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★質問はネタバレしています。
★回答もネタバレでお願いします。

私が勘違いというか、記憶違いをしているのか、結末を教えてください。

私が記憶している結末は以下の通りです。

サマンサはセオドアに愛情を感じ、肉体を持ってセオドアに会いたいという感情を持つ。
しかし、機械(OS)である自分のこの感情」はプログラムされたものなのか?

プログラムでないならば、プログラムである自分のいわばアイデンティティが崩壊してしまう!! という混乱に陥って暴発し、PCから消滅してしまう。

バーチャル彼女を失ったセオドアを、女友達が、「コンピュータは人間じゃないんだよ、やっぱり普通の恋愛しなくちゃね」と慰め、
セオドアも、「そうだねぇ・・・」と悲しく同意して、メデタシメデタシ、だったと思ったのですが。

ところが、
「バーチャ彼女との恋愛なんて、所詮は現実逃避、そんなのにハマってもほんとの幸せはないよ、というような月並みな終わり方ではない」という意見があって、私は結末を見間違えたのかな?と自信を失いました。

結末、教えてください。

(追伸) 結末がどうであれ、映画は面白かったです。
     セオドアもよかったけど、サマンサがとてもよかった、表情豊かで素敵な女性です。

A 回答 (1件)

『Her/世界でひとつの彼女』スパイク・ジョーンズにしては一般大衆向けに作られてて、中々面白かったですよね。


劇場で一回見ただけなので、熟考には何回か見たいところです。なので、ぼくの解釈もうろ覚えなところがあるのであからさまに間違ってたらごめんなさいね。

サマンサが消える少し前、サマンサは混乱から姿を消したようには感じられないセリフがありましたよね。「どこかへ行く」という明確な意思があったように感じられます。高次元の電脳世界とか…答えは明らかにされていませんが「あくまでも自分の意志で消えた=移動した」ように見えました。

それと、女友達もまたセオドアと同じ理由、同じタイミングで大切なOSを失っています。彼女も同じように傷ついています。最後のセリフはセオドアに対する慰めだけでなく、彼女自身へ言い聞かせているところと半々なのでしょう。

個人的な全体の感想としては「セオドアはOSとのリアルな恋愛を経て人間として少し成長し、自分の傷と向き合えるようになった」というような印象を受けました。
そういう意味では「サマンサとの恋愛は中身のない現実逃避ではなく、セオドアを人間的に癒し成長させる一つの要因になり得た。セオドアにとっては現実の人間との恋愛と変わらないリアルな恋愛だった」のかもしれません。

まぁ、どの解釈が合っているか間違っているかを議論するのは無粋と言うものです。楽しむのが一番大事。
あのふわふわしてて楽しいのにどこか重苦しく切ない雰囲気は中々秀逸でした。映像も非常にキレイで見ていて実に好ましい。
声だけで表情を表現するスカーレット・ヨハンソンには脱帽でしたね♪

この回答への補足

スカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY/ルーシー」を観ました。

最初、LUCYの声を聞いて「あ、サマンサ」と思ってしまいました。
だんだんサマンサからは離れていき、LUCYに没入しました。

こちらは人間の脳が急激に開発され進化してコンピュータ化していくストーリー。
興味深い内容でした。

コンピュータと人間、どちらも同じスカーレット・ヨハンソンってところも、妙な符号があってなかなかいいです。

補足日時:2014/10/22 16:09
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この回答へのお礼

すごく腑に落ちました。

サマンサのどこかへ行く、というセリフ、思い出しました。
いい解決法を思いついた、的な言い方で、だけど、いきなりのOS消滅で、ユーザー呆然!!
「なんで?」という混乱の中で、サマンサのセリフは私の記憶から吹っ飛んでしまってました。

終盤のセオドアと女友達の会話も、過去を否定するってことではなく、これから先を見ている雰囲気でしたね。

「サマンサ」が実現したら、アダムのリンゴ以来の「悪魔の恩恵」だと思いましたけど、サマンサはどこへ行っちゃったんでしょうね。きっとまた戻ってくるような気がするのですが、さらに高次元になって。

セオドアのようなタイプの男性は、本来は好きじゃないのですが、見ているうちになんかだんだん可愛く見えてきました。そういう意味でもよくできた楽しくてちょっぴり悲しい、でも明るくなれるような映画でした。

回答してくださってありがとうございました。

お礼日時:2014/10/16 08:39

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