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原発に関係する仕事に従事されている方から聞いてびっくりしたのですが、本当ですか?何がどうなっているのですか?

「地震等万が一の危険回避の為か何か知らないけれど、国内のほとんどの原発が停止されているようだけれど、これ発電が停止されているだけで、原子炉は動いているというか稼動状態なので、地震等天災が発生したとして、その危険度合いは、発電機を止めていようがいまいが、全く同じで、それならば発電・送電して電気料金を下げた方がよっぽど国家・国民の為になるのに…、馬鹿みたい」

もう少し詳しく解説していただける方、教えてくださいませんか?

A 回答 (13件中1~10件)

全く同じではないことは、前の回答者の説明通りです。



これで発電を再開して送電していいかどうかは別の話。脱原発に向かうのか、原発推進に向かうのか・・

原発を推進すると電気料金が下がるというのは幻想ですね。
現状、トータルコストでは、原発は他の方式に比べ遙かに高いのです。

なぜ安く見えるかというと使用済み核燃料を電力会社が資産として計上しているところにからくりがあるからです。

つまり、使用済み核燃料も燃料であるとして資産になっているんです。
原料として、ウランを買って、燃やして、新たに燃料を生産していることにしているから発電コストが安く見える。しかし、実体は、核リサイクルが上手く行く見通しは立っていませんから、使用済み核燃料は、経費のかかるやっかいなゴミで、手に負えなくなっています。

ここで考え方を180度変えて、脱原発にすると、いきなり電力会社から膨大な資産が消えるどころが、核廃棄物の処理管理費用が計上され、全電力会社が倒産するのですよ。銀行も大打撃を受けます。

しかし、一方で原発推進には暗澹たる未来が待ち受けています。今さえ良ければいいという・・
問題の先送りでしかないのです。

核廃棄物の負の遺産をいったい誰に負わせるのか・・・そう、原発の発電コストはトータルでは高いのです。

ぬくぬくと原子力の電気を使って、あとは知らね~。 

さらに、ウランなんて直に枯渇しますからね。いずれウラン不足で原発は停止するし、あとは、何千年も核廃棄物のお守りに膨大なコストが掛かるってこと。

いやはや、大変な問題直面しているんですよ。
そう、今、原発を取りあえず稼働させるってのが安直で痛みのない、問題先送りの行動なんです。


そして、この先100年でまた悲惨な原発事故が相当起きるんじゃないでしょうかね。スリーマイル1979、チェルノブイリ1986、フクシマ2011・・・32年で3回のペースは100年で10回ね。尋常じゃないのですよ。自動車事故や航空機事故とはレベルが違うのです。

100年で10回の原発事故に、人類は耐えられると思いますか?

日本は地震国。日本人は内心で事故がまた起こるかもしれない事故が起こりやすい国と予想しているにもかかわらず原発推進と判断する無責任さは人類史に残りますな。


もう事故なんか起こらないよ。今までも安全に動いてきたじゃない・・まぁまぁ、いいんじゃないの・・・

この安直な判断が福島原発事故を引き起こしていることを早くも忘れてしまった国民にはどうしようもないことです。愚か、あまりにも愚かです。

では、どうしなけばならないかですね。

原発の代替えエネルギーも検討しなければなりませんが、シェールガスの最新鋭火力発電所を増設することで、発電コストも安くなり、不足するエネルギーも補えます。色々と問題はありますが、いずれにしても化石燃料へと舵をきらなければならないでしょう。

電力会社は、原子力とその他発電と送電を分離し、今の、電力会社から原子力を分離して、動燃とともに国営化する。国は、核廃棄物処理と廃炉に技術開発と実務を特化したらいいと思いますね。

以上は思いつきです。CO2問題など反論もあるでしょうけど、本格的な議論をしないと駄目ですね。
いずれにしても、あまりに安直なところが非常に危険です。
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稼働する場合、核燃料棒を使いきった時、新たな核燃料棒を何度も突っ込む羽目になりますので、原子炉内部に放射能が積み増しされていきます。


地震が起きて、それまで積み増しされた放射能XX年分が外に漏れ出したとき、XX年分の放射能被害をもたらします。
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私は原発には直接携わっていませんが、大きな工場のメンテナンスの協力会社に協力する仕事をしています。



大きな工場は定期的に点検整備をするために、専属の協力会社を敷地内に作業場や事務所を置いてもらっています。
点検整備作業はすべて協力会社がやり、工場社員は発注・管理など事務処理系が支流です。

なぜこうゆう書き出しになるかというと、原発本体は今までの回答者の言う通りで、原発本体は停止しても稼働しても危険度はそれほど変わりませんが、私は原発停止のほうが稼働状態よりも危険だと言いたいから書いています。

第一は、停止中の原発施設には原発事故に対応する協力会社がいないので、万一の事故には対応する人がいないということです。
停止中の原発施設内には、施設管理に必要最低限の協力会社しかいません、いないというよりも工場でも収入がないので置くことができないし、協力会社も従業員に給料を支払わなければならなしから、原発以外の仕事を探さなければなりません。

福島原発の事故のときは、ほとんどの協力会社がそろっていたから今の状態に留まっていますが、原発停止状態での事故は臨界事故までの時間には少し余裕がありますが、事故処理に携わる協力会社の手配や駆けつける時間・原発までの道路などの関係で、時間内に事故対応ができるかが心配ですし、事故対応できる協力会社も少なくなっていると思いますので、福島原発よりより大きな事故になるようで危惧しています。


だから私は、原発稼働で協力会社を工場内で待機してもらい、不備な機戒や施設を小さい内に整備してもらって事故を起こさない状態を維持してほうが良いように考えています。

そうするには反対派の協力が必要です。
反対派の発言には、関係者は敏感になっているし、対応も速やかです。
それを利用して原発を安全利用が出来るはずです、故障個所の速やかな対応をしてもらい、事後報告をしてもらう体制を作る。
報告には、原因が部品なのか寿命なのか欠陥なのか等、それに対しての処理などを入れてもらう。
部品メーカーなどが原因なら、メーカーに対応してもらうなど、すべて原発会社に責任を負わせるのでは、原因にあった対応を反対派が提案できるようにすれば、今まで以上に安全管理が出来るようになる気がしています。

そのためには、反対派もただ停止・廃止ではなく、どうすれば安全な管理や維持で来るか、危険度をどうすれば少なくなるかを考えて発言できれば、将来の原発ゼロは実現可能な活動になるように考えます。

何でもいざというときには、人が一番頼りになります。
事故の対応も、携わる人が一番の頼りですし、携わる人の力量で、事故を大きくもしますし・小さくもできます。
蚊帳の外の学者たちの意見も大事でしょうが、現場で実際に働いている人とたちの意見のほうも大事にして、折り合いをつけて管理したほうが安全に稼働できるように感じているものです。
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 ここまででいわれていないことを一つ。

原発の安全装置は稼働時に即時停止して安全な状態にするためのもの。長期間とめたままでいるのは本来想定外です。今止まっている原発もおそらくは発電していないだけでいつでも稼働できる状態で止めてあるのでしょう。そうでないと安全装置がフルに使えませんから。

 じゃあさっさと燃料抜き取って処理しろよ、といわれるかもしれませんが、抜き取り作業中に地震が起きたりしないとはいえないでしょう。まさか「そんなのは想定外」なんていわないですよね。いろいろ考えると核燃料の収納場所として現状では原子炉の中が一番安全といっていいと思います。
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原子力発電所は発電してていても、発電をしていなくても、安全性・危険性の差は余りないのですよ。



実際、福島原発の事故は発電を休止した後に起こっているのはご存知ですね。
地震を検知して、緊急炉心停止装置で即刻発電を停止しましたが、発電停止後に津波による停電などで水蒸気爆発が起きていますね。

科学技術が分からない政治活動家は、「原子力発電所が発電していなければ安全だ」という誤解に基づき、発電禁止運動をしているようですが、原子力発電所は一旦稼働してしまえば、その後はずっと使用済み核燃料の冷却・管理などで、24時間稼働しつづけるしかない設備です。

ですから、発電だけ禁止しても、今現在も24時間勤務体制で使用済み核燃料が爆発しない様、火力発電の電力を消費しながら24時間3後退制で運用中なんですよ。

どうせ、24時間体制で運用しなくてはならない設備ですから、発電をしてもらった方が日本国民の為になるのですが、市民運動のプロや、政治活動のプロどもは、理屈を無視して、反対運動を展開してるので、無駄に(発電しないで)24時間運用をしている原子力発電所が大半なんですね。
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「停止している原子炉は稼働している原子炉と同じくらい危ない」のだったら、何のために福島第一原発から一生懸命燃料棒を搬出しようとしているのか。

危険性が同じだったらほっておいたら良いじゃないですか。ほっておいて、そのうちにもう一回大きな地震が来て4号機のプールが壊れたら、今度こそ福島県は崩壊です。「停止しても危険は同じ」と主張する人は、福島第一原発が抱えている今のリスクについても強く主張したらどうなのか。今でも無茶苦茶危険な状態であることはわかっている筈でしょ。なぜそちらの方は口をつぐむのか。

なお、運転と停止では「臨界」と「未臨界」の差があるので、正確には「危険性が全く同じ」ではありません。少なくとも発熱量は停止している方が1/100以下になります。冷却ポンプが完全にぶっ壊れたら遅かれ早かれ未臨界でも危険な状態になりますが、ポンプを復旧させられるのであれば、停止状態の方が、復旧までの時間的余裕を持つことができます。

もちろん、完全に安全な状態に持ち込むには、停止してから少なくとも30年以上かかります。これは事実。
であれば、あと30年、何とか次の大震災に待ってもらえることを期待して、一刻も早く停止を開始すべきだと私は思います。
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その件は、福島での事故後の情報によると、そのとおりでしたね。



しかし、停止状態に持ってゆくのに相当の時間がかかるので、その時間の分だけ安全かもしれません。
もちろん、停止状態を制御できなければ、安全ではないらしい。
福島では、電源喪失により、非常用電源で運転しようとしたが、その非常用電源が使えなかったから、
状況が悪化の一途をたどった。

まあ、大きなエネルギーを放出しているときのほうが、小さいエネルギーのときよりも危険ではあるけれども、
小さいエネルギーの状態にしていることも電力で制御中であるという。

発電中であろうと発電中でなくとも、原子炉は自体の運転はしなければならないのでしょう。

しかし、点検を行うためには発電機を止めざるを得ないこともあると思いますが。
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核分裂では、中性子をウラン235に当てて、分裂させます。


このとき分裂とともに、中性子が生じますので、これを軽水で減速して、
ウラン235に当てることで、核分裂を持続させます。
止めるときは、制御棒を入れて制御棒に中性子を吸収させ、次の核分裂が起きないようにします。
制御棒は、ある程度の間隔をあけて設置されますので、
中性子が制御棒に当たるまでにウラン235に当たることはゼロではありません。
冷温停止でも、発電時みたいな連鎖は起きませんが、多少の核分裂は持続します。
そういう意味では、いったん動かせば、冷温停止にしても、
原子炉を完全に止めること(中性子の発生を完全にゼロにすること)は困難です。

運転中の場合には、制御棒を入れて、核分裂反応を極小にしても、
核分裂によりすでに存在している高熱が存在しています。
この熱により、冷却水が早く無くなり、
メルトダウンし易いといえます。
なお、地震で制御棒を入れることができなければ、連鎖反応が持続します。

一方、冷温停止状態では、核分裂によるあたらな熱の発生は極小ですが、
核分裂生成物の崩壊熱が発生します。これは、核分裂による熱の1/10くらいです。
したがって、冷温停止しても冷却を続けないと、福島4号機のようになります。
冷却ができなければ、メルトダウンする可能性もあります。

熱量が違うことから、メルトダウンまでの時間が変わるので、
冷却系が壊れた場合、冷温停止状態の方が修理できる可能性がある
という感じだと思います。

あとは、運転すれば、核分裂生成物の量が増えていきます。

メルトダウンしたら、核分裂生成物の量が少ない分だけ、危険度が少なくなる程度です。
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本当です。


事故を起こした福島第一原発4機のうち、4号機は停止中であったにも関わらず他の原子炉と同様に水素爆発を起こしてしまいました。

原子燃料は運転を停止しても、使用済みであっても崩壊熱が発生しますから、長期間冷やし続けなければなりません。
つまり、冷やすための冷却水循環のためのポンプが電源喪失によって稼働できなくなったのが事故の原因なのです。
福島の場合は、電源の多重化ならびに自家発電設備を装備していたものの津波で全てやられてしまったために電源喪失の状態に陥ったのです。

電源の多重化は故障対応だけでなく災害にも対応出来るように配慮されていなければなりません。さらに外部からも電源を追加応援できるように配備するべきだったのです。

結論です。原発を止めるだけでは何にもなりません。
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自分は関係職ではないですが、



ようは、原発が稼働してなくても燃料棒と呼ばれる(発電時に熱を生み出す)モノは常時冷却状態を維持しなくてはならないので、これ自体は運転してなくても長い時間冷却する必要があると言う意味でしょう。

原子炉が自動車のエンジンだとして、運転が終わってもラジエターを動かして熱を一定以上に下げておく必要がある訳ですね。

上のように言ったのは、そう言う意味での解釈ではないか?

原発も火力も発電している原理はほぼ同じ、そのエネルギーを何で賄っているかの違い。
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