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第二次大戦中のUボートやその他各国の潜水艦が敵船に魚雷攻撃をかける時、どのくらい接近しなければならなかったのですか? それとその時の潜水艦は水深どのくらいに位置取りしたのでしょうか? また、潜水艦の船首は敵船に対して垂直に向けるのですか?(素人的考えですが斜めから魚雷を撃っても信管にちゃんとヒットしないような。。。) 宜しく御願いします。

A 回答 (2件)

第二次世界大戦当時の潜水艦の魚雷の有効射程は一応数千~1万メートルくらいありますが、実際の射程距離は1千~3千メートルくらいで、やはり近い方が命中率は上がるので、ベテラン艦長ほど接近してから撃つ傾向にあったようです。



雷撃時の深度=潜望鏡深度は大体15~20メートル程度ですが、既にダメージを受けた敵船に止めとして魚雷を発射する場合は極至近距離(数百メートル)から浮上した状態で撃つ事もありました。もっとも魚雷は高価なので、ほとんど戦闘力のない商船極力浮上してから自身の大砲で沈めることが多かったようですが。

雷撃時の艦の姿勢は基本敵船に対して垂直方向に近いのですが、敵船は大抵動いており、また魚雷の速度も30~40ノット(54~72km/h)なので、直接敵船を狙っても魚雷が到達した頃には先に進んでしまっていて当たりません。なので敵船の速度と距離を計測して魚雷が到達したときに敵船がいるであろう未来位置を予測して発射します。
なので敵船が鈍足で動きも単純であれば魚雷節約のために一本だけ発射することもありますが、比較的速度も速く、潜水艦を警戒してジグザグに動いている場合などは、未来位置に対して複数本の魚雷を扇状に撃って、そのどれかが当たれば良い的な撃ち方をします。

また航洋型の潜水艦の場合、艦尾にも魚雷発射管を持っている艦がほとんどなので最初の斉射で外れたときは180度ターンして艦尾魚雷で二次攻撃を行うこともありました。なお当時の潜水艦は魚雷再装填するのにかなり時間と労力を必要としたため、戦闘中の再装填はまず行えませんでした。

ちなみに発射された魚雷は、潜水艦の深度に関わらず、一定の深度に自分の深度を調整しながら進みます。ただしあまり深い場所(100メートル以上)では、潜望鏡は使えず魚雷発射管も水圧で開けなくなってしまいますので、魚雷攻撃はできません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。結構、条件が厳しいですね。撃沈したら潜水艦内は大喜びでしょうね。人の命はその引き換えになくなるわけですが、、戦争ですね。

お礼日時:2013/02/25 15:07

日本軍の酸素魚雷に限定して言えば、数千メートルの距離で発射しても命中率は決して低くなかったと言います。


大砲の照準は、立体の中での照準ですが、魚雷は水面=平面上での照準なので、意外と命中率は高いのです。
但し、当時の潜水艦は水中速度が10ノット以下だったりして鈍足ですので、敵を見つけても有効な射程位置に持って行くのが難しいようで、相手が同じお鈍足の輸送船団ならいいのですが、主力艦隊を攻撃するのは、なかなか難しかったようです。

また、魚雷は砲弾と違って、速度が遅いので、的速と進行方向に合わせて、未来予測位置めがけて射出するので、的に対して垂直には艦首を置きません。
魚雷の信管は、遅延信管なので当たった瞬間に爆発することは無く、船体に食い込んでから爆発する為、威力がすさまじいのです。そのため、仰る通り、斜めに当たって信管が爆発せずに弾き飛ばされたり、薄い鉄板で作られた弱弱しい輸送船に突き刺さって爆発しなかったりしました。
逆に、信管を敏感にさせすぎて、せっかく敵艦に命中するところ、敵艦の作る波の刺激で、手前で爆発してしまったりしたこともあります。
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この回答へのお礼

水中で速度の遅い潜水艦で敵艦を追いかけるのは難しそうですね。ある程度待ち伏せみたいに待っていて、そこに来れば攻撃だったのでしょうか。。ワニみたいですね。

お礼日時:2013/02/25 15:09

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