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「白い巨塔」を本で読み、
現代の医学事情を
鋭く批判しているような印象をうけたのですが、
作家は文学部卒で
医学とはほぼ関連していないように思われますが、
どうしてあそこまでの内容をかけるのでしょうか。
教授選を初めとして、少々かじったぐらいでは
あそこまでの内情を堂々と書くということは
出来ないように思えます。
 そして、そういう事もあり、
本当にそれが現実の医学界の実情なのか?
という疑問もわいてきます。
 そこのところに、詳しいかた、
ドラマでも話題になったようなので
(私は本で読んでいたということもあり 
 見なかったのですが・・・)
どうか、お教えくださいm(._.*)mペコッ

A 回答 (5件)

プロの作家の取材・再構築能力を一般人のそれとを混同してはならないと思います。

白い巨塔確かにすごいお話ですが、山崎さんがあの話を書かれた時のご苦労は文庫本の最期にもきっちりかかれています。(解説の前のあとがきの部分です)臓器の配置、道具の名前などもすべて頭にたたきこんで…とありますし、11人もの実際のお医者さんや他にも法律の専門かの意見を参考にしているとありますし。すごい勉強量なんだなーと思いました。ドラマの方もよくできていたけど、到底作家さんが最初にお話を書かれたときほどの勉強がなされていたかどうか?は疑問です。
原作は昭和の中頃ベースですし、医学界も今よりずっと閉鎖的だったと思いますので、治療法などを現代のものに移して作られた今回のドラマが今の医学界の実情を映しているかはわかりません。

ともかくも「少し囓った」ではないことは確かでしょう。
司馬遼太郎氏は前にどこかのインタビューで、1冊の本を書くのに必要とする資料は平均でトラック一台分とおっしゃっているとか。いまのようにネットで手軽に資料を集められるようになる前は、すごく大変だったと思います。
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この回答へのお礼

確かにその道のプロと一般人とを混同してはいけないですね。他のみなさんのご意見もみて、やはり
作家の方のものすごさを感じられました。
改めて「白い巨塔」のすごさを感じたところであります。

お礼日時:2004/03/20 22:03

 こんにちは。

私見をちょっと言わせてもらいます。

 警察小説とかで有名な高村薫さんの話です。確か、「よく意外と云われるが、実際に警察官にインタビューしたことはない。(日本の刑事ならこう考えるだろうという心理描写は)想像で書いてる部分が大きい」みたいなことを新聞か何かのエッセイに書いてたんですよ。それなのに読む側にまったく違和感を与えないのってはやっぱ、「物書き」になるべくしてなった人たちが持ってる「想像力=才能」なのかなって思いました。一見独特の世界の話のようでも、人の心の深いところまで入っていける能力に長けてる小説家にとってみれば、「所詮は人間の営みだしそれは想像の範囲内」ってことなのかなと。小生なんかは、そういうの才能にはただただ憧れるばかりですね。

 つまりです、他の皆さんが回答されてる通り、山崎豊子さんクラスの巨匠が情報収集のためにしてる努力は想像を越えるものがあると思うんですが、それプラス、そうやって集めたパーツを繋ぎ合わせるための想像力、それだって我々の想像を越えるレベルだってことかと思うんですよね。だから何十万もの読者が「すごい」って唸っちゃってるわけかなって。

 ええと以上です。ちゃんとした答えになってないと思いますが、ただの独り言ってことで勘弁してください。す、すみません。
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おはようございます。



本当に驚きますね。
私も初めて読んだときにこの人は何者と思いました。
しかし、意識すれば何事もいろいろと情報が入ってくるので、他の作品を読めばなるほどと思い、ご本人のインタビュー記事や批評を呼んでいるとやっぱりただの人ではないことがわかってきます。他の方が書いておられるように、取材の仕方、量どれをとっても一流ですばらしい方だと思います。
意識して、山崎豊子さんに関することを仕入れてみてください。よくわかると思います。
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kakemegurutennさん、こんにちは。


10年ほど前から嫁さんが山崎豊子さんにはまって読みあさり、gokurakuyamaも数年前よりNHKの「大地の子」ではまり、まずその原作小説から始まり「沈まぬ太陽」「白い巨塔」「不毛地帯」と読破して(たいそうでスミマセン)、これから同じく大河ドラマになった「二つの祖国」にかかろうかと思っているところです。

さて、前置きが長くなってしまいましたがご質問の件。
どなたかもおっしゃってられる通り新聞社に勤めてられた経験とノウハウ、人脈などに支えられての取材とうかがっていますがそれぞれ執筆されたご年令から考えても、何とスタミナ、バイタリティー、パワー、探求心とどれを取ってもすごい方だなぁと関心しています。

特に「沈まぬ太陽」はあの日航機の御巣鷹山の墜落事故を、ドキュメンタリータッチで書いた超大作ですが、よくぞ人身が絡む航空機史上もっとも悲惨な事故をあそこまで深く入り込み、取材されたものだなぁとある意味鳥肌ものでした。
やはり、山崎豊子さんご自身も小説を書くテーマを決めるにあたって、そのテーマに特別な思いがあっての事なのだろうなぁっていつも感心しています。

という事でとりとめもない話で恐縮でしたが、是非kakemegurutennさんも続いて上記の小説もお読み頂きたく、おすすめする次第です。
お邪魔致しました。
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この回答へのお礼

私も山崎豊子さんに非常に興味をもちましたので、
いくつか読んでみたいと思います。
ご意見ありがとうございました。m(._.*)mペコッ

お礼日時:2004/03/20 22:04

原作者の山崎豊子さんはどの作品でもものすごく細かく取材・勉強・資料研究をされることで有名ですよね。

新聞社でお仕事をされていた方ですのでどういう角度からでも調査能力は高いと思います。(どういう部署かはわかりませんが調査部というところにいたようですし)

他の作品でも、登場人物やストーリーはフィクションでもその他はノンフィクションなのではないでしょうか。

参考URL:http://www.tsutaya.co.jp/item/artist/view_a.zhtm …
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