天使と悪魔選手権

設計や品質評価をやっているエンジニアの方にお聞きします。

技術職は仕事が遅くなってもやむをえないと思いますか?

設計/品質評価の仕事はあらゆる方向か正確性や妥当性を追求する必要があると思います。
例えば仕様書や規格に従ってアウトプットを出すにしても、その仕様書や規格を十分に熟読して
取り組む必要があるので、その分時間を要すると思います。
また、職場で設計/品質評価に対するチェックシートみたいなのがあったとしても
「本当にこのチェックシートに書かれている内容だけ見ていて問題ないのだろうか」と
考える必要もあるかと思います

実際、規格自体に問題があった、チェックシートでは網羅しきれていなかった
項目があったなどといったことからとんでもない障害が発生したことが私の職場でも沢山ありました。

こういったことを考えていくと、技術職というのは極端な話、納期を遅延させてでも
正確性/信頼性を追求したアウトプットを出すべきだという考えに至ってしまうかと思います。

設計や品質評価をやっている技術職の方は、ご自身の仕事の正確性に対し
どこまで追求し、どこで線引きをするよう心がけていらっしゃるでしょうか。

お答えできる範囲でご意見をお聞かせくださいますようお願いします。

A 回答 (4件)

失礼な表現、記載、誤記等ありましたら済みません。



>設計や品質評価をやっている技術職の方は、ご自身の仕事の正確性に対し
どこまで追求し、どこで線引きをするよう心がけていらっしゃるでしょうか。

プラント的な単品ものや電化製品の生産ラインや歩留まりのある半導体部品などで考え方が少し変わると思います。
小生はこの電気製品の試作品の社内の監査などを若い時行っていました。
退職時の取り決めに抵触しない範囲でお話しします。

この辺はどのメーカーも同じかと思います。
性能や機能、安全性、使い勝手など100%を目指します。
この場合の100%は基準や安全性の試験で全てに100点をとると言う意味ではありません。
工程では全てパスすること。試作品はバラつきを考慮しても工程の製品が規格や仕様を100%パスすることを目指します。
性能や機能は安全性にかかわらない致命的でない性能の問題は条件付きの場合もあります。
PL法の問題もあり、安全性の性能は当然妥協はありません。

部品の基本性能やバラつきは部品を評価する部門でやるのが一般的だと思いますがメーカーを指定や制限する場合もあります。
同じスペックの部品でもA社、B社で差があれば品質を維持できません。
この辺の考えの延長がISOになるかと思います。

製品の部品的な規格内のバラつきも設計段階で考慮しますが調整的な品質、組み立て起因の品質は品質管理、現場や出荷検査などに依存するものも当然あります。
その場合はQCとか後工程の問題となります。

あとは開発プロジェクトをどうまとめるか?
新製品は設計も検査部門の試作品評価部隊も数人になると思います。

しかし、マイナーチェンジであれば影響する範囲の変更点を評価します。
これが、正当に手抜きする部分なのですが変更が及ぼす影響を見誤るととんでもないことになります。

>こういったことを考えていくと、技術職というのは極端な話、納期を遅延させてでも
正確性/信頼性を追求したアウトプットを出すべきだという考えに至ってしまうかと思います。

納期を遅らせてもという点だけ否定と言うか、上司や顧客合意の元の遅延でなければなりません。
マンパワーで済まない場合もありますが、私なら早期に上司に雑談で黄色信号を出しておくとか?はっきりした段階でどういう理由で何日、遅延しそうなので(何人)助成してください。とか遅延させない方向で具体的に上司に相談します。
最悪、顧客があって納期があれば相互で営業部門を交えてのご相談になる場合もあるかと思います。
でもその日(納期)になって遅れますでは一般に通らないかと思いますよ!
早期アナウンスが大事です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。同じ電気製品を扱われた方のご意見ということでとても参考になります。

お礼日時:2014/01/24 08:06

一見して感じたことは、


技術の無い人が技術開発や設計を行うにはどうすれば? どこまで真面目に?
と言う相談に見えます。
技術者はこのような疑問さえ起きない筈です。

しかし、いくらいっても限界や上限は存在します。それが品質管理です(設計、製品検査も含めて)。
アウトプットの限界、それがその社製品の品質です。
これを決め得るのは設計者自身です。どこが限界かが分かっているのは設計者なので。
それを評価できない品質部門、と言うのはアンバランスです。

それを文書にして、その記述を基準として設計し、検査(品質評価)をして…
製品直行率が上がればその基準を見直してより上位の品質基準を作る、
こういうシスムを、ISO9001は要求しています。

最後に、
> 技術職は仕事が遅くなってもやむをえないと思いますか?
この背景はいくつもあります。
・会社の要求技術についていけない(時間が必要)
・昼間は顧客相手で、本来の職務は夜しかできない
・昼間は上司相手(会議やその資料作りなど)で、本来の職務は夜しかできない
・まわりが遅いので早く帰えりづらい(夜もやっているふり)
・まわりが遅いからあえて早く帰らなくてもいい(昼間は遊んで夜にシフト)
このような状況の改善は、上司自ら早く退社すること(しかし部下を残すのは問題だが)、
残業はしないほうが良い、という雰囲気を作れる上司がいるか否かの問題になります、
経験上。
仕事があっての家庭か、家庭あっての仕事か、という考え方次第でしょうね。
多分、後者のほうが、職場も明るいと思います…
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この回答へのお礼

色々と話を深掘りしていただきありがとうございます。まぁ意味なく残業するという職場は論外として(現実にはそういうのがあるのが非常に残念なのですが)、
そういうことではなく、本人達は真面目にやってるつもりなのにそれが逆に仇になってドツボに陥っている状況と思っていただければと思います。

お礼日時:2014/01/25 18:30

こんにちは。



線引きのラインは難しい問題の様に見えますが、私はそう思っていません。
私の考えを最初に申し上げますと、「何の為に仕事をしているか?」
それ、正確に言うとその割合次第で、今何を?どの程度行うかが決まると思っています。

企業での仕事の仕方は上流から下記の3つにブレークダウンされていると思っています。

1)勤務している企業のミッション、環境、要件から要求される要件(ブレークダウンされると製品仕様なります)、 ISO9001でも言われている「妥当性(あるいは適切性とも言われますが)」は、製品のインプット、要求仕様だけでは表しきれない要件に関して、製品が満たされているか否かを検討、考慮(実行)することです。

2)次は、その要件を自分が所属している組織において、自分が果たすべき役割、自分のポジションで行うべきものを考慮(実行)することです。

3)最後は(ここから一番個人差の大きい部分ですが)上記の要件を自分が何を? どの程度行うか? です。
 
 何を? に関しては上記1) 2)だけを考慮(実行)するか否か?
 
 どの程度行うか? に関しても自分が何の為に仕事をしているか? 

で大きく違ってくると思います。

その組織で生活のための収入を得るためだけに仕事をされているようでしたら、

・回りを見渡しながら適度になさればいいですし
・きちんと仕事をしたければ1) 2)を満足する様に仕事をされれば良いし
・組織とは独立した技術者としての仕事も目指されるようなら 1) 2)だけにこだわらず(密かに)自己実現を図れば良いし

それらは、最初に掲げた「何の為に仕事をしているか?」
によって(割合が)決まると思っています。

実際は、自分のおかれている生活環境や収入などでも影響を受ける場合もありますが、仕事の目的が一番大事と思います。

ちなみに私は自己実現の為だけに仕事をしてきました。
そうなると、上記1)2)は踏まえているのであえて否定はされませんが、なかなか理解はされませんし、そんな人間にはめったにお目にかかった事はありませんでした。

今は、世間並みの収入も欲しいし、将来の保証も欲しいし、自分のやりたいことが出来ればありがたいし、といった若い方が多い気がしますが、的をしぼらないといずれも得られないのでは? 
と思ってしまいます。

最後に一言、 「正確性」というのは良い表現とは思いません。
古典的なお役所ならばともかく、言われた事をその通りやっているだけ、と言うニュアンスを感じました。
私だけかな?
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この回答へのお礼

段階や観点に分けたご回答ありがとうございます。正確性というのは、例えばちゃんと規格通りになってるか、寸法に誤記はないか、計算過程でミスはないか、ソフトを導入するならばライセンスは適切なエディションのものを適切な数だけ選べてるかといういみです。

お礼日時:2014/01/25 18:25

性能、品質、納期、価格、安全性、周囲温度、雰囲気、耐久性など考慮すべき項目は数多くあります。



それらのトレードオフを考えながら設計、製造、テスト、納入、メンテナンスを行い客先の要望を実現して会社の仕事が続けられ、利益等が得られるのではと考えられます。

基礎的な技術力、製品の構成要素についての信頼性保証等の上に、製品に関しての重点的な(ある意味部分的、サンプル的)テストを行い出荷に持っていく事になるのではないでしょうか。

製品の基本仕様は満たしているとの条件で、納期の多少の遅れは客先との相談で許容されるでしょうし、場合によっては(社内のみの、客先にも明示した)ペンディング事項として出荷する場合も出てきます。

それらのペンディング事項は、客先の実稼働までの間に解決して現地取り換え或は補修などの形になったり、(仕様を変更したり、)次回改修/定期点検時に回したりする事もあります。

各製品毎に基本的な項目からテストしていたのでは納期に間に合いません。
そのような項目(温度試験、耐久テスト、ノイズ試験等)は開発試験段階で十分なテストを行い解決すべき事項でしょう。

勿論製品の種類(機械、電気、制御系、ソフト、システム等)に応じて対応は異なるでしょう。

以上は当たり前すぎてあまり必要な回答になっていないかも知れません。

その他少しサーチしてみましたが、次等も参考になるのではと思われます。

品質管理 出荷試験
==>
http://www1.harenet.ne.jp/~noriaki/link72.html
生産管理講座 品質管理
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この回答へのお礼

丁寧にご回答いただきありがとうございます。ご紹介いただいたURLと合わせて参考にさせていただきます。

お礼日時:2014/01/24 08:04

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