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細菌が専門で実験している者ですが、木材についた白い糸状のものの正体を探るため、カビ(糸状菌)の培養を寒天固体培地で試みています。
ある検体に、うっすらと広がり、時折、黒い胞子のような球状の形態が観察されるプレートがあり、一部を切り取って、光学顕微鏡下で観察していました。

すると、糸状の菌糸の周囲に線虫らしき、動く生物がウヨウヨいました(驚)!!!!
私は専門外のため、こんな光景を見たことはありませんでしたが、本当にたくさんの線虫らしきものがおりました。これらは糸状菌を捕食する線虫とみていいのでしょうか?
ちなみに口先はとがった感じです。
糸状菌は茶色い子のう殻のような物体を形成しているようでした。
ううう、気持ち悪い。
これらを研究しているいる方には申し訳ありませんが、初めて見た上に、大量にいたのでショックが大きく、取扱い上、何か気をつけなければならないことなどありましたら教えてください。
多分、人には悪さはしないのでしょうけれど・・・。
あと、この線虫の種類なんかがわかればさらに調査したいと思いますが、どうぞ情報をお願いします。

A 回答 (3件)

No.2です。



専門家ではありません。

以前必要があって、専門家の指導も受けながら、寄生性と自活センチュウを見分けることを試みました。

見分けることはできるはずですが、残念なことに、私は実用レベルまでゆきませんでした。

この回答への補足

予想していなかった線虫の存在から、これらの識別を使用と思ったのはそもそも人体に害はないのかということを知りたかったからなんです。寄生性でなければ、大丈夫かな?と勝手に思っていましたが、シャーレから出てこられていたり、手などについたらと思うと、この検体の取扱い方が十分安全だったか…少し不安です。

補足日時:2013/03/04 10:23
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この回答へのお礼

再度の回答、ありがとうございます。
線虫の識別は難しいのですね、とりあえず今回は諦めようかなと思います。

お礼日時:2013/03/04 10:20

適当な餌がある状態で、そこに線虫が紛れ込めば、寒天平板上で線虫が増えることはよくあることです。



線虫の種類などについては何とも言えません。

この回答への補足

専門外ですが、私が少し調べたところでは、糸状菌や放線菌を捕食する線虫がいるそうです。Caenorhabditis elegansは細菌学者にとってもお馴染みですが、体長が1mmと大きいとのことですが、今回見たのはそれよりも全然小型でした。因みに光学顕微鏡の倍率は×400での観察です。

補足日時:2013/03/03 11:25
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
線虫の種類は何ともいえないとのことですが、捕食性と寄生性の線虫では口の形が異なるというのを聞きました。
見た目での判断では、専門でないと難しいということでしょうか?

糸状菌はisolationしましたので、どう考えても、一緒についてきたとしか考えられません。カビ捕食性の線虫ではないかと思いましたが・・・。
もしご専門であれば、参考文献や論文等お教えいただければ幸いです。

お礼日時:2013/03/03 11:25

 自分は科学好きの年配者で、基本シロウトです。


 それなのにしゃしゃり出て来たりして申し訳ないのですが。

 シロウトなりの知識ですが、樹皮に薄く広がる糸状の物体の一部は、変形菌(粘菌とも)の一種ではないか、と思えるのですが。

 ムラサキホコリカビなどの変形菌は、その名の通り、通常は菌糸状に薄く広がった状態で生活しているのですが、生活環境の栄養状態が悪くなるなどすると、変形を始め、流動体のナメクジ状の形態になって動物的に移動をすることができます。
 変形は、半糸状・半粘液状からはっきりと粘液状に変化し、全体のどこかに中心ができ、その中心に向かって脈動しながら集まる形で始まります。
 最終的に、一定量が集合した時点で、ナメクジや線虫のような形状に変化し(変形体)、身体を流動させて、それこそナメクジのように移動を始めます。
 色は、変形菌の種類によってかなり違います。
 糸状体のときは、白、グレー、黒、茶色、黄色、オレンジ、赤、など、様々な色を呈します。
 変形体のときは、透明や黄色、茶色、などです。

 珍しい生物ではありませんが、あまり我々の生活圏では目立たないので、自分もその見た目には異形の念を抱きましたが、動物史と植物史を併せ持つ、興味深い生物だと思えます。

 そして、生活環境のより良い場所に辿り着くと、再び身体を菌糸状に変化させ、一定範囲に広がります。
 最終的には、菌類の一種らしく、菌糸体にたくさんの小さな塊が現れ、本体から伸びる微細な枝状の茎に持ち上げられ、その先端の塊は、程なく微 粒子状の胞子に変化しながら黒や茶色っぽく変色して、実に「カビらしく」なります(と言うか、カビですので)。
 胞子は飛散して新たな定住地へ着地し、より離れた場所へと子孫を残していきます。

 リンク先をご参照してみてください。

Wikipedia : 変形菌
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E5%BD%A2% …

Youtube : Slime mold waltz(変形菌のワルツ)
 ※比較的衝撃的な映像につき閲覧注意(白黒)
 

この回答への補足

私も変形菌は目にしたことがあり、キイロススホコリの同定を行った経験があります。実際に取り扱った検体は胞子の状態で、栄養細胞ではありませんでしたが、光学顕微鏡と電子顕微鏡による形態観察と専門家による検体の調査によって判定しました。

補足日時:2013/03/03 11:17
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この回答へのお礼

詳しい説明つきの回答、ありがとうございます。
今回の試料は確かに変形菌がいてもおかしくない環境サンプルではありますが、顕微鏡での観察から変形菌ではなく、糸状菌(おそらくは子のう菌)だと考えられます。遺伝子配列の解析も進めており、糸状菌の同定は行えると思いますが、動物(線虫をこういっていいのかどうかわかりませんが)が顕微鏡下で見えると思っていなかった検体でしたので、ただ驚きました。
丁寧な回答、ありがとうございました。

お礼日時:2013/03/03 11:18

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