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パナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ重要な航路になっているが、航行する船が増えたため、途中の湖で待機させられる等問題が出ている。
混雑緩和のために、第二パナマ運河建設の話が出たと聞いたが、実際はどうなっているのだろうか?

A 回答 (1件)

いまの海上輸送の主役はコンテナー船なので、太平洋側、カリブ海側に大規模コンテナーヤードを建設、コンテナー2段積み鉄道貨車で陸地を輸送のほうが、新しい運河を作るより建設コストが比べ物にならないくらい少なく、また、必要時間もそれほどかわらないとのことで、そっちのほうに動いています。



以前のコンテナー船の基準は、パナマ運河通過を考慮で、船の最大大きさ(PANAMAX型)が決定で確か、2000本くらいの積荷量の中型船。ところが、いまの太平洋は、運行経費を下げるために4~5000本なんて当たり前で、海上運賃も太平洋を横断で、日本国内輸送よりも安くなっています。

今の輸送方法は、まず超大型船で1週間航海でロスへ、そこからパナマ運河通過ができる中型船に乗せ変えて中南米へ。しかし、ロスでの積み替え量が増大でパンク寸前です。これでは、どうして、南米貨物は、太平洋岸の倍額にあがってしまいます。荷物の輸送中でも、利息は発生ですから、いかに大量に早く安全に目的地に着けさせえるかが勝負なので、超大型コンテナーが通過できる運河建設など夢物語です。5000本の海上コンテナーの積み降ろし時間は、今のところ12時間、鉄道での陸上輸送時間を10時間で24時間以内が、目標で計画されています。

現行のパナマア運河は、コンテナー船以外となるので、かなり余裕がでて、今の24~36時間待ちも12時間くらいになり、運行経費の低減も。

当初より、海上輸送を理解している人には、第2パナマ運河など、無知な人の考えで実現性はまったくなしと、評価していましたが。いまだに、それをいう政治家がいますが、日韓トンネル計画同様、技術的にできても、経済的には成り立たないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

経済面では実現性はほとんどなし。
実際に建設しようとすれば莫大な建設費がかかり、パナマの国自体が経済破綻しかねないという事でしょうか。

お礼日時:2014/06/22 10:36

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