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国の借金1000兆円突破 国民1人あたり792万円 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0902O_Z00C …

# 2013年6月末時点で1000兆円を突破したと発表した。
# 国の借金の残高は1008兆6281億円。
# 国の借金は13年度末には、1107兆円になる見通しだ。

とあります。このニュースでは何がどう増えるのかの内訳や理由は述べられていませんでした。何十年かかけて積み上げてきた借金が1000兆円なのはまぁいいのですが、びっくりしたのは年度末までにさらに100兆円近くも増える見込みだという事です。


一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移 : 財務省
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/conditio …

税収・財政支出も去年に比べ特に劇的に変化しているというようには見えません。公債発行額を見ると43兆円程度で、まぁ例年通りに見えます。なので、あとの60兆円ほどの借金が何なのかよくわかりません。


で、質問は、
・その内訳(国債・借入金・政府短期証券などの種類)
・借金の額が今年だけ(?)激増する理由
・今後の増加の見通し

これを教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

A NO.2です。



特に今年増えるとされている100兆円に関しては、
確かにちょっと特殊ですね。

内訳は以下です。(付帯資料として公表されたもので、PDFです。)


http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/201306ho …



普通国債 716.4兆円→749.6兆円
財投債 107.5兆円→105.2兆円
借入金、交付国債等 61.4兆円→60.4兆円
政府短期証券 123.4兆円→192.0兆円
合計 1,008.6兆円→1,107.1兆円


となっています。
ちなみに例年は33~40兆円前後の増加ですが、数年に1度のペースで
倍程度(60兆円~70兆円)に増えることがあります。



さて、犯人はどれかというと、見ての通り政府短期証券ですね。
具体的に何に使っているかと言うと・・・特別会計に回っているため
厳密な内訳が確認できない部分もあるのですが、
特に一番大きい額は為替介入と言われています。


これは『外国為替資金特別会計』という名目で、たとえばドルを買うことで、
円安を誘導し、買ったドルで他国の国債(引換権)を買うということをしています。
(内容はほぼアメリカ債です。)

この為替介入、いままではちゃっかり儲けを出しており、
公開情報でもかなりの運用益がプールされています。
短期債を返還した上で、国の財源にもなっているんです。





日本政府のえげつなさ・・・じゃなかった凄さを感じる部分でもありますが、
一方でこの制度も公会計にはなじみの無い人からは
分かりにくいという批判をうける部分でもありますね。


今回、年度末の時点で短期債(繰り返しになりますが、政府短期債は
あくまで短期の借金です。)の保有を想定しているということは・・・・
何か年度末にお金を使うイベントがあると考えてるんじゃないですかねー。
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この回答へのお礼

妙な増分は政府短期証券であり、その用途はよくわからないという事ですね。一応、「政府短期証券」が増える見込みという事がわかっただけでも、モヤモヤは半分くらい取り除けました。

少なくとも年度末かそれ以降には明らかになるでしょうから、気長に待つ事にします。

参考になりました。ありがとうございました。


※wiz0621さんは、的確な資料がぱっと出てきてすごいなと思いました。

お礼日時:2013/08/19 01:25

■内訳はどうなっているか。



6月末時点での債務残高です。
http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/201306.h …


記事にも書いてあるようですが、内訳は以下となります。
理論上は同じにすると不具合があるので分類していますが、
言葉は違えど、要するに国債を基にした借金です。



内国債  8,304,527億円
国内向けの国債です。(なぜか誤解されているようですが
日本人だけではなく、外国人投資家も当然購入でき、9.1%超が海外に
購入いただいているわけです。ありがたいですねー。)
普通国債以外の名目がついているものは、使った用途に対する
特別な国債のことです。前年比で減っている、ということは
つまり借金が減ったということ。要するに、借金返しました、ということです。


借入金   548,071億円
こちらも誤解がありそうですが、主に、満期となった国債の
額面と利子になります。満期になった以上、厳密にはもはや
国債ではないので、『借入金』としているわけです。


政府短期証券 1,233,683億円
こちらは国債の一種ですが、大体60日以内に償還されるものです。
国会で予算がついてもボンと政府へ入金されるわけではないので、
政府の日々の運営資金のためのものとなります。




■なぜ発行額よりもっと増えるか
ざっくりいうと借入金は国債の利子(クーポン)を含みます。
よって、その分が増えますよね。借金時計などが有名になりましたが
そのたの細かな増減はあるものの、刻一刻と借金は増えていきます。

とはいえ、元から予定されていることではありまして
今後の発行額についても、増えた額を前提に予算や執行の計画を
年初に組んでいるわけです。(時々足りなくなりますけど・・・ゲフン)




■今後はどうなるか。

質問者さんも挙げている
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/conditio …

にあるとおり、前政権から突然増えているわけではありません。
かつて前年より明確に増えたケースはバブル崩壊の事後処理が
ようやく始まったときと、リーマンショック対応の予算の執行時です。

とはいえ、これらがひと段落着いても、翌年に下がるわけではないですよね。
これは『民主主義の圧力』と呼ばれている現象でして、
今の代議制民主主義の下で予算を執行しようとするときに、
その『出口』として削減を実行してしまうと選挙に勝てない、
と信じられているためです。


この対策として最近は景気が回復した、という客観的な指標があれば
機械的に(ショックを和らげつつ段階的に)歳出を止めようという方法論を
『出口戦略』と呼ぶことが多いですね。
これは可能かもしれませんが、それでも景気が回復することが前提です。


実際に基礎的財政収支を改善させたのは、それを公約にしてもなお勝ってしまう
能力を持っていた小泉内閣のみですし、
基礎的財政収支の黒字化については少なくとも2020年まで無理、
とのコメントも財務省自身から出ていますので、より悪化していくでしょうね。
実際、民主党政権下でのダメージも残っているので、近々には
改善不可能であると思います。

出さなければ良かったのに・・・といっても、
もはや出してしまったものはしょうがないので、
まずは第一に景気の回復待ちになってしまうでしょうねー。

もちろんそのときには『出口戦略』で国内もかなりもめるのでしょうけれど。

この回答への補足

この質問で一番知りたかったことは、【年度末までに増える100兆円の内訳】のつもりでした。「1年で100兆円も増えるの?」とびっくりしたのですが、100兆円増えることはもう普通のことなのでしょうか?それとも今年度が特別なのでしょうか?

この点についてもしお分かりのようでしたらよろしくお願いします。

補足日時:2013/08/18 15:08
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この回答へのお礼

借金の総額の内訳は参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2013/08/18 15:05

日本は借金無いよ


外債の発行はやってないんでね

日本政府がツケ払いにする
その仕事を受けた企業が保証協会担保で銀行から借りる

1000兆円の借金と企業・個人の借金、徳政令でチャラにしても怒る外国がいません
外国から借金してる人がいないからです
但し、支出の見直しは強制されますんで、社会保障費を食物にした医療機関、農業支援金を食物にしてきた農協、教育支援金を食物にしてきた学校法人、ODAでタカってきた日本へのリターン無き外国への投資で潤ってた国は大変でしょうね
外国への有償貸付の延長も無いから借りてちっとも返さない国は大変でしょうね

この回答への補足

日本国に借金があるのは事実です。
最低限、事実を把握してから回答をするようお願いします。

補足日時:2013/08/17 21:31
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2013/08/17 21:29

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