アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

資格の勉強のため経済学をはじめて学ぶものです。
未熟な内容はお許しください。子供に教えるような感じで教えていただけたら幸いです。

is-lm ad-as 分析においてY(GDP)は実質値といわれました。理由がわかりません。座標にP(物価水準)があれば実質値になるといわれ、なんとなくわかったような気がするのですがしっくりいきません。
また財市場においてはYは名目値でも実質値でもどちらでも使えると言われたのですが、ちょっとわかりません。勘違いで無ければいいのですが、最後に確認ですが実質GDPや名目GDPはともに単位は円で
古典派の第一公準などのw/pの単位は個ですよね?

A 回答 (1件)

国民所得(あるいはGDP)Yには名目と実質という


二通りの表わし方があり、実質国民所得は名目国民所得を
物価水準(GDPデフレーター)Pで割った値になります。

実質国民所得は、一国の経済の中で、人々が経済的な
意思決定をして行動する、その活動の水準を表わそう
とするものです。

消費者が毎日スーパーで買う食料品の個数、あるいは
毎月売れる自動車の台数などの数字は、もちろん
そのままでは足し合わせることはできませんから、
金額(付加価値)に直して集計します。これが
「実質」国民所得です。

ですから、今年、国内の消費者も生産者も、去年と全く
同じ商品を同じ個数だけ消費し投資し、それに応じて
生産が行なわれるなら、今年の実質GDPは、物価変動に
拘わりなく、去年と同じ額になるはずです。

さて、IS-LM分析では、物価水準Pはパラメーターとして
扱われます。Pの下落の効果は名目貨幣供給の増加と同じ
で、LM曲線を右にシフトさせます。このとき、IS、LM
両曲線が描かれる平面の縦軸は利子率、横軸は実質国民
所得となります。なぜなら、この分析の焦点は、財政・
金融政策の経済効果を見ることにあり、分析は、これらの
政策によって、人々の経済活動の水準、つまり実質国民
所得がどう変わるかを説明します。

AD-AS分析では、総需要曲線(AD曲線)と総供給曲線
(AS曲線)を用いて、物価水準と国民所得の同時決定
(均衡)を説明します。需要と供給が一致する点で、
価格と数量が決まることになります。

ミクロ経済学の需要曲線、供給曲線の図を思い出して
下さい。縦軸には価格、横軸には数量がきましたね。
AD-AS分析では、縦軸に物価水準、横軸には、数量の
代わりに、一国全体について集計した付加価値、実質
国民所得を用います。

分析しようとする対象、焦点をあて方が、分析ごとに
違ってきます。一度に複数のことを説明するのは大変
ですものね。物価水準の決定、あるいはインフレや
デフレの問題に特に関心がないなら、物価水準は一定で
あると仮定します。別の言い方をすると、名目と実質を
区別する必要のないときは、Pは1である(P=1)として
分析を進めても構わないわけです。

一般の物価水準(GDPデフレーター)は単位のない
(ディメンションレスの)指数で、GDPは名目、実質
とも単位は円です。

実質賃金は、名目賃金Wを物価水準Pで割って求めます。
マクロ経済学で扱うPは指数ですから、実質賃金の単位は
名目賃金のそれと同じになります。(例えば、円/人、
円/時間など)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧にお答えいただきありがとうございました。
助かりました

お礼日時:2004/06/09 10:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!