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滑らかな水平面上に質量Mの球Qがばね定数kのばねを付けられた状態で置かれている。
左から質量mの球Pが速度v0で進んできた。
ばねの縮みの最大値lを求めよ。

ばねの縮みが最大の時、Qから見たPの相対速度が0である。(これはわかります)
力学的エネルギー保存則より、
(1/2)(mv0)^2=(1/2)(mv)^2+(1/2)(Mv)^2+(1/2)l^2
(疑問)
PとQが衝突して、その相対速度が0になっているのですから、
縮みが最大のときのPの速度をvp、Qの速度をvqとすると、
(反発係数の式)vp-vq=-e×v0のe=0ということになります。
これは非弾性衝突ですから、力学的エネルギーは保存されないと思うのですが、どうして力学的エネルギーは保存されるのでしょうか

「高校物理、力学的エネルギーの保存」の質問画像

A 回答 (2件)

>どうして力学的エネルギーは保存されるのでしょうか



 式を点検してみましょう。

>(1/2)(mv0)^2=(1/2)(mv)^2+(1/2)(Mv)^2+(1/2)kl^2 ―(1)

ですね(右辺第三項にバネ定数kが抜けていたので、修正してあります)。バネの無い、質点の衝突だと、

(1/2)(mv0)^2=(1/2)(mv)^2+(1/2)(Mv)^2 ―(2)

となるはずです。実は、衝突前後だけ考えるなら(2で良いのです。バネは縮んで元に戻り、ロスもしないし力学的エネルギーも蓄えたままにならないので(設問はそう想定していると見ました)、一時的にバネに力学的エネルギー(弾性エネルギー)が溜まるとしても、最終的には二つの球に力学的エネルギーは返されます。バネはあってなきが如く、になるわけです。

 しかし、バネが縮んでいる状態では弾性エネルギーがバネに溜まっています。それが(1)の第三項「(1/2)kl^2」です。この分だけ、二つの球の運動エネルギーは減ります。(1)の右辺ははバネを含めた力学的エネルギーの総和になっているのです。

>(反発係数の式)vp-vq=-e×v0のe=0ということになります。

 実はご明察、その通りです。もしバネが最大まで縮んで、しかし全く伸びないとしたら、二つの球はバネの反発で離されることがなく、同じ速度で二つ揃って移動し続けることになります。それが完全非弾性衝突の状況なのです。

 非弾性衝突では衝突前後で力学的エネルギーが保存しません。衝突後は減ってしまうのですが、減る分というのが、お示しの問題での縮んだバネの弾性エネルギーに相当するわけです。もしバネが完全に元に戻る(弾性エネルギーを全て二つの球に返す)なら、衝突前後で(完全)弾性衝突と同じになり、その中間なら非弾性衝突と同じになります。
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No.1回答の通りなんですが、要点だけを書くと



普通、この種の問題では、ばねは完全弾性体と考えます。完全弾性体では変形によるエネルギーの損失はなく、e=0と考えます。

この回答への補足

vp-vq=-e×v0でe=0ということになるににもかかわらず、完全弾性衝突で、力学的エネルギーは保存されるのはなぜですか?
e=0のとき、力学的エネルギーは保存されず、非完全弾性衝突というのではないのでしょうか?

補足日時:2014/09/30 16:29
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