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基質濃度と吸光度は分かっているんですがここから
Lineweaver-BurkプロットによりKm値とVmaxを求めるやり方がわかりません。教えてください。

A 回答 (3件)

ミカエルス・メンテンの式は、基質濃度[S]が一定の場合に成立します。


しかし、実験では酵素によって基質が分解されて、経時的に減少するため一定に保つことができません。
参照サイトの説明にあるように、実際は基質の分解が10%以下の条件を便宜的に用います。
たぶん実験に用いた反応時間は、基質の分解が10%以下という設定になっていると思います。
生成物のモル吸光係数がわかれば、その濃度がわかるので、基質濃度と比較すれば分解率が何%か計算できます。

で、反応速度の実験では基質の分解が10%以下の時の吸光度の増加(ΔAbs)を便宜的に「初速度」と扱います。
真の初速度は求めることができないからです。
速度には、○○/時間、の単位が必要ですから、得られた吸光度が測定時間内に直線的に増加したと考えて、
吸光度÷測定時間=ΔAbs/min (sでもhでも良い)となります。
また生成物の濃度が吸光度から計算できるなら、M/minの方がベターです。

さらに聞きたいことがあれば、遠慮なく質問して下さい。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなって申し訳ございません。
丁寧で分かりやすい説明ありがとうございました。
本当に助かりました。

お礼日時:2004/06/10 09:15

すみません。

ちょっと誤解してました。
測定法が、基質濃度をふった時の一定時間後の吸光度であれば、吸光度を測定時間で割った
値を反応速度(ΔABS/min)にして下さい。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
全く不勉強で分からないんですが、
基質濃度をふった時の一定時間後の吸光度であれば、吸光度を測定時間で割った
値を反応速度(ΔABS/min)
になる理由を教えてください。
ΔABSというのは吸光度の差でいいんですか?
どうも私は実験のはじめに初速度をはかる理由のあたりから分かっていないようなので。
よろしくお願いします。

補足日時:2004/06/01 07:23
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X軸に1/[S]、Y軸に1/Vでプロットを書きます。



ただし吸光度値そのままは反応速度ではありませんので、微分してΔAbs/minに換算する必要があります。
得られた直線のY軸との交点が1/Vmax(基質濃度が無限大時の反応速度)、
X軸との交点が-1/Kmになりますので、後は計算でどうぞ。

参考URL:http://133.100.212.50/~bc1/Biochem/biochem5.htm
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