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昨日、TVでクルミが「硬くなった血管を柔らかくする」と言って話題になっているようですが、
αリノレン酸が体内でDHA,EPAに変わるからとか・・
それならば青魚でDHA,EPAを摂ればいいのではないでしょぅか?
血管を柔らかくする効果は青魚にも有るのではないでしょうか?
それとも、クルミが特別なのでしょうか?

A 回答 (4件)

ω-3脂肪酸の話ですね。


α-リノレン酸  all-cis-9,12,15-オクタデカトリエン酸
エイコサペンタエン酸 (EPA)  (5Z,8Z,11Z,14Z,17Z)-イコサ- 5,8,11,14,17-ペンタエン酸
ドコサヘキサエン酸 (DHA)   (4Z,7Z,10Z,13Z,16Z,19Z)-ドコサ-4,7,10,13,16,19-ヘキサエン酸

 リノレン酸は慣用名なので、「オクタデカトリエン酸」のほうがわかりやすいかも。
オクタデカン酸 オクタ(8)、デカン(10)炭素数18、トリ(3)二重結合の数
イコサペンタエン酸 イコサ(20)炭素数20、ペンタ(5)二重結合の数
ドコサヘキサエン酸 ドコサ(22)炭素数20、ヘキサ(6)二重結合の数
 ω-3脂肪酸なので、カルボキシル基の反対側の端っこ(ω)から3個目から二重結合が始まる。数字はラテン語

>それならば青魚でDHA,EPAを摂ればいいのではないでしょぅか?
 そうです。
 確かに、それらの効果はEPA,DHAによるものですが、『多くの動物は体内でα-リノレン酸を原料としてEPAやドコサヘキサエン酸 (DHA) を生産することができるが、α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10%–15%程度( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4% … )』とされていますから、それで必要量をまかなえるか、そうでないかは諸説ありjす。

>それとも、クルミが特別なのでしょうか?
 胡桃よりは「エゴマ、アブラナ(キャノーラ)、ダイズ、アマ」などに多い。

 動物は進化の過程で、普段の食餌から十分得られる物は、体内で合成する能力を失っても生存に影響がないため、その合成能力を失っている物がいくつかあります。良く知られているのはビタミン類ですね。肉食動物はビタミンCを食餌から取れないために体内で合成できますから、「犬や猫には生野菜や果物は食べなくても良い」
 ω-3脂肪酸は、種子や、(草を主食とする)草食動物には多く含まれていますから、人は体内でω-3脂肪酸を合成しなくても良い--食餌から十分摂取できる--動物になったということ。
 大事なこと。できるだけ我々の御先祖様に近い食餌---あらゆる物を満遍なく食べれば必要な栄養素は取れるはず。人間が農業を始めてから得られるようになった食物は栄養素が偏っている--穀類・(草ではなく穀物で育てられる)肉類などに偏ると問題ということです。

 リノレン酸が含まれる食物は胡桃だけではありません!!!--特定の食品だけを取り上げて宣伝するのはマスコミの姿勢としては極めて悪質だと思います。

 ⇒必須脂肪酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%85%E9%A0%88% … )
 ⇒ω-3脂肪酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%A9-3%E8%84%82%E … )
 ⇒ω-6脂肪酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%A9-6%E8%84%82%E … )
 ⇒α-リノレン酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%91-%E3%83%AA%E3 … )
 

 

この回答への補足

で、青魚のEPA,DHAも血管を柔らかくするということでしょうか?

補足日時:2014/04/24 22:37
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この回答へのお礼

専門的なご回答有り難うございます。

お礼日時:2014/04/24 22:33

No.1の回答にも書きましたが


>この回答への補足 で、青魚のEPA,DHAも血管を柔らかくするということでしょうか?

>>>それならば青魚でDHA,EPAを摂ればいいのではないでしょぅか?
>そうです。
>確かに、それらの効果はEPA,DHAによるものですが、

この回答への補足

胡桃よりも効率的なのではないでしょうか?

補足日時:2014/04/25 21:51
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>胡桃よりも効率的なのではないでしょうか?


 リンク先に書かれていたと思いますが?????
  α-リノレン酸からEPA,DHAへの転換効率は
【引用】____________ここから
ただし、ω-6脂肪酸はリノール酸、ω-3脂肪酸はα-リノレン酸を原料として同じ系列の脂肪酸を体内でも合成できるため、狭義ではリノール酸とα-リノレン酸のみを必須脂肪酸に分類する。ただし、体内で合成できる量だけでは必要量を満たすことができないとも考えられるため、判断は分かれる。なお、α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度である[3]。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ここまで[必須脂肪酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%85%E9%A0%88% … )]より
 せっかくなのでリンク先は隅々まで読むこと。疑問点がすべて書かれているので紹介しました。
 ⇒ドコサヘキサエン酸 - Wikipedia( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B3% … )

※α-リノレン酸、EPA,DHAにも過剰摂取の問題があります。

以下「健康食品」の安全性・有効性情報:
・DHA (ドコサヘキサエン酸)( https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement … )
・EPA (エイコサペンタエン酸)( https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement … )
・α-リノレン酸( https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement … )

 目的を限定すれば、EPA,DHAの直接摂取もよいでしょうが、いずれにしても必須脂肪酸は水溶性ビタミンと異なり過剰摂取の危険性を持ちます。「普段の食事をバランスのよいものにする」というのが最善でしょうね。

この回答への補足

胡桃7個に相当する青魚の摂取量は分からないでしょうか?
缶詰の表記には1000とか2000mgとかありますが。

番組では胡桃のことしかやってなかったので・・

補足日時:2014/04/26 13:15
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この回答へのお礼

ご丁寧な回等ありがとうございます。

申し訳ありませんでした。

お礼日時:2014/04/26 13:05

>胡桃7個に相当する青魚の摂取量は分からないでしょうか?


 一個あたりの重さがわからないのですが、たくさん集めて100gの乾燥重量(たぶん実としては150g程度)中に 多価不飽和脂肪酸は47.174 g( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E6%A1%83# … )
 10個で約20gとして、20×0.7×0.47 ≒ 7g の脂肪、そのすべてがαリノレン酸とすれば一日の推奨量は十分まかなえるかと。ただし、それ以外の経路で通常なら十分摂取されるのでなんとも・・

この回答への補足

>「α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度である」

「胡桃10個で7gのαリノレン酸」
だとしたら、その「10-15%」つまりDHA.EPA正味「700~1000mg」ほどになるのでしうか?

補足日時:2014/04/26 16:39
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この回答へのお礼

有り難うございます。
度々恐縮です。

お礼日時:2014/04/26 16:19

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