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 日本語を勉強中の中国人です。「マグニチュード」と「最大震度」の違いは何でしょうか。マグニチュード7.3、最大震度3はひどい地震でしょうか。どのような感じの地震でしょうか。地震がめったにないところで暮らしているので、イメージはなかなかつかめません。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

先ず質問の確認です。


「マグニチュード」と「最大震度」の違い は質問として成立しません。
「マグニチュード」と「震度」の違い   は成立します。
以下に説明します。
 ------------------------------
■用語:この種のことは基本の確認から。
・マグニチュード:地震そのものの規模を表す尺度。
    中国語ー震级=earthquake magnitude
        magnitude巨大,广大; 重大,重要; 量级; (地震)级数
・震度:ある場所における地震動の強さの程度を表す階級。
    中国語ー烈度=earthquake intensity;地震烈度
・震级と烈度の関係はこちら
 http://wenku.baidu.com/view/21838473a417866fb84a …
⇒すなわち、
 震级 は震源地での爆発力(断層の滑り、火山噴火etc)の大きさ。
 震度 は震源から離れた各地での揺れ。
  “父親の鼾の大きさ” と、
    “家内各部屋の家人が受ける迷惑度” のような関係。

注1:震度は特定地点での揺れの問題、地震波の伝わる距離ばかりでなく、地盤の性質などにより各地の振動に差が出る。日本では、以前は気象庁が一定の基準に従って体感で判断してきた。現在は各地に網羅した計測機器で自動的に判断して発表しています。
注2:日本の気象庁震度階級は、日本で使用されている独自の震度階級。地震の揺れの大きさを階級制で表す指標、単に震度ともいう。
注3:日本の震度区分表.
    (気象庁:日本では地震に関しては気象庁が主管官庁です)
・「震度と揺れ等の情況(概要)」気象庁広報版(漫画風)
  http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/shindo_kaiset …
・「気象庁震度階級関連解説表」(詳細)
  http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kais …
注4:中国の「中国地震烈度表」 1999-04-26发布 1999-11-01实施
・国家质量技术监督局 发 布 この文献の附件 表1 中国地震烈度表 に
    烈度I~XII の解説あり。

■震度と揺れ、体感と被害:
震度、加速度、地震動の振幅、周期、継続時間により大幅に変わります。
体験的には以下の通りです(個人差があるので一概には言い切れません)。
・震度3未満は気づかないか、気づいても話題にもなりません。
・震度3は日本人の殆どが度々体験していると思います。
     慣れもあるので「あっ、地震だ!」と言う程度で済みます。
・震度4は、「あれっ、これは...!!!」と言う感じで身構えます。
     間もなくおさまれば「今の(地震)はちょっと大きかったな!」
                         といった感じです。
・震度5は「あっ、これはすごい...!!!」と言う感じで近くの物に掴まります。
棚の物の落下、壁に罅、向かいのビルの上部が近ずいたり離れたりするのを呆然と眺めた経験もあります。一般には人生の中で数度?経験する程度。私は50年ほど東京に暮らしましたが、記憶では3回?程度です。2023.3.11の大地震で関東以北の日本人の多くが体験することになりました。
・震度6は「あれっ?」と思う間もなく
      「どうしてよいか分からない」状態になります。
   ともかく身の危険を避けることや家族の情況が思い浮かびますが、
       殆ど動けません。昨年の体験です。
・震度7以上は未体験、見当もつきません。父は1923年の関東大震災震度6以上で家屋が倒壊し、落下する梁を背中に受けた時の傷が残っていました。
*震度4や5でも自分の居る場所の揺れ方(縦揺れか横揺れか、建物の長辺方向か短辺方向かなど)で情況は全く異なります。とりわけ、継続時間が長くなると恐怖感が格段に増大します。瞬間的な揺れ(数秒以内?)でしたら被害も瞬時、恐怖感も瞬時(といっても長く感じます)です。被害の大小は別の要因が関係しますが。

補足:
*中国の震度と日本の震度。
中国地震局はマグニチュードと震央震度の対応の目安を発表して
1996年日本が改定する前の震度階級を参考に、中国地震局は震度表を制定したとされますが、中国も1999年に改定しています→中国地震震度表(中国地震烈度表)。
日本の震度表は 7等級10段階、中国の震度表は12等級。
・ご質問にある「震度3はどのような?」については、
単純対比はできませんが、
 日本の震度3~4 は 中国の4~5等級 相当とする記事があります。
  http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=07 …
前出の「気象庁震度階級関連解説表」と「中国地震烈度表」の内容で類推すると、やはり日本の震度3 は 中国のIII~IV(orV)等級 の印象です。

*マグニチュード
・モーメントマグニチュードーーー国際標準 断層のずれから定義
・気象庁マグニチュードーーーーー日本の気象庁
  日本の気象庁は両者併用(過去の記録の対比斉合などのため)
*震度を表す震度階級には世界的に幾つかの区分法がありますが、国際基準はありません。各国それぞれです。
*1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震が30秒未満でビルの倒壊や道路橋梁の崩落が起きています。2011年東関東大地震では場所により200秒以上~6分間の揺れが続きました(3か所の海底断層で連続的に崩壊が発生しため)。
*世界初の地震観測器(とされているもの):中国の張衡が紀元132年に発明した候風地動議でした。これは人体では感じないような微弱な震動で龍の口にくわえさせている玉が下へ落ち、下に置かれた蛙の口へ入って音がするというもので、一種の感震器でした。
*質問文について。
「最大震度」とは、
 ・各地で観測されたうち最大の震度を(その地域の)最大震度。
 ・“震度○の地震”という表現は、“観測された最大震度が○”の地震の意。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変詳しくて、わかりやすいです。なんとなく地震に対する感覚をつかむことができました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/08/19 13:53

マグニチュードは地震の揺れの規模を表します。


マグニチュードが1上がると、地震のエネルギーは約32倍になります。

一方、震度は体感による地震の揺れの分類方法であり、震度0(無感)、1(微震)、2(軽震)、3(弱震)、4(中震)、5弱・強(強震)、6弱・強(烈震)、7(激震)の10段階に分かれています。
震度は体感によるものなので、震源からの距離や震源の深さ、また地盤の固さにより、同じ地震でも場所によって変化します。
震源からの距離が遠かったり、震源が深いと、地震波が届きにくくなるために一般に震度は小さくなります。
地盤の固さにより震度が変化するのは、皿の上にプリンと木綿豆腐を置き、皿を同じように揺らしたときのことを想像してみると分かりやすいかと思います。
プリンの方が木綿豆腐よりも揺れ方は大きそうですよね?
このことが、実際の地面でもあてはまります。
近畿地方ならば、プリンが京都市、木綿豆腐が大阪市になります。
実際、1995年に神戸で起こった阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)では、神戸との距離がより近いはずの大阪市(大体震度4)よりも、距離が遠い京都市(大体震度5)の方が震度は大きくなりました。

上で述べたように、震度は場所によって変わるため地震の規模はマグニチュードにより判断します。
よって、マグニチュード7.3の地震は、最大震度が3であっても巨大地震に分類されると思います。
ただ、震度が一番大きい場所でも3ですので、車に乗っている人や歩いている人は地震に気がつかないかもしれません。
ただし、現実にはマグニチュードの規模に比べて最大震度が小さすぎます。実際には、おそらく6くらいにはなるかと思います。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。すっきりいたしました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/08/19 13:38

マグニチュードは地震そのものの大きさのことです。


震度は各地で観測した揺れの大きさを表しています。

マグニチュード7.3は、地震そのものがかなり大きいです。
ちなみに東日本大震災はマグニチュード8.1だった気がします。
しかし今回は最大震度が3なので、北海道の地盤が強いか、
震源の深さが深かったのだと思われます。


中学3年生の知識なので間違っていたらすみません。
分かりにくい語句があったらまた聞いていただきたいです。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。よくわかりました。わかりやすいです。

お礼日時:2012/08/19 13:35

マグニチュードは地震が起こったその場所(地下の震源)での力そのものです。

一方で震度は自分がいる場所でどれだけ地面が揺れるかを表現したものです。

例えて言えば、電球の明るさそのもの(ワット)がマグニチュードで今いる場所で感じる明るさが震度(ルックス)となります。

どんなに大きなマグニチュードでも、震源から離れれば震度は弱くなりますし、逆に震源が浅く近ければマグニチュードが小さくても大きく揺れるので、震度は大きくなります。

マグニチュード7.3でも震源が10km程度ですぐ近くにいれば大きな揺れの震度(例えば6とか)になりますし、何十キロも離れれば震度2や3になります。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。よく理解できました。

お礼日時:2012/08/19 13:19

地震というのは大地を揺らすエネルギーが必要です


そのエネルギー量がマグニチュード、それによって地面がどれだけ揺れたかが震度です
マグニチュードが大きくてもすごくは慣れてれば震度は小さいです
震度3は家具がカタカタ揺れるくらいです

逆に言えばマグニチュードが小さくて都市の真下の浅い地中で地震が起きれば、相当ゆれることになります
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2012/08/19 13:16

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