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知人が介護に関して非常に困っている状態なので、投稿させていただきました。


(1)76歳 女性 腰部脊柱管狭窄症 変形性腰椎症 要介護5 手術の失敗により四肢麻痺の状態で寝たきり
(2)発病 H16 手術 寝返り、起き上がり、立ち上がり、立位保持、歩行、入浴、更衣が全介助  座位保持、排便、整容が一部介助  食事のみ自立(介護用スプーン等使用)
(3)3月中旬から不調傾向が強まり、全身の筋力低下と、それに伴う精神的な不調がひどくなっている。また、全身寝たきりにもかかわらず夫から暴言を受ける日々が多く、動くこともできずに精神的な衰弱と諦めの状態が強くなっている。

息子と嫁がそこそこの給与をとっているため、老人ホーム等での介護を希望しても受け入れてもらえない状態。介護は家族で分担しているが、舅と嫁の折り合いが悪く、舅の暴言に反発した嫁が出て行くこともあり、息子に介護の負担がのしかかっている状態。
毎日ヘルパーにきてもらい介護をしているが、かなりの家計の負担にもなっており、本人のためにも暴言を受けない環境(老人ホーム等)で心身の回復をはかってほしい。
給与所得が多いといっても介護にかかる費用で決して良い状態とは言えず、以前は障害者認定もあったがそれも給与の関係で取り消されてしまい非常に辛い状態。

ケアマネと相談もしているが、進展はなく、家族も本人も困窮している。
住んでいる場所は東北で結構田舎の方です。

この状態を解決するためにはどういう手順をとればよいでしょうか?
みなさまアドバイスをよろしくお願い致します

A 回答 (1件)

 病院の医療ソーシャルワーカーをしています。

ご質問の内容拝見させていただきました。私も東北に住んでおり、このようなケースを多数拝見して参りました。いくつもの要素が絡み合っているので紐解きながらお答えを書いていきたいと思います。

 まずは介護認定としては要介護5ですから、一般的には施設入所が当然考えられる状態です。ただ世帯収入の関係上、公的な施設への入所は難しいでしょうから費用負担は大きくなりますが、やはり特別養護老人ホームの入所を検討するべきだと思います。

 障害者認定は所得によって取り消されることはないので元々無年金、あるいは子供の扶養家族になっているなどの理由で障害者年金の支給停止に相当しているケースはあり得ます。

 さらに配偶者(この場合、夫)も高齢であると推定されるので、必ずしも介護者として適切ではない。息子夫婦は共稼ぎで相応の介護の負担しか出来ない。

 このような状況であればまずは特別養護老人ホームの入所を検討すべきですが、入所の見込みは立たないでしょう。とすれば、全身症状の悪化を主訴として病院へ入院することも考えられます。
 ただしこれは一時的であって本来はグレーゾーンの方法です。これはケアマネージャーの力量によります。特に医療職がベースにあるケアマネージャーの方(特に看護師)がこういう場合の対処法をよく知っています。
 

どうしても埒があかないようでしたら担当医、あるいは病院のソーシャルワーカーの手を借りるのも一つの方法です。お書きになっている内容から推察すれば、家族の状態は非常に不安定のように思われますし、特に夫にはその傾向が顕著であるように思われます。
 
 ご家族の方ではないので何とももどかしいでしょうが、このような方法もあるということだけはお伝えください。
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この回答へのお礼

細かな説明をいただき、誠にありがとうございます。
様々な理由が重なって、やはり解決は難しい問題なのだなということがよくわかりました。

特別養護老人ホームに関しては勧めさせていただきますが、なにぶん田舎なものでそういった施設に空きが無いというのも悩ましいところです。

ケアマネさんの力量による、というのは大変参考になりました。
相談する場所を変えてみるというのも一つの手かもしれません。

それから、病院の件についても悩みがあり、回復の見込みが薄いため担当医の先生から投げられているような状態で、さらに短期間に担当医が何度も変わるなどという事態になっております。3~4ヶ月の間に2度、担当医が変わりました。こういったことはよくあることなのでしょうか?
かかっている病院を変えたほうがいいのだろうかとも考えているのですが、こちらに関してもアドバイスをいただけますとありがたいです。

なんにせよ、どこまで関わっていいのかは悩みどころですが、衰弱していくままにしておくのは忍びないので、どうにか改善できないものかと思っております。

お礼日時:2012/11/30 19:03

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