幼稚園時代「何組」でしたか?

 肺がん治療薬であるイレッサについて、おしえてください。
 母は肺腺がんで8年前に右肺を一部切除。1年前に声帯の辺りにがんが見つかり、切除。切除した部分を調べたところ、肺がんの転移、ということで、30回の放射線治療を昨年8・9月にかけて受けました。(その時点では体内にがんの存在は確認されておらず、再発防止のため、ということでした。)放射線治療の副作用で、今年1月に間質性肺炎を発症。抗生物質で治療し、現在肺炎は完治、とのことですが、2月のCT検査で左肺の下部にポツポツとした陰が見え始め、腫瘍マーカーも徐々に上昇。経過観察をしてきましたが、8月のCT・血液検査で左右の肺にがんが再発したことが確認され、10月1日からイレッサを飲み始め、現在12日目です。今のところ、手と足に湿疹が少し出ている以外の副作用はありません。
質問は...
(1)副作用として間質性肺炎があげられるイレッサですが、たとえ、間質性肺炎を発症しないとしても、長期の服用で肺にダメージを与えてしまうのではないのでしょうか?(今回の再発も放射線・またはその副作用としての間質性肺炎のダメージが引き金になったのでは...と思えるので、これ以上肺にダメージを与える治療には不安をおぼえています。)
(2)イレッサは効いたとしても、必ず耐性が出てくる、とのことですが、それは、イレッサを飲む以前のがんよりも強い...というか、たちの悪いがんに性質を変える、ということなのでしょうか? がん以外の病気や、例えば虫なんかでも、薬に対する耐性を持ったものというのは、それ以前のものよりもたちの悪い、撃退しずらいものになるのでは、という素人の疑問なのですが。
ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

先に回答した医師の者です。



医療機関にて癌治療に当たる臨床医師としては、当然のことながら表だって代替療法、民間療法といった医療機関で扱わない療法を容認することはできません。

しかし分子標的薬などセカンドラインの投薬が必要な段階のがんに対し根治させる療法を持ち得ないのも医療機関の実情です。

代替療法と根性で肺がんを治してきている私の親父を見ていると、病気は我々医師ではなく患者さんが治すものであることを改めて痛感します。

医師として甚だ無責任な言い方になりますが、何でも医師に相談し伺いを立てるのではなく、患者さんとご家族で医療機関の治療、代替・民間療法など全てを含めたところで、どうして癌と対峙していくかを決められ、医師に任せるべきところは医師を信頼し向き合っていく事をお薦めします。

尚、先の回答にてご質問(1)にお答えしておりませんでしたが、イレッサ投薬に伴う間質性肺炎を含む急性肺機能不全の発症機序については未だ解明されておらず、わかりやすく言えば本当にイレッサが原因で間質性肺炎が起きるのかも不明です。

また所謂イレッサ訴訟を機に間質性肺炎発症時の対応が充実してきている経緯なども考慮すると、患者の視点としては癌細胞を貧食してくれる白血球を減少させてしまう骨髄抑制などの化学療法全般に関わる副作用の方が癌根治を目的と据えた場合には遥かに大きな問題であると考えます。

もちろん分子標的薬であろうとなかろうと、化学療法や放射線療法を長期に行なえば被患した臓器はじめ身体に様々なダメージを与える可能性はあります。

これらのような事が理由で、今日非常に多くの患者さんが代替・民間療法に目を向けられている現状があると思います。

私は医師である前に人間ですから、提供できる治療では根治させる事が出来ない病期の患者さんに対して、他の療法を頭ごなしに否定し短期間の延命のみに患者さんの可能性を限定してしまうようなことはできません。

多くの医師がこのようなジレンマを抱えていながら、次から次へと治療をこなさなければならない現場事情が故に、代替・民間療法と共存する統合医療に腰を落ち着けて目を向けることができていない悲しい現実があります。

一日も早く、お母さまのご状況が本格的に改善されることを祈ります。
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この回答へのお礼

 ご丁寧な回答をありがとうございました。
 医療現場に携わる方からの真摯なご回答をいただき、大変ありがたく思います。
 病院で行われている西洋医学と、東洋医学をはじめとした代替医療、双方の優れた点を生かした統合医療が一般的になり、全国どこでも受けられる日が来ることを願っています。
 家族の病気で気持ちが弱っているなか、心のこもったお言葉が身にしみる思いです。母もお父様の後に続き、転移肺がんでも長期存命は可能だということを証明できるよう、支えていきたいと思います。
 ありがとうございました。

 

お礼日時:2013/10/28 21:10

私、父ともに医師で、父が肺がんを患って5年ほど経過する者です。



もう調べてご存知と思いますが、イレッサは分子標的薬のひとつで、肺腺がんを含む非小細胞がんの薬物療法の中では比較的新しいものです。

イレッサが分子標的とするのは上皮成長因子受容体(EGFR)で、このEGFRの癌細胞に結合し血管新生や癌細胞の増殖、浸潤を活発化させる特性を阻害する事を狙いとします。

臨床で短期間に劇的に腫瘍が減縮した事例があった事によりイレッサは注目されましたが、分子標的薬といえど抗ガン剤ですので劇的に効いてもいずれまた増悪してきます。

無増悪生存期間(病状が進行せずに生存する期間)の長さでいうと、従来の白金製剤を含む薬物療法より数か月長いというデータもありますから、間質性肺炎など重篤な副作用の可能性も理解したうえでそのくらいの延命効果を期待してイレッサを行なうということであれば良いでしょう。

尚、前出の回答にあったように、耐性ができる=たちの悪いがんに性質を変える、ということではありません。

医学界では癌治療の不断の努力が続いていますが、未だ転移がん、進行がんを根治させる薬物療法は存在しないのが偽らざる現状です。

私の父は頑固な町医者で、自らの肺がんに関しては代替療法で生きながらえており、私もその経過に驚いている状況です。

仰せのようにご質問者の方で代替医療にも目を向けられる事をお勧めします。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 担当医師は代替療法にひどく否定的ですが、いろいろ調べると、がんの部位のみを攻撃し、代償として多大な副作用を被る抗がん剤治療よりも、食事を中心とした体質改善でがんとの戦いに挑む代替療法の方が理にかなっている気がしてなりません。
 これからも治療の方法を探っていきたいと思います。

お礼日時:2013/10/24 21:52

(Q)副作用として間質性肺炎があげられるイレッサですが、たとえ、間質性肺炎を発症しないとしても、長期の服用で肺にダメージを与えてしまうのではないのでしょうか?


(A)間質性肺炎を起こす可能性も、
長期の服用で、肺にダメージを与える可能性もあります。

(Q)イレッサは効いたとしても、必ず耐性が出てくる、とのことですが、それは、イレッサを飲む以前のがんよりも強い...というか、たちの悪いがんに性質を変える、ということなのでしょうか?
(A)いいえ。
耐性を持つということは、より強いがんに変わるという
意味ではありません。

どうするかは、患者がどのような選択をするか、です。
質問者様のお母様の場合、転移・再発ということなので、
非常に厳しい状態です。
はっきり申し上げて、残された選択肢は少ないです。

イレッサは、決して、夢の薬ではありません。
イレッサが効く=治る ではありません。
そのような症例は、例外だと思ってください。
現実には、ほとんどの方が亡くなります。
その時が来るのを長引かせるという効果しかない
という場合の方が多いと思ってください。
なので、何もしないという選択肢はあります。

ご家族にとっては、厳しい日々となりますが、
万一の時は、来ると思って、ホスピスなどの準備もされることを
お勧めします。
後悔というのは、現実に目をそむけ、
すべきことをしなかった時に、後からするものです。
ならば、現実に目を向けて、
希望を持ちながら、同時に、最悪の結果となったときに
後悔しないだけの準備もするべきです。

質問者様がご心配になっている強い副作用が
出るか、出ないか、誰にもわかりません。
効かなくなる可能性もあります。
でも、心配をしても、副作用は防げません。
耐性ができることを防ぐこともできません。
ならば、そうなったときどうするか、
ということを考えておくべきです。
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この回答へのお礼

 親身になって詳しく回答していただき、ありがとうございました。
 今後の治療を考える参考にさせていただきます。
 覚悟をしなければならないのも承知はしていますが、本人にまだ自覚症状はなく、充分病気と闘える状態だと思うので、代替療法も含め、希望を失わずに治療法をさぐっていきたいと思います。
 迅速に回答していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2013/10/14 20:12

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