No.1ベストアンサー
- 回答日時:
マッド・ティーパーティでのアリスと帽子屋・三月ウサギ・ヤマネの掛け合いは絶妙ですよね。
論理学者としてのルイス・キャロルの本領発揮といったところでしょうか。この感覚を身につけるのはなかなかむずかしいですね。いくつか参考書を挙げます。
・柳瀬尚紀『ナンセンス感覚』(河出文庫、講談社現代新書)
・内井惣七『推理と論理―シャーロック・ホームズとルイス・キャロル』(ミネルヴァ書房)
・宗宮喜代子『アリスの論理―不思議の国の英語を読む』(NHK出版生活人新書)
・宗宮喜代子『ルイス・キャロルの意味論』(大修館書店)
そうした系統の小説を読むのもいいかもしれません。
なかなかルイス・キャロルに対抗できる作品はありませんが、以下のものがお口にあえば幸いです。
・エドワード・リア『ナンセンスの絵本』(岩波文庫)
・チェスタトン『木曜日だった男~一つの悪夢』(光文社古典新訳文庫)
・カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』(ハヤカワ文庫)
・筒井康隆『ヨッパ谷への降下~自選ファンタジー傑作集』(新潮文庫)
・井上ひさし『言語小説集』(新潮社)
意味論とか、論理という観点から、物語を読むという視点があるのは、目から鱗でした。自分的には、筒井康隆は、ナンセンスという点で、似通っている気がしていました。
具体的に言うと、ルイスのほうが、上品で洗練されていて、きれいな感じがするのですが、なんという小説だったか、人物の顔が、驚いた拍子に、馬になってしまうところや、きむこという女性が、山手線にのりながら、自分も一緒にぐるぐる回る、というところです。
筒井氏は、星新一によると、ある時期までは、凶器のような、内部にマグマの、腐ったの、といえばいいでしょうか、そういうものを秘めていたそうで、それを、小説に昇華できるようになってから、落ち着き始めた、というのを聞いたことがあります。小説に放出することができて、すっきりしたんでしょうか。マグマというと、人間、誰でも、煮えたぎるものをかかえてたり、人によっては、小さかったり、静かだったり、時期を過ぎれば穏やかになったりして、おちついていったり、残念な場合は、犯罪とかへ向けられる気がするのですが、なぜそう思かというと、ビーズの稲葉さんが、マグマというゾロ曲を出していて、彼の内面を想像すると、(インタビューなど思い出したりして)内面に、爆発しそうなものを持っているから、あんなにたくさん、氏がかけるんだろう、と思っていたりしたので。どっちかというと、稲葉さんのは、健全なもののように思えるのですが、氏の場合は、間違うと、凶器のほうへ行ってしまうというか、どこか破たん的なほうへ向かっていきそうな感じがします。生産的じゃなくて、想像とか、より、破壊的な感じがします。氏は、なぜそこまでとおもうほど、女性をこき下ろす表現を話のなかでしていて、「どうして、ここまで、歪んだ考え方をするのか?」と思っていました。本質をえぐるというか、正常なラインを超えた、突き抜けるようなまなざしをもった方なのかな、と思います。能の中が、スパークしているような、あれは、禁欲的に生きている人の反動のようにも見えます。あまり押さえつけると、反動がすごいですよね。氏は、頭もすごくいい人ですが、押さえつけられたsとの、跳ね返る力が、普通の小説家とは、比較にならない木がします。どこか、普通の人は取ってない神経が脳に走っている感じがします。怪気炎という言葉でいつだか説明されていましたが、少し怪物に近いような人です。芸術家というのは、こういう風に、モラルとのはzまを綱渡りしてるんだな、と思わせる人です、策hンをみると。え、そんなことを、軽い読み物のタッチで、書いたら、かえってまずいんじゃないの?というものが多そうです。科ルーク、すごいえぐいことを書いてきます。キャロルは、やはり、おとぎ話で、子供も読めるように、という感じで、夢がありますし、イギリスという空気を入れると、なんでこんなに、上品な感じになってしまうんだろう、という気がします。。お茶会なんて、はいてぃーを連想させて、ブリてぃっしゅな、スコーンとか、紅茶とか思いう科b手、もうそれだけで、貴族の世界を思い浮かべます。上流社会とか、貴婦人とか、上流階級の世界を思い浮かべてしまいます。そういう雰囲気を持たせつつ、三月ウサギが、ウサギというのも、ピーターラビットみたいな、愛くるしい様子を思わせるので、狂ってても、あまり気になりません。ウサギが、こちらの価値観を一層するのですが、、ハチャメチャでもなく、やはり、意味があるのでしょう。だから、おすすめされたものの中で、一番読んでみたいのは、意味論と、論理ですね。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
高橋昌一郎著『理性の限界』『知性の限界』講談社学術文庫。
ファイヤーアーベント著『知についての三つの対話』ちくま学芸文庫。
タヌレ『ブラック・スワンの箴言』ダイヤモンド社。
落語『頭山』。
木村元『反哲学』新潮社。
ダニエル・ホフスタッター著『ゲーデル・エッシャー・バッハ』『メタマジカル・ゲーム』白楊社。
ソクラテス『プロタゴラス』『テアイテトス』ほか岩波文庫。
朝日出版のエピステーメー叢書、ルイス・キャロル著『枕頭問題集』。
この回答への補足
たくさん教えていただき、ありがたいのですが、少し、かいつまんで教えていただけないでしょうか?
それか、アマゾンででも、解説を見ればいいのでしょうか・・・。
ルイスの、問題集というのがあるのは初耳でした。これが一番、興味があります。
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