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持っていた着物について質問していたら、
着物に興味が出てきて
色々なところで調べていたのですが
ここで疑問を書きたいと思います。

振袖と訪問着の違いは何なんでしょうか?
(振袖といってもそでの短いものです。小振袖と中振袖は長さだけの違いですよね?!)

訪問着は20代後半・既婚で着てもおかしくないのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

振袖と訪問着というのは、同列に比較できるものではありません。



振袖というのは、他の回答者さまが書かれているとうり、袖の長い着物です。と言うより、長い袖の事を指したのが、長い袖の着物の事になっていったと言う方が、より正確でしょう。
江戸時代中期に、役者やお小姓、富裕層のお嬢様などから広まりました。
長い袖では当然ながら家事もできませんから、家事などの必要がない娘の晴れ着となっていったのです。

対して訪問着というのは、実は明治に作られた言葉です。
当時、外国の女性が着たビジティングドレスに相当する着物ということで作られた名称です。
実際問題として、当時、裕福な女性は「絵羽紋様」と言い、反物を一度その人に合わせて仮仕立てをしてから、ひとつながりの絵になるように染めたり刺繍をしたりして、あらためて仕立てなおすという手の込んだ着物を作っていました。
この着物が、訪問着とされたのです。
今の訪問着は、染上がった仮仕立ての状態で売っているのが普通ですが、本来はデザインから、その人に合わせて作るものでした。

余談ですが、付け下げは、訪問着よりもさらに後に作られた言葉です。
訪問着の作り方では、非常に時間がかかることは、お分かりかと思います。
そんな手間をかけてはいられない、反物全体に染めたのではつまらない、そんなところから模様がだいたいバランス良く配置されるように、反物に付けていく着物が作られ、「つけさげ」と呼ばれるようになったのです。


振袖の特徴が袖の長さにあるため、袖さえ切れば結婚しても使えると仰る方もいらっしゃいますが、正直、お洒落とは思いません。
結局のところ、デザインが違いますから、振袖として作られたものというのは分かります。
昔は、振袖、特に花嫁衣装などは、無地か、裾と振袖の先だけに模様を入れて作ったのだそうです。そうすると、袖を切れば、色無地か留袖にすることができるからです。

着物は洋服と違い、基本的な形が同じです。
振袖が娘用という以外は、明確な区切りはありません。
そのかわり、色合いや柄で似合う年齢や、似合う場所、季節があります。比較的限られたシーンでしか、お洒落に見えないものも、様々なシーンに着回せるものもあります。

訪問着は、年齢も問いませんし、未婚既婚の別も問いません。
しかし「訪問着」でありさえすれば、どの訪問着でも20代後半の既婚の方がお召しになって不自然でないか、20代で着た訪問着を30,40で着ても不自然ではないか、と言われれば、不自然に見えることもあります、という回答になります。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
大変参考になりました。
着物はやっぱり難しいですね!

お礼日時:2013/02/15 07:30

No.4で回答した者です。



>着物ってやっぱり難しい

元々のご質問から逸れてしまいますが、難しくなるように考えてしまうのだと思いますよ。
身近に着る人が少ないせいもあるのでしょうし、私の説明ベタもあると思いますが。

洋服だって、細かくルールや由来を考え出せば難しいですしね。
着物だって、カジュアル向けの小紋や紬なら、ルールはほとんどありません。洋服の感覚で「似合う」「似合わない」で間に合います。
洋服でも、ワンピースとスーツは何が違うの?ワンピースは必ずフォーマルなの?と、まったく洋服の知識がない人に説明しようとすれば、素材だの服飾史だのを使わざるを得ないでしょうし、堅苦しくなるでしょう?

普通、洋服でフォーマルな席向けを用意しようとなった時には、お店に行って「こんな場なんだけど、どんなのがいいかな?」と探しますよね。
着物の場合、つい「着物なんだから」と種類を考えずに、今持っているもの、綺麗だと思ったものからスタートしてしまいがちなんです。一部の呉服屋さんにも、TPOを考えずに販売する困った人がいますし。
自分の年齢も変わるし、時代による「はやりすたり」もあるし、着る場所のTPOも違うのだから、全部1枚では間に合わないだけですよ。
着物の種類から考えるのではなくて、着て行きたい場所とご自身の条件から着物を選べば、そんな難しい話ではありませんよ。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
確かに、そう考えると洋服も同じですね!
大変参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2013/02/20 08:22

【振袖と訪問着の違いは何なんでしょうか?】



厳密に言うなら、振袖でも訪問着=絵羽になっているものと、小紋のものとあります。

訪問着というのは、いわば、【柄での格】だと思っていただいていいです。
バッと広げたときに、すべての縫い目で柄がわたる・つながるようになっているものが一番、格がたかい。
それを省略、簡略化したものが附下です。

すべての縫い目ですから、身頃はもちろん、袖と身頃も、そして、身頃と襟もです。
つながりが少なくなるほど、まぁ格が下がるとでも思ってください。

振袖はただ、単に、袂・たもとの長さにすぎません。
ただ、そこまで’布地’を使うならと、上等にして、訪問着格として生地を選択するので、振袖・訪問着として一括にされるだけ。

歌舞伎で見るに、赤姫といわれる、振袖と、黒じゅすの襟かけての振袖とあるのを見たことはあるでしょう?
後者は、単にゴージャスな普段着、着物であって、訪問着・フォーマルということではない格になる。

それと、既婚者は絶対に振袖は着用してはいけないように喧伝されてますが、そんなことはないです。

実際に、古い映像に、美智子さまが初めての実家に戻られるときに、振袖でした、このときは当然に既婚者ですし、
お母様も色留袖でお迎えしてましたね。
皇室の行事としての、皇太子妃が振袖ということです。

さらに、天皇の弟の常陸宮の妃になって初めてのご友人の結婚式に参加された時の、華子様が、振袖でした。

結婚して間もないというなら、世間的にも、’初々しい’ということで着物条件のうるさい世界でも
普通のことだったということです。

袂の長さが75cmというのは、2尺ということで、当時、普段着は1尺ー1尺3寸(今のよくある49-50cmが尺3寸)ぐらいで、
そういう着物生活している人でも、よそいきは既婚者でもふつうに袂が長く、尺6寸ぐらいまではふつうに着用してました。
黒留袖なども、昔のもの袂の長いものがよくあります。
それより、さらに4寸長く、ほぼ、20cmぐらいも長いという感覚です。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2013/02/15 07:28

簡単に言えば、袖の長さが違う


でしょうね。
袖が80cm以上あれば振り袖
だったような気がします。

また、振り袖は独身女性が訪問着は
既婚女性が着るものなので、20代でも
既婚なら訪問着ですね。

まぁ、30代半ばで振り袖も、ちょっと…
という気がしないでもないですが。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
違いは袖の長さなんですね。
もし振袖の袖を切ったら訪問着になるんですね!
ただ、柄はやっぱりはですぎると「振袖」にカテゴリーされてしまうんでしょうかね?
このへんがイマイチよくわからないのですが、
アンティークのかなりはでめな色の訪問着を着ておられる方は
「マナー違反」になるんでしょうか?
似合ってれば別に30代でもいい気もしますが。。

※ちなみに小振袖は4寸(75センチ)以上と調べ上げました。

お礼日時:2013/02/14 07:31

訪問着は良いでしょう、振袖は、独身者と決まっているようですよ。

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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

訪問着と振袖の違いは何でしょうか?!

お礼日時:2013/02/14 05:08

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