ユダヤ人迫害

ユダヤ人は何が原因で迫害されるようになったのか、教えてください。
キリスト磔の罪以外には、どういった要因があったのですか？

No.1 回答者： koisikawa 回答日時： 2004/05/12 12:31

　高校生ですか？

２０００年も前の出来事で迫害され続けているわけではないとおもいます。
　第２次世界大戦中には日本では朝鮮の方々を迫害、
また、日本人はアメリカで迫害され、、、今もあちこちで民族紛争があります。

　基本的には、ある民族集団の中に社会的不安が起きたとき、スケープゴードにされる。中世の魔女狩りとはズバリ、ユダヤ人狩のことです。
　よく、学校なんかでもあるでしょ、出る杭は打たれるって。
　ユダヤ任は祖国を持たないゆえに人一倍勉強し、今や世界の金融、マスコミ、ある意味で政治も支配しています。

　それに対するやっかみもあるとおもいます。ユダヤ教の頑ななさも差別を招く誘引もあるとおもいます。

　でも、みんな仲良くいきたいですね。
　

この回答への補足

高校生ではありません。
他の民族についてはいいです、今現在どうあるかは別として、そもそも根本的に、ヒトラー以前から、ユダヤ人
差別が何を発端として起こったのかが知りたいのです。
イエスキリストの十字架の刑を率先して進めたから、それが原因でローマ帝国から差別されたのが発端なのでしょうか？それとも他にも原因があるのでしょうか？
ユダの国が崩壊して祖国がなくなったが故に、民族の中で外国人として見られ、邪魔者扱いされてきたのでしょうか？
そもそもヒトラーがなぜあそこまでユダヤ人を嫌っていたのか、教えて頂きたいです。

補足日時：2004/05/12 13:44

No.2 回答者： shima-2 回答日時： 2004/05/12 13:04

限定ですが、ナチスによるユダヤ人迫害については、手塚治虫著の「アドルフに告ぐ」を読むと少しわかると思いますよ。

下記サイトどうぞ

参考URL：http://ja.tezuka.co.jp/manga/sakuhin/m103/m103_0 …

No.3 回答者： koisikawa 回答日時： 2004/05/12 13:59

　ＮＯ１です。

　過去においてユダヤ人が迫害されなかった時代はありませんよ。前にも書いたように中世スペインでは魔女がりあり、今でもゲットー残ってます。

No.4 回答者： kokusuda 回答日時： 2004/05/12 14:47

こちらの紹介記事に分かり易く記載されています。

旧約聖書などにもユダヤ人が奴隷として扱われています。
旧約聖書が現在の形になったのは比較的新しいのですが、
伝説、伝承の形でそれ以前の歴史が残っていたのでしょうね。

参考URL：http://www.a4j.at/theme/juden.html

この回答へのお礼

ありがとうございます。
一概に、○○が原因です、とは言い切れない多種多様な要因が複雑にからんでいるようですね。
その時代に生きていなければわからない感覚や宗教観などがあるのかもしれませんね。
現代に生きる私達、特に宗教観の薄い日本人にはわかり難い何かが。
ただ、≪古代ローマ末期以降キリスト教会は、イスカリオテのユダがユダヤ人であったことから、全ユダヤ民族をキリスト殺害者として敵視する教義を公認≫≪キリスト殺害者という教義≫などから察するに、やはりこの辺の理由が発端であると見なしてよいようですね・・。キリスト教が密接にからんでいることは事実ですね。
その他頭脳明晰で商才があることへのやっかみなども聞いたことありますが・・。

お礼日時：2004/05/12 15:24

No.5 回答者： norikunny 回答日時： 2004/05/12 22:57

大きな要因はその宗教心の強さではないですか？

イスラエルが出来るまで、国家が存在しないユダヤ人を支えて来たのはその信仰心による結束力でしょう。　キリスト教ヨーロッパ社会でその国の人間に同化せずに頑なに信仰を守れば、社会的差別をされ、その差別ゆえに職業も社会の嫌われる職業、当時でいえば金貸しなどにならざるをえず、その事業に成功すれば成功したで憎まれるという負のスパイラルによるものではないでしょうか。

この回答へのお礼

なるほど。そういった悪循環で雪だるま式に差別意識が増長したんですね。わかりやすいご説明ありがとうございます。

お礼日時：2004/05/13 09:55

No.6 ベストアンサー 回答者： tomotaro 回答日時： 2004/05/12 23:19

旧約聖書「エステル書」３章にはペルシャ大豊の重臣ハマンがユダヤ人絶滅をもくろんだ内容がかかれています。

歴史的な信憑性はともかく紀元前６世紀のペルシャでのユダヤ人がテーマとされていますから、その根底にあるものは非常に古いと考えられます。

ユダヤ人のデアスポラ（離散）は遅くとも紀元前６世紀後半、バビロン捕囚からすでに始まっていますからエステル書より古いわけですからユダヤ人が各地へ離散し他民族と接触を始めたときから迫害が始まったと思われます。

歴史によると紀元前４１１年にシナゴーグ（会堂）がエジプト人によって徹底的に破壊されたとの記録もあります。多神教の古代社会で唯一神を信仰しその律法を厳守するユダヤ人の生き方そのものが誤解や迫害を生む根源となりました。

ローマ時代においては「ユダヤ人の間には厳しい結束が支配しており、また他の人々に対する敵対心も強い」（タキトウス「歴史」）と書かれているほどそのように思われていたようです。

確かに後世では「キリスト殺し」の罪を着せられ反ユダヤ思想を現代までつづくユダヤ人観を作ることになりますが、イエスキリストの死がユダヤ人側の策謀によったことは事実としても、死刑の決定を下したのも執行したのもローマ側であり、ユダヤ人は死刑執行権を持っていませんでした。しかも十字架刑はローマ的処刑方法だったわけです。

「ヨハネ福音書」が成立した１世紀の終わり頃からユダヤ人に対するキリスト殺しの責任だけではなくユダヤ人が悪魔を父に持ち嘘で凝り固まっていると避難しています（ヨハネ福音書８章４４）

この時点でキリスト教社会にとってユダヤ人は根本的に悪の存在とイメージされました。このユダヤ人観はキリスト教徒の間に徐々に浸透し４世紀以降キリスト教が政治的に力を増すにつれ教会側から厳しい禁止条項などだされローマ帝国側も歩調を合わせ律法行為の禁止や制限事項を設けました。

東ローマ・ビサンツ帝国の時代になると対ユダヤ人法が皇帝権力によって次々と定められました。

このように反ユダヤ思想は中世や近代や現代のナチズムが作り出したのではなく、古代からすでに同じような迫害が行われており発想や背景や意図が違っても各時代に同じような迫害が行われてきています。

この回答へのお礼

とっても詳しいご回答どうもありがとうございます！イエスキリスト誕生以前から迫害されていたとは知りませんでした。そんなに古代からの歴史があったんですね！ユダの国が滅んで各地に離散してきたときから始まったんですね。その頑なさや結束の固さが疎ましく感じられた、そういった差別意識を前提として、キリスト殺しの名が着せられた部分もあったのかもしれませんね・・。するとそもそも聖書はどこまで真実なのかという話になってしまいますね・・。世界の聖典である聖書がユダヤ人をはっきりと非難している訳だから、その思想が世界中に浸透するのも無理はないですね。もう今は反ユダヤ思想は消えたのでしょうか・・？日本人にはあまりその辺よくわからない気がしますが。

お礼日時：2004/05/13 10:14