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今、安本美典氏の「新・朝鮮語で万葉集は解読できない」を読んでいます。


「沖縄の諸方言と本土の諸方言が分裂したのは、『万葉集』の編纂された奈良時代よりもおよそ500年ほど前である。(p40)」

(上記より引用)

なぜ、このように考えられるのかについては記されていません。

ウィキペディアには次のようにあります。

琉球語(琉球方言)の文字による記録は、古い石碑に記された仮名書きで見ることができる。
例えば、1494年の小禄墓[18]、1501年の玉陵の碑文、1597年建立の 『浦添城の前の碑』がある。
また、尚円王(金丸)の直筆書状も現存している。
15世紀からのいわゆる琉球王朝では、公文書は漢字ひらがな交じり文で書かれた。
また、歌謡集『おもろさうし』もひらがな主体の表記をとっている。カタカナはほとんど使用されなかった。

文字の記録は15世紀までしかさかのぼれないようです。

安本氏はどのような根拠から

沖縄の諸方言と本土の諸方言が分裂した時期を奈良時代よりも500年ほど前だとしておられるのでしょうか。

A 回答 (6件)

>>安本氏はどのような根拠から沖縄の諸方言と本土の諸方言が分裂した時期を奈良時代よりも500年ほど前だとしておられるのでしょうか。



    おっしゃる通り書いたものでは15世紀までですが。クラシックな方法と20世紀中葉以後の言語年代学(語彙統計学とも)があります。
    クラシックは、インドヨーロッパ祖語再構成(下記)の手法です。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E8%BC%83% …
    言語年代学の方法は、服部四郎『日本語の系統』(岩波1959)などに見られます。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%8D%E9%83%A8% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
比較言語学についてはわかりました。
それでも、安本氏が琉球語と日本語の分裂時期を奈良時代よりも500年前としておられる理由がわかりません。
服部四郎氏の『日本語の系統』を読めば理解できるのですね。
図書館で探してみますね。

お礼日時:2012/05/23 11:57

    #5です。

夕食の時間で慌て、大切な事を忘れていました。

     書いたもので調べるのは文献学(Philologie, philology 系統の言葉)で、それより前はクラシックな比較言語学や20世紀第三4半期に流行した言語年代学などによります。

    安本美典氏は、以前にも似たような著作がありますので、この数字は、多分、比較言語学や言語年代学の業績を踏まえたものかとおもいます。
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この回答へのお礼

何度も回答をありがとうございます。
比較言語学、現代年大学の業績をふまえて、どのようにして奈良時代より500年前と出したのかを
安本氏はきちんと説明する必要がありますね。
この説明がきちんとできていなければ、日本語と朝鮮語が分離した時期についても語れず、
日本語と朝鮮語は姉妹語ではないと、言うことはできないと思います。
こじつけ、語呂あわせだらけのベストセラーを完膚なきまでの論破、と帯に書いてありますが、どこが~、と思いましたね。
(日本語と朝鮮語が姉妹語であるとは思ってはいませんが)
ああ、こんなこと書くとまた誰かに怒られそうだ(笑)

安本さんは一般人には計算方法など理解できないと思っておられるんでしょうかね。

お礼日時:2012/05/23 12:05

>こういう説明がきっちりさなされていないので、彼の本は読んでいてもどかしさを感じますし、説得力がなく感じます。



だから 著書の数冊を読むことです と言っているではないですか

努力もしないで、理解もできないで 御託をならべるのは如何なものかと(敢えて言えば能力不足を棚にあげて)

これは 他の質問にも言えることです
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この回答へのお礼

安本さんの本は4冊ほど読みました。
けれど、その中にこの疑問を解く記述はありませんでした。

努力していないといわれればそのとおりです。
早く知りたいもので。

なまけものだと笑って下さい。

お礼日時:2012/05/22 09:04

言語学的には硬い(時間の経過に依存する要素の少ない)単語・語彙と柔らかい(時間の経過と共に變化し易い)単語・語彙が存在することが判明しています



それを検証できる文献に当てはめて、そこから推測します
安本氏はその分野の専門家ですから現代の本土と琉球のことばにあてはめて推測しています
(詳しくは安本氏の著書数冊をお読みになることです)他の回答者が言っているようないい加減なものではありません
数理統計学の検証もクリアしている仮説です

この考えは 日本語と朝鮮語や、各種言語の近しさの研究にも多用されています
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>それを検証できる文献に当てはめて、そこから推測します

その推測の方法をお尋ねしています。

こういう説明がきっちりさなされていないので、彼の本は読んでいて
もどかしさを感じますし、説得力がなく感じます。

お礼日時:2012/05/21 22:38
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
別れた時期についての説明はないようですね。

お礼日時:2012/05/21 20:45

琉球方言と本土方言は,共通の祖先(日本祖語)から弥生時代を上限とし古墳時代頃までの時期に共通の祖先から分かれたと推定されています。



安本美典氏本人に直接問い合わせるのが筋ですが、安本氏は言語学の推定をそのように解釈したのでしょう。これは歴史学のテーマではなく、言語学のテーマです。言語学と歴史学はアプローチが違います。言語学では史料に基づかない、言語分析的アプローチで推定するといった手法が許されています。もちろん何百年前といった具体的な根拠は何も無い。そういったところで、どうせ無知蒙昧な読者には何もわかりませんから、読者にわかりやすいように勝手に万葉集の500年前などと書いているのでしょう。

その本は万葉集古代朝鮮語説といった似非科学の与太本に対する批判ですから、それがさほどの問題でもない。もともとの万葉集古代朝鮮語説こそが、それこそ何の根拠もないわけで、単なる語呂合わせとこじつけの寄せ集めなわけで。

どっち側の論者も歴史学的アプローチではないのです。ですから根拠は?と問う意味もない。
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この回答へのお礼

>琉球方言と本土方言は,共通の祖先(日本祖語)から弥生時代を上限とし古墳時代頃までの時期に共通の祖先から分かれたと推定されています。

その理由を知りたいのです。
具体的な根拠はなくとも、そう推定されたということは、何か理由があるわけですね。

回答をありがとうございました。

お礼日時:2012/05/21 19:10

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