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全国に12ある現存天守ですが、外部内部ともに築城時の素材が多く残っている天守ってどこの城になりますか?


姫路城は昭和の大改修で柱を残して一旦解体されたと本で見かけたので、姿形はほぼ築城当時のままでも外装内装の素材(瓦、漆喰、木材等)は昭和のものなのかなと疑問が浮かびまして・・・

築城当時の素材が数百年持つとは考えにくいのですが、12ある現存天守のうち、築城当時のままからほとんど手を加えず残っている天守はあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

解体の場合は、同じ材料を同じ場所に使って同じ形に組み直すままなので、基本的には当時のままです。


全ての部材にマークをつけて場所を記録しながら解体します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

それは初耳でした。漆喰は難しいかもしれないですが、瓦や木材は当時のままということですかね・・・。

お礼日時:2013/01/14 18:35

 木造建築物の長所は、老朽化したり腐朽・食害で傷んだ箇所を比較的容易に補強・交換できるところにあります。

もちろん、現代の考え方では、交換する場合でもできるだけ同種同品質の材料を用いることになっています。

 法隆寺などの古代建築物でも、創建当時の部材が現在でもつかわれている例があります。こうした古い材料があるので、創建年代を特定するため年輪年代法や放射性炭素年代測定法が活用されています。

 木材について言えば、太いほど良質で長持ちするといえます。柱や梁がその例で、姫路城の場合、2本の芯柱のうち1本は昭和の大修理で交換しましたが、もう1本は古材の再利用でした。
 今ひとつ、雨風にさらされる屋根や壁は、どうしても痛みが早い。漆喰は定期的に塗り替えるし、屋根瓦はヒビが入ったら取り替えます。また、建物にかかる荷重を軽減するため、軽量瓦に取り換えることも解体修理の定石です。したがって、瓦を除けば、外部にオリジナルな材料が残っているのは例外的でしょう。これが石材建築との基本的な違いです。

 しかし、天守閣が貴重なのは材料のオリジナル性だけではなく、意匠、構法、歴史のすべてにあります。これは歴史的木造建築物に共通で、あまり純度という基準は考慮されません。

 現存12天守のうち、松本、犬山、彦根、姫路の4つが国宝に指定されている主たる理由は、全体としてオリジナル性が高いことにあると思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/16 13:57

丸岡城


彦根城
松江城

 以上3天守は他と違い火災などによる崩壊を免れ、現在に至っています。
 もちろん老朽化にともなう修復作業は適宜行われていますが、表面の漆喰の塗りなおしや内装の塗りなおし、付属物の交換や割れたり劣化した瓦の葺き替え等項目は限定されており、柱や梁など主要部材は建築当時のままだと思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

松江城は行きましたが、丸岡城と彦根城はまだなので観に行ってみたいと思います。

一度用事で彦根市まで行ったのですが、城には行けずじまいで・・・

お礼日時:2013/01/14 18:33

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