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5年理科「もののとけかた」の指導で困っています。
「食塩水を蒸発させると,食塩も蒸発するのでは?」
という児童の考えを,これまでの既習事項をもとに崩したいのですが。

もちろん,実験しちゃえば,すぐ答えが出るのですが,
「言語事項」として,実験方法の考察が大切かと思い,
悩んでいます。

教科書でも一応実験前に方法の考察をするように書かれているものの,
ズバリ解答は見つかりません。

どうしたら,児童自ら,納得して蒸発実験に取り組めるでしょう。

A 回答 (6件)

水は100℃で沸騰しますね。

食塩は100℃ではまだ個体のままなので蒸発しないでのこります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
小学5年生の既習事項として,
食塩の沸点は取り扱っていませんので,
自ら考える材料とはなりえません。

2学期までの既習事項から,導き出させたいのですが・・・。

お礼日時:2014/01/18 22:04

防虫剤のナフタリンのように,時間が経てば昇華して小さくなる物質もありますから,いちがいに「食塩は蒸発しない」とは指導できないと思います。



また,お住まいが海岸部なら,アンテナや鉄柵などの金属が短期間に腐食する事実も,児童は知っているでしょう。これは,潮風のなかに微細な海水の粒が含まれているために生じる現象ですが,「海の食塩が蒸発して漂ってきたんだ」という解釈をただちに否定できません。

理屈ぬきで「どうなるかやってみよう」と実験して,食塩が結晶化したあとも強熱し,重さが変化しないことを確かめたらどうですか。なお,このようにすると「焼き塩」状態になって微量は軽くなるかもしれませんが,精度が低い上皿天秤では検出できないと思います。また,本格的に強熱すると溶融するはずです(ぼくはかつて,溶融食塩を電気分解して金属ナトリウムがとれないかと強熱してみましたが,ガスバーナーくらいではとうてい無理です 笑)。
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雨水と海水の関係から導き出せませんか?

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教え方というのは重要でしょうが、それ以前の問題として、教える内容を教員がどれだけ理解しているかということは極めて重要であり、教員の理解度が高いほど、教える際の抽き出しが多くなります。

なので、教え方に困る場合には、まず自分自身でその現象に関する理解を深めることが重要です。

たとえば、ものが蒸発する時にその蒸気圧が重要です。たとえば、食塩を放置していても気化してなくなったりはしません。砂糖でも同様です。しかし、水であれば気化しますし、アルコールであればさらに速やかに気化してなくなります。ナフタレンであればゆっくり気化します。そういったことは全てその物質の常温での蒸気圧に関わる現象です。なので、溶液中での気化しやすさと、溶液でない状態での気化しやすさの間に関係があることと関連づけて説明してはどうでしょうか。食塩を放置しても気化してなくならないこととか、こぼれた水気化してなくなることなど小学生でも知っていることです。

もちろん、厳密に言えば水溶液中では食塩は電離していますので、固体のものと全く同じではありませんけど、そこは大目に見て欲しいところです。

>教科書でも一応実験前に方法の考察をするように書かれているものの,
ズバリ解答は見つかりません。
溶けている場合とそうでない場合の蒸発のしやすさが同じであるかどうかという観点から考察してはいかがですか。発想としては小学生でも納得しやすい素直なものだと思います。
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ごめんなさい。


質問者様の求める回答にはなりませんが、
理科の方向として間違っているように思うので、
書き込みいたします。

理科という教科は
実証性
客観性
再現性
の3つを大事にしています。
実験・観察をするのはその中で実証性を身につけさせるため。
ここは、予想に基づいた的確な実験をして、
実験で確かめるべきところです。

もし、食塩が水と一緒に蒸発するとしたら、
溶かした量以下の食塩しか析出しない。

これが筋道通った予想ですよね。
で、溶かした量と同量の食塩が析出したら、
予想が合っていなかったことが実証できます。

理科の言語活動は
ただ言葉遊びをすれば良いのではなく、
考察するのは予想と、それに応じた実験方法。
質問者様の考える授業展開とは大きく異なります。
既習を元に組み立てるのはどちらかと言えば算数の特性。
理科は、既習、既知を元にしたとしても、
考察だけで答えを導くのではなく、
実証してなんぼの教科なのです。


難しいのは、実験で必ず生じる誤差を、子どもたちがどのくらい受け入れることができるか。
はかりの誤差範囲や、データの誤差の処理は当然おわかりかと思いますが、
子どもにわかるレベルで、3年生からコツコツと積み上げてなかったら厳しいですよね。
そこで出てくるのが、再現性です。
どの班の結果も同様のことが言えるか。
データの共有化を図り、検証する。
一つの班だけ突出してうまくいっていないようなら、
なぜそうなったのか検証する。
(例えば、蒸発させる途中ではぜて飛んでしまっていたとか)

理科の言語活動は、問題解決の流れあってのもの。
問題解決の方法が実験と観察。
納得してから確かめるために実験をするのではありません。
仮説を確かめるため、
そして、違っていたら仮説の方が違っていたのか、方法が違っていたのか見極めるため。

最後に、
仮説が違っていたら間違いだとしてしまう子どもたちが多いのですが、
仮説が違っていても、実験で確かめる力が身についたことと、
新たな真実が自分の身になったことを喜ぶ態度を身につけさせるのが、
客観性を高めることになります。

頑張ってくださいませ。
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生徒より知識があれば馬鹿が教えてもいいと思いますが分かった気にさせる事に理科的な意義はありません。

つまり生徒の自由な発想力を規制している本末転倒教員が馬鹿なのです。出来レースの方法など考察すればするほど本末転倒です。考察するなが正解です。どうなるかです。そのどうなるかという実験方法の条件を客観的に把握できるかが考えるべき課題なのです。端的には食塩水を熱したら蒸発して白い固体が残りました舐めたら塩辛いですが十分なのか?です。前の回答者も指摘するように再現性ですが以上の記述では実験自体を再現できません。つまりそれが実験方法の考察が意味する事であり、気化の現象に対する実験としての妥当性を考察する以前であり現象の考察は本来すべきではないのです。
現象に対する考察は理科に興味がない人(生徒や役人や趣味的科学者)が理科を楽しく思うための詭弁です。
実験したらばっちり正解が出てしまうからというのが間違いなのです。どんどん実験して結果を並べるべきです。結果を見た時にやみくもな実験では無駄が多いなあという最初の方法への考察、つまり反省になり、方法の修正や新しい方法の発明に進歩します。現代の科学者は反省が無さすぎる。
児童が納得していないのですか?加熱して何が残るかという遊びや仕事への納得でしょう。水分のある物への加熱はその乾燥を早めるという理屈も納得できませんかね、江戸時代以前の人らも。つまり考察よりも(液状の物を)手当たり次第、乾かしてみろだと思うのですが。食塩水の蒸発実験がいかに出来レースか。それが考察なのでは。
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