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過去、松本サリン事件のような重大なマスコミによる人権侵害が発生しましたが、その他にどのような問題事件がありますでしょうか?

A 回答 (1件)

(1)随分以前です。

松本サリンよりも前の話しです。夜間金庫に売上金を投入した会社員がいました。ところが翌朝になって入金されたはずのお金が失くなっていたのです。、そこでマスコミはこぞってその会社員が売上金をネコババしたのではないかと一大キャンペーンをしました。

特に酷かったのは、「こうすれば貸金庫に入金したと見せかけることができる」として、ありとあらゆる犯行の手口を紹介して記事でした。その中で覚えているのは、札束状のドライアイスを投入したというものです。センサーが重さを感じて反応しますが、ドライアイスは個体から気体になりますので、氷のように水滴が残らず、証拠を残さないというものでした。

お金を入れた袋に紐を付けておいて、センサーが感知した後、投入口が閉まる前に紐を引張りお金を取り戻すというのもありました。当時流行っていた「ルパン三世」の一場面を参考にしたストーリーのようです。

会社員はこのようなバッシングに耐え切れなくなり、自殺してしまいました。しかし自殺後に宿直の警備員がその金を着服したことが分かったのです。その後のマスコミ対応はさらに酷いもので、「生きて事実を証明して欲しかった」というのが論調でした。自殺に追い込んだ犯人は自分なのに、自殺した本人をさらに批判するなど無責任としか言いようのないものでした。

犯人よりも、このマスコミに腹が立った覚えがあります。今こうして書いていても、当時の憤りが蘇ります。当時は私は中学生でしたが、それ以来マスコミに対する不信感が拭えません。

(2)TBSによる坂本弁護士一家殺害事件もテレビ局が情報源を漏らすという、マスコミの大失態ですが、一切責任は取っていません。ここで適切な報道ができていれば、その後の陰惨な事件を防ぐことができたはずです。TBSの罪は重いです。

(3)福島原発事故で、スピーディの情報を隠蔽したのは東電・政府とともに、マスコミが一斉に糾弾されなれればなりません。人命を軽視する報道は、中国の特急列車事故と同じレベルです。しかしこれも一切責任は取っていません。

(4)「朝ズバ」で、ある一家が行方不明になる事件を伝えていました。現場の撮影中にカメラマンが転倒し、出血してしまいました。こともあろうに、クルーはその血痕を画面に映し、「凶悪事件が起こった」「一家殺害の上、死体を遺棄したか?」としていました。みのもんたは別の棟で寝ていた家族を犯人だと断定していました。もちろん(?)下手な推理は外れていましたが、一切お詫びをせずにチャラになっています。彼には報道番組は無理なのですが、(2)で書いたように、それがTBSの報道姿勢なのです。

その他、消費税導入前のトンデモ解説、朝日新聞の珊瑚礁破壊ヤラセ記事、2000問題の偽情報、新型インフルエンザの過剰報道など、「人権侵害」という観点からは少しずれるような誤報が山ほどあります。いくつかはご存知かと思います。
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