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1月28日付けJapan Timesの社説Come clean on Iraq

http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/geted.pl5?ed …

の第4段落の最後に次のセンテンスがあります。

True, but no one could fail to miss that the "stockpile" of weapons had become WMD "programs."

アメリカは、対イラク戦争の前には「大量のWMDが備蓄されている」と言ってたくせに今になったら「WMDの開発計画が進行中だった」に話が摩り替わってしまった、と皮肉っぽくいう一節ですが、

1)上記のセンテンスは結局どういう意味なのでしょう。
また
2)このセンテンスはこの位置にあってどんな役割を果たしているのでしょう。

1については、

「論点が(「大量のWMD」から「WMDの開発計画」に)すり替えられていることを誰もが見落としている」

という理解でいいのでしょうか。

2については、
いくつも続く段落のこの位置で、
「しかし、すり替えに誰も気づいていない」と指摘することにどんな意味があるのでしょう。
あとのいくつかの段落にどんな意味で利いてくるのでしょうか。

ほな、よろしゅうおたの申します。

A 回答 (7件)

》で、でんな、


》この、「すり替えはみえみえやで」とこの場所で指摘することの文脈的役割も、
》もう少しおしえてもらえますやろか。
》ほな、引き続きよろしゅうに。

原典の社説の結論は、アメリカに対し、現状についての事実に即した説明を要求するということになっています(The U.S. must discover why that gap existed and explain to the world why it acted on the basis of faulty intelligence.)。そうした結論を出した理由としては、米国が、イラクのWMDs に関する事実認識のしかたが他国と違っているのを知りながら、それに固執しようとするアプローチが(日本としては)我慢ならないからで、こうした乖離はハナっからずっとそうだったと表明しています(how to respond to that condition [was] what divided the international community.)。この記事では、他国による本件の事実認識を混乱させ蔑ろにした罪で、アメリカのアプローチそのものがアメリカのintelligence failureの根本要因だと非難されるに値する、という主張が展開されており、guilty by consequence といった観点に立ち、依然イラク問題を処理しきれていないことの根本要因が、これまでのアメリカのアプローチそのものにある、と非難しています。ここから、他国のアプローチと(いまだに)違っているという事が即、米国のアプローチそのものが間違っていると言える理由になり得る、という、日本ならではの見方ができあがっており、そうした「違うアプローチ」を具体例として紹介し、批判、攻撃する姿勢をとっています。

つまり、アメリカは、(米国が持つ原理原則をタテにとりつつ)自分達だけが「わかっている」という積りで、相手を言葉や表現でダマシダマシかわしていけるだろうとタカをくくっている一方で、日本(或いはヨーロッパ)では、「もうそうは騙されねえぞ」という反発が既に生まれていて、更には、「もともとワカッテねえのはあんたら(米国)の方やろ」とまでやり返している訳です。

表現をすり替えることで何とか立場の整合性を保持しようとする(様に見受けられる)こうした米国のアプローチが、日本にとっては我慢ならず、また「しどろもどろ」にさえみて取れる程間違いだらけだと言える良い例が、ブッシュ大統領の【「大量のWMDs」から「WMDsの開発計画」に)すり替わった】スピーチにも見られ、更にはケイ氏の【UN Inspections が成功したので、いつのまにかWMDsがなくなったのさ】という言動も、同じ視点から見ると「苦しい弁明」として批判できます。
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論旨としては、結論【釈明せい、このアホんだら!】、その直接の理由【今迄のは説明になっておらへんがな】、そしてその理由付けをサポートするエヴィデンス(実例)が二件【見てみい!こんなムチャクチャな遣り方で理屈が通る思うたら大間違いやで】、記事の中に出てくることになり、論評としての体裁やあるべきスタイルとしての基準に即しています。
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この回答へのお礼

おおきに。

教えてもろた論旨を片手に英文を読み直してみたら、メガネを拭いたみたいによお分かりましてん。恩に着まっせ。今までのメガネは指紋だらけやった。いや、めがねのせえにしたらあかん、わいの読解力不足や。

ほんま、有難うございました。

お礼日時:2004/02/01 12:29

すみません。

回答ではありません。
しかもこの前の質問にうかつにもお答えしてしまった愚か者です。

質問者さんがこの質問をどういう意図で投げかけていらっしゃるかもわからないのですが、なんとなく感覚的に理解したつもりの勘違いな通りすがりの意見を勇気を出して述べさせて頂きます。

>Japan Timesの社説

No.5 さんの「筆者が気付くべき 」は 
正論で、筆者には曖昧な表現しかできないという背景があるかと思います。
ここは苦渋の表現と感じます。
生々しいコメントというのは報道に関わってる方は大変苦労されているかと思います。

他のメディアと照らして判断されれば良いと思いますし、質問者さんはここまで読解力、洞察力がおありなのですから、「そんな事はとっくにやっます」という事でしょうし、
外に向かって発信なさる事を切にお願いしたいと思います。
それに値する素晴らしい能力をお持ちでカリスマ性に満ちた方とお見受けしました。
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こんばんわ。

アメリカ人なりに論理的に思考して回答します(昔GMATではそれなりに点をとったんですよ)。
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簡潔な回答:

1) 上記のセンテンスは結局どういう意味なのでしょう。
筆者が意図した意味は、【論点が(「大量のWMD」から「WMDの開発計画」に)すり替えられていることを誰も見落す訳がない】で、文章も実際そうなっているのですが、落とし穴があります。以下に説明しますが、これは筆者の責任と(モノカキの私としては)考えます。

2) このセンテンスはこの位置にあってどんな役割を果たしているのでしょう。
1) の意味が、「誰も見落す訳がない」ですから、ブッシュ大統領とその政策を批判する論旨にかなっていますが、そうとれない様な誤解をまねく文章に(結果として)なってしまっていることに、筆者が気付くべきでしょう。
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この文では、おそらく筆者の勢いが余って読者を混乱させる表現になってしまっていますね。もともと主張したいこと【= 論点が(「大量のWMD」から「WMDの開発計画」に)すり替えられていることを誰も見落とす筈がない】は頭でわかっていても、表現上でうっかりしてしまい、その一方で、読み手も筆者のいいたい事を予測した上で、スススっと読みとばしてしまうので、間違いに気付かない、とか...

問題の表現は、二つの慣用表現が混ざってしまったので、筆者が使い方を間違ったか、結果的に読み手を混乱させる表現にしてしまったかのどちらかです。但し、意味が逆になっている訳ではありません(ココが重要ですよ!)

【no one could fail (to do something)】誰も(そんなこと)間違わないよ。この表現を使う以上は、to 以下に来る動詞は、肯定的な意味を表す言葉にすべきです(例えば、notice, understand とか)。

【fail to miss】ミスってしまう (気付かずに見逃してしまう)。これは、「ミスること(to miss) を失敗する(fail)」 のではなく、「失敗してしまったために結果としてミスする(fail in order to miss)」或いは「ミスすることによって失敗をおかしてしまう (fail by missing)」という意味で解釈下さい。
(例) Don't fail to miss this opportunity! この機会を逃すな!
(分解) Do not fail / to miss (= by missing) / this opportunity! 間違っちゃいけませんよ / ミスったりして / この機会を! (うっかり見逃すことのないように!)

【no one could fail to miss】誰も誤まって見逃すことはない。
(分解) no one could fail / to miss 誰も間違いをおこさない / ミスすることで
(誤解) no one could / fail / to miss 誰もしねえよ / 間違うなんて / ミスることを

上記のように、解釈の上では、意味自体は依然として合っているのですが、こうした紛らわしい表現を使ってしまった筆者に責任があります。"no one could fail to undestand (或いは notice)" としておけばこのカテでの質問にはならなかったものを、"fail to miss" の表現をもってきて、本来肯定の意味の動詞をもってくるスタイルの文章に、"miss" を入れてしまった訳です。

原典の記事を読む 限り、おそらく筆者は英語がネイティブでないか、或いは少なくともアメリカ人ではないでしょうから、こうした微妙な間違い(というよりも不十分な理解)が発生したか、或いは文筆家としてマダマダ...というところでしょうか。(例えば、記事中4段落冒頭で "In the aftermath of the invasion, no WMD have been found." とありますが、"WMDs" と複数にするのが【スタイル】として正しく、そこまで文章力がイタについてないことがわかります。)

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ところで、"fail to miss" の意味を【どうしても】文字通り「ミスることをfailする」としてご理解なさりたい場合もあるでしょうから、参考までに付記しますが、実際にそこまでこだわった表現をする皆さんもいらっしゃいます。英文学に精通されている方にはご存じかもしれませんが、ダグラス アダムス著の "Hitchhiker's Guide to the Galaxy" では、"miss the ground" = "fly" となりますから、"most people fail to miss the ground" は、「多くの人は(意図的に)誤まって空中に舞い上がってしまう (most paople fail in order to miss the ground)」ではなくて、「多くの人は"miss the ground" (これが結果として飛ぶことに繋がる) を十分実践できずに落っこちてしまう(miss the ground を fail する)」という 意味になります。論理的かどうかわかりませんが、このような使い分けができるのは理知的なことだと思います。
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この回答へのお礼

おおきに、みなせはん。

こないに生々しいコメントをきかせてもろうて、胸がドキドキしますわ。

>原典の記事を読む 限り、おそらく筆者は英語がネイティブでないか、或いは少なくともアメリカ人ではないでしょうから、こうした微妙な間違い(というよりも不十分な理解)が発生したか、或いは文筆家としてマダマダ...というところでしょうか

というあたり、とてもワイには見抜けんところですわ。

>この文では、おそらく筆者の勢いが余って読者を混乱させる表現になってしまっていますね。

といいながらも

>但し、意味が逆になっている訳ではありません(ココが重要ですよ!)

と言いはるところをみると、こないな言い方は、間違いと言い切れないほどけっこうある、通じる、ゆうことでんな。英文の流れにのって、筆者に乗り移って、チマチマした言葉遣いの乱れに気づかんほどになってみたいもんやなぁ。ああ、なんぼ勉強してもたらへん! ますますファイトが湧きますわ。

で、でんな、

この、「すり替えはみえみえやで」とこの場所で指摘することの文脈的役割も、もう少しおしえてもらえますやろか。

ほな、引き続きよろしゅうに。

お礼日時:2004/01/31 22:37

要点だけ。



No one could fail to notice...

No one could fail not to notice...

違い。
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numero unoです。



ははぁ!そう来ますか!

ごもっともなのですが、残念ながら英語は数学ではないのです。
要するに、two wrongs don't make a rightの通りなのです。

double negativeはemphasisの表現方法でもあるのです。

いくつか分かりやすいサイトがありますので、ご覧になってください。


http://entrypoints.com/AhaPage/Aha!DoubleNegs.html

http://www.askoxford.com/worldofwords/wordfrom/n …

English is not a logical language...
You ain't heard nothin' yet, folks...
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この回答へのお礼

うーん、深こおまんな。

「二重否定がただの掛け算でなく否定の強調になる」。
ええ勉強さしてもらいました。御礼申します。

ところで、そこまではっきりさせた上で、改めてご質問。

この場所で、「そんなこと全部まるっとお見通しだ!」と指摘することは、前後の文脈の中で、なにか役割を果たしているのでっしゃろか。

自分の力だけでよお考えきれへんので、ご相談ばかりで申し訳ありまへんけど、もう少し力をお貸し下はりまっか。

ほな。

お礼日時:2004/01/31 20:00

>True, but no one could fail to miss that the "stockpile" of weapons had become WMD "programs."



>「論点が(「大量のWMD」から「WMDの開発計画」に)すり替えられていることを誰もが見落としている」
という理解でいいのでしょうか。

fail to miss
[見逃す事に失敗する]
と考えればいいと思います。
No one could fail to miss~と言っているので、誰も~を見逃す事に失敗しないだろう=誰でもそんな事には気付くだろう、となるのではないでしょうか。

>「大量のWMDが備蓄されている」と言ってたくせに今になったら「WMDの開発計画が進行中だった」に話が摩り替わってしまった、と皮肉っぽくいう一節ですが、

大量破壊兵器があるからイラクを攻略しなければならないという理由の元に行われた侵略(戦争?)でしたが
実際、その様な兵器が発見できなかったので、「もし攻めていなければ大量破壊兵器製造計画が今日まで進行していただろう」などと侵略を正当化する演説をしたので、それに対して誰だって論点を摩り替えた事に気付くと指摘している部分でしょう。

>「しかし、すり替えに誰も気づいていない」と指摘することにどんな意味があるのでしょう。
あとのいくつかの段落にどんな意味で利いてくるのでしょうか。

「誰しもそんな論点のすり替えに気付いている。ブッシュさんどうするつもりだ?」という意味でしょう。
後半部分8段落目の、何故、専門家の多くがイラクがWMDを所有していると確信したのか?と云う事と、何故、戦争に急がなければならなかったのか?という2点に焦点が当てられている、というのを見れば、早まった侵略への非難が強まっている事が伺えるかと思います。

この回答への補足

回答くれはって、おおきに。

>誰も~を見逃す事に失敗しないだろう
=誰でもそんな事には気付くだろう

この等式はほんまに成り立つのでっしゃろか。

1)no one
2)fail to(= do not)
3)miss(= not notice)

と否定の内容の言葉が3回使われていますさかい、
マイナスの3乗で、結局ぐるっと回って「否定が一回」ということになります。

つまり2と3が打ち消しあって

no one notices

の意味になりまへんか?

no one notices that ...

は、「誰でも気づく」の意味やのうて

「誰も気づかへん」=「誰もが見落としている」

の意味とちゃいまっか?

ほな、よろしゅうに。

P.S.
管理人はんへ。

このやり取りは「論争」とちゃいまっせ。
質問の真意は2)のセンテンスの文中の役割の確定にありまんのや。その前提として、分かりにくい文意を先に確定せななりまへん。その作業やとご理解くだはりますよお、これ、この通りひれ伏して御願い申し上げまっせ。

ほな。

補足日時:2004/01/30 18:45
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"no one could fail to miss"とは「誰しも気づく」ではないでしょうか。



記事ではブッシュ大統領の演説内容の引用後、「確かにそうではあるが、「大量のWMD」が「WMD開発」にすり替えられてしまった事は誰しも気が付くところであろう。」と解釈できるかと思います。

この位置にある理由は単純にブッシュ大統領の最新一般教書演説の引用がそこで使われていただけでしょう。

この回答への補足

有難うございます。

>"no one could fail to miss"とは「誰しも気づく」ではないでしょうか。

そこでんがな。
つまり、everybody can noticeの意味になるゆうことでっしゃろ?
わいも、最初そう思いましてん。

でも、

「誰しも気づく」の意味ならば
no one could fail to notice...
になる思いまんのや。

no one fails to do so = everybody does so

でっしゃろ。
そなら、
no one fails to miss
やったら
はeverybody misses
の意味にならしまへんか?

この場合に限って
miss=notice
のなるでっしゃろか。

ほな、補足のほうもよろしゅうお頼も申します。

補足日時:2004/01/30 18:32
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