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 少し前に『どうぶつ奇想天外』というテレビ番組で「ウミウシは巻貝の一種である」という解説を聞きました。そこで、ちょっと知りたいと思ったことがあります。殻の退化した巻貝だという点でウミウシはナメクジと似ていますが、両者は同じ軟体動物門の中でも特に近縁と言えるのでしょうか?それとも、全く別の巻貝が海中と陸上とでたまたま同じように進化しただけだと考えられるのでしょうか?
  * 以前同様の質問をしましたが、カテ違いとの指摘を受け(入力時に慌てて全く無関係のカテゴリに入れて投稿してしまい、回答者から「どうして?」ときかれて私もびっくり)、ここに再投稿します。

A 回答 (3件)

巻き貝の仲間は大きく分けて前鰓類、後鰓類、有肺類に分かれます。

違いは呼吸器官の違いによります。
よく知られている巻き貝はたいてい前鰓類に含まれます。
後鰓類は貝殻が退化している種類が多く、外見から殻が見えないものを一般にウミウシと呼んでいます。殻が完全に無くなったものと、退化した殻(タニシの蓋みたいなもの)が残っているものとがあります。
有肺類は要するにカタツムリの仲間です。人の肺とは構造がかなり違いますが、空気呼吸する器官(肺)を持っているのが大きな特徴です。
ナメクジは有肺類でカタツムリの殻が退化したものです。
コウラナメクジでは殻の痕跡と思われるものが残っていますし、体全体がとても入らないような小さな殻を持ったカタツムリもいます。
カタツムリとナメクジはかなり近縁といえるでしょう。

イルカとサメは外見上は似ているが、呼吸器官が全く異なるので近縁ではない のと同じようなことでしょう。
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この回答へのお礼

 分類上重要なのは貝殻の有無より呼吸器官の仕組み(ということは陸生・水生の違いを含めて)というわけですね。わかりやすいご説明をありがとうございます。
 P.S. コウラナメクジは知っていましたが、体が入りきらない小さな殻を持つカタツムリとは…貝類はまだ私の知らない不思議に満ちています(笑)

お礼日時:2004/01/10 20:16

もっとびっくり!



巻貝の仲間と言いながら、二枚貝の殻を持つウミウシもいます。

その名は「タマノミドリガイ」

こうなるとわけがわからなくなりますね(^^;
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この回答へのお礼

 巻貝と二枚貝の境界も、意外にファジー(?)なものなのかも知れませんね。そういえばマテガイやヒラザガイなど貝類には不思議な仲間がいっぱいいますし…興味深い種のご紹介、ありがとうございます。

お礼日時:2004/01/10 20:01

 おはようございます。



 遠い親戚みたいですね。

http://www.tokyodivers.co.jp/ushiben.htm
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この回答へのお礼

 面白いサイトをご紹介くださり、ありがとうございます。「中には(中略)ナメクジみたいな醜悪なウミウシもいる」というくだりがあって、クスリと笑ってしまいました。

お礼日時:2004/01/10 19:50

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