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ユング、フロイトといえばどちらも夢診断などで有名な昔の心理学者ですが、彼らの考えたことは現代の心理学でも取り入れられているものなんでしょうか?
たとえば集合的無意識や、エディプスコンプレックスといったものについてです。
自分としてはもう古典みたいなものなんじゃないかなと思っているんですが、今でも文学の講義などでは彼らの考え方をもとに話を続けていることが多いみたいなんです。
実際のところ、どうなんでしょう?

A 回答 (2件)

言葉で表されているものは、すべて概念ですから


彼らが言わんとすることはどういうことであろうかと見つめることから始まると思います。

心理学者も、事象(現象)について研究されているわけですから
古いものはすべて間違いであって、今は差し替えられてしまっていると言う訳ではないと思います。

誰の説もすべてが正解と限らないし、すべてが間違いとも限らない。
そしてマクロ的動きからミクロ的動きまで、すべてを包括する説は存在していない。
なぜならば、そこに表されているものは一側面からの深い洞察であり人間としての完全な姿を伝えきれないからです。

それほど人間という生き物は、奥が深いものだと思います。

心理学に発展する以前の哲学領域では、アリストテレスがすべて排除されないように
ユングやフロイトも、すべてが排除される必要はないと思います。

学んだものがそこから何を汲み取れるかが一番大切だと思います。
学んだときに彼らの考えに自分の理解が及ばなくても、寝かせていれば熟成して
何年も後に気がつくこともあるのです。

どれも自己を掘り下げる素材の一つだと認識していますから学ぶことに意味はありますが
諸説を鵜呑みにしないことですよね。

大学の講義は、担当の方が何をどう使って組み立てていくかを任されているので
今の大学の全体としては分からないですね。

ただ大学としての流行としては、認知系の勢いが今は強い傾向があるように思います。
結果としては「現状は分からないけど、学ぶ必要性はある」ってところです。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
確かに、完全に否定するというのは難しい分野ですものね。自分の認識が少し甘かったようです。
認知系が主流、ということで大体納得しました。

お礼日時:2013/05/18 20:16

 恐らく今はそのような言葉では現代心理学では語られていないです。

語られていたら科学としては未発達です。
あくまで比喩として捉えられているのではないかと思います。
なので肯定的、否定的、要所要所的、無関係的な人等いるわけです。

集合的無意識=先天的もしくはDNA的 と呼べばそれはそれで良い訳ですし。
エディプスコンプレクス(親族に対する複合的精神状態)=家庭環境における精神構成 と言えばそれはそれで良い訳です。

 なんでアドラーが今一浸透しないのか分かりませんが、アドラー主義の人のブログとか見ると結構な事かいてあるんですよ。東洋の影響が結構あったらしく全体論などは相当東洋の影響受けて作ったそうです。劣等感コンプレックスがメインみたいに日本人は捉えられていますが、それは神経症におけるフロイトとの議論で出した内容であり、アドラーのメインは全体論なんですよ。「何故過去は変形(当時フロイトは捏造と言ってましたが・・・)するのか」「なぜヒステリーが引き起こるのか?」「なぜメランコリーになるのか?」等の議論に置いて性だけで説明しようとしたフロイトに対して、半分反論したのがアドラーで、『神経症に置いては生命力がメインなのではないか?』と言った訳です。それがいつの間にか「劣等感のアドラー」という形になっただけであってメインでは無いです。仏教か何かの影響で『人間の精神は区分化し難い』というのが有名です。フロイトやユングが『精神分析的』であったのを『人の心(ソフトフェアー)はそんな風に区分化しえるものではない』というのが有名です。私がアドラー主義者だというわけではないのですが、そのブログ見たとき「!」というのを感じたのは確かです。その意味で人は皆変化する存在であり(諸行無常)流動的でありそう容易く区分化することが出来る存在ではない。との事でした。過去が変化するのも人間が生きている限り当たり前であり、例えば「今思えば昔は~だったな~」という感覚に変化しするというのは今を変えていこうとするエネルギー(未来志向)が存在するからであり、でなければ過去に縛り付けられて精神を病むというのがアドラーの考えでした。人はなぜ生きるのかというのを抽象的に説いた人であったのではないかと個人的には思ってます。

と話はそれましたが、つまり今では部分的または比喩で語られる事が多いようです。
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この回答へのお礼

要するに一般的に受け入れられているわけではないが、別の形で残っているのではないか、という意見ですかね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/05/16 19:27

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