくて済み、利用者へのダメージも少なくて済むと思うのですが、最近のトラブル時の対応を見ているとすぐにその線区全線で運転見合わせとなってしまいます。

なぜ途中駅での折り返し運転をしないのでしょうか?

A 回答 (4件)

こんばんは。


他社ではありますが、首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

>なぜ途中駅での折り返し運転をしないのでしょうか?

◇車両の運用や乗務員のやり繰りが大変だから。
⇒司令が指示をちゃんと出せていない、司令が未熟。乗務員が居残りするなどの協力が十分ではないという見方も出来ます。

◇いっせいのせで止めて、いっせいのせで動かせば、運転整理が簡単だから。

◇コンピューターによる自動化を進めたのですが、それが途中駅折り返しなどの運転整理の弊害になっている。
⇒昔は各駅で係員の判断でポイント操作や信号を出していたのですが、今はコンピューターで入力してそれを元に運行しています。運転整理はコンピューターを入力し直さなければならず、却って時間が掛かってしまいます。非常時に係員が操作できるように設備は残してあるのですが、普段触らない機器を非常時に扱うというのは、失敗するリスクも高まります。だから、司令はなるだけ各駅に手動で操作させたくないという本音があります。

質問者様が仰るのはもっともです。
コンピューターに頼らない技術があれば、途中駅での折り返しは可能です。

しかし、コンピューターによって少人数化が図れ、結果として人件費が抑えられ、物価が上昇しても運賃上昇を抑えられた、企業の収支が保たれているという側面もあります。

その為、簡単に良い悪いは言えない問題です。

コンピューター化を進めた弊害と、解釈して頂ければと思います。
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この回答へのお礼

大変わかりやすく、なおかつ利用者の立場にも気配りのあるご教示をいただき、ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/25 21:18

参考


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E8%BB%A2% …

中途半端に折り返し運転を行うと車両や運転手の管理がぐちゃぐちゃになるので
混乱の原因を取り除いてから正常運転を開始した方が 後を引かないから。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/25 21:19

元駅員です。



分り易くごくごく簡単に言いますね。
(1)運転再開後の「運転士」「車掌」の乗務員のやりくりがつかなくなります。
(2)車両のやりくりもつかなくなります
(3)今ATOS(アトス)と言う方式で当日の運転ダイヤをコンピューターにあらかじめ入力しておきます。折り返しをしたらコンピューターは手入力になり、余計に時間がかかり時間通りには動かなくなります。つまり折り返し駅のポイント扱いもATOSのせいで時間がかかるのです。

鉄道現場は思っているほど簡単ではないのですよ。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/25 21:19

利用者としては,「前線見合わせでの安全」が「一部折り返しでの利益」よりも優先する。

と思いたいですね。
もしかすると,トラブルの解決した後の運転が,折り返し運転をした時によりも、止めたときの方が損失が少ない。
からかもしれませんね。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/25 21:19

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