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最近、ダイヤ改正のたびにJR各社のホームライナーが相次いで廃止、減便が行われています。
近畿圏ではホームライナーは全廃、九州ではすべて特急に格上げ、首都圏では減便などなど。来る2013年3月のダイヤ改正でも首都圏の「湘南ライナー」は減便、中京圏の「セントラルライナー」は全廃、「ホームライナー大垣」や「ホームライナー豊橋」も減便の予定です。
なぜJR各社では、朝夕ラッシュ時に座って行けて重宝されるホームライナーを廃止したり、減便したりするのでしょうか?

A 回答 (4件)

やはり特別な車両を投入しても所定の利益確保ができないために


廃止されるのでしょう。

例えば今般廃止になるJR東海の「セントラルライナー」11往復は、
代替列車の置換え設定が無く純然に輸送力減になります。
代替はセントラルライナーの直前を走る快速列車(多治見止まり)を
中津川まで延長することで対応するそうです。
「セントラルライナー」の場合、アコモデーションにも恵まれませんでした。
乗車整理券¥310を徴収するにもかかわらず、シートは新快速や
名鉄特急の一般席(特別料金不要)と同じ、転換クロスシートです。
http://www.geocities.jp/podaka8525/photo/070805- …
デビュー当初から「銭取らるライナー」と揶揄され、パノラマカーで
公共交通機関の目の肥えた名古屋圏の顧客から、最後まで敬遠されていたようです。

また首都圏の「湘南ライナー」の場合、その一部の運用を215系が握っていました。
215系は普通運賃だけで乗ることができた2階建て車両で、シート形状は転換クロスよりも
更に格が下がる「固定クロスシート」、かつ窮屈な構造(実際乗って切実に感じました!)
ゆえに敬遠される方もいらっしゃったのでは無いでしょうか。
ただ、その前から215系は快速「アクティー」から9年前にE231系に職場を奪われる形で
撤退し、現在は東海道線のあちこちで昼間留置されている姿がよく目撃されているようです。
同じ現象は同社の新幹線にもあるみたいで、E1系が今般改正で消えるようです。
2階建て車両は、車体の構造上の問題等で各停車駅での乗降に時間がかかり、
遅延の原因を作る元凶と目されている関係上、消えゆく運命なのでしょう。

中京圏の東海道線筋、近畿圏の東海道・山陽線筋はそれぞれ同社の新快速と競合、
九州圏の博多付近の鹿児島線筋は特急用格安きっぷや同社の快速・準快速、
頻発する西鉄バスとの競合もあって収益がなかなか上がらない関係上ホームライナーが
生き残りにくい環境ですね。

一方、かつてあった「やまとじライナー」は奈良方面ですが、新快速からの大量転配で
快速系統は221系になり、そちらの方を支持されるお客さんも多かったのでしょう。
その傍らで「北近畿」の287系置換えまでのつなぎランナーとして「やまとじライナー」・
「はんわライナー」の381系に白羽の矢が立ち、運用上の制約から廃止になったとの
話も聞きます。
http://m-yao.way-nifty.com/blog/2010/12/post-552 … 【参考文献】
上記URLの中では
>なお、「はんわライナー」及び「やまとじライナー」の廃止によって生じる
>”穴”については、それぞれの運転線区に於ける快速を充てることにしています
>《尤も全ての”穴”を埋めるまでには至らない模様ですが…》。
と述べられています。

様々な要因がありますが、結局輸送力の確保が必ずしも優先的に重視されている
わけではなく、限られた経営資源をより収益の見込める線区や車両へ投資するという
鉄道会社の戦略や都合に押しやられる形で、ホームライナーは姿を消しているみたいですね。

寂しい話ですが。
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この回答へのお礼

やはりホームライナーは特別料金(乗車整理券やライナー券)が必要な列車ゆえ、特急列車と快速列車に挟まれた中途半端な存在となってしまったことが衰退の要因なんですね。

お礼日時:2013/02/26 20:18

首都圏については明らかに「普通列車にグリーン車が付いた」


ことが廃止の原因です。それなりに手間のかかる上に、夜間
~深夜に特急車の整備を行う人手の問題もありますから。
着席需要は大量に走ってるグリーン車で代用って話です。

それが証拠に、普通列車にグリーン車の無い「中央ライナー」は
残ってますでしょ?

他の地域は「深夜まで特急を走らせることで代用」することに
なった・・・という事情が大きいですね。JR九州やJR西日本でも
夜間の特急が増えています。まあ、思ったより乗客が多くない
という面もありましたけど、大和路ライナーなんかは「タバコが
吸えなくなって困る」という話くらいですねえ・・・。

JR東海はねえ・・・あの会社は「例外」を極度に嫌う会社になって
しまったもんでねぇ・・・。
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地域によって事情が違いますが。



元々は帰宅ラッシュ時に回送で運転されていた特急車両に乗車整理料金を取って乗せれば丸儲けというものです。
それが徐々に運転区間が延長されたり、特急が深夜まで運転されるようになりライナー専用運用になるなど本末転倒してきました。

また設定当時比べれば夜間の乗車人員の減少、普通列車の増発でラッシュの程度も低くなり利用率も低下しているようですね。

>なぜJR各社では、朝夕ラッシュ時に座って行けて重宝されるホームライナーを廃止したり、減便したりするのでしょうか?
いくら重宝であっても企業としては採算が取れなければ意味がありません。

そのためには収益性の良い特急にシフトするか廃止と言うことになります。
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その分輸送力が減るからではないでしょうか。



九州においては別の事情で、
特急定期券や2枚きっぷ・4枚きっぷといった回数券の普及による物でしょう。
4枚きっぷは普通列車より安くなる物がかなりありますしね。
また、ライナーと特急と似た性格の列車を併存させる理由もないように思えます。

近畿圏でも一部は特急格上げされ、滋賀から京阪間では通勤時間帯に特急が増発されていますね。
これは増収と輸送力確保を両立させようとしたのでしょう。
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