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どなたか教えて下さい
下記のような粗筋の短編小説が記憶にあるのですが、誰の何というものか思い出せません。どなたかご存知の方いたら作者と正式題名おしえてくれませんか。もう30年以上前ハヤカワのミステリーマガジンで読んだと思うのですが。ヘンリー・スレッサーとかリチャード・マティスンとかその辺だと思いますが・・・

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長年ファンに愛され続けたオーケストラも長い歴史とともにその人気に翳りが見え始めた。そこで経営陣の判断で団員の刷新も視野に入れた大改革が敢行されることになる。ついては古くからの団員も含め、音楽監督も務める名指揮者の前で一人ずつ演奏をしてみせ、その力量を認められなければ自主的に退団する取り決めがなされる。
 オーディションの当日、団の象徴ともいえる老コンサートマスターは頭を抱えていた。というのも、彼はもう何年も自らの演奏力の衰えを自覚し、近年の本番では見事なまでに洗練された「弾くふり」で無音の演奏を続けていたのだ。悩んだあげく、彼は古い友人でもある指揮者の前で真実のつまり無音の演奏を披露し、潔く退団することを決意する。そして本番をむかえ、老指揮者の目前で彼の「演奏」が始まる。長きにわたる音楽人生で身につけたありとあらゆる技巧をつくされた彼の演奏に足りないのは「音」だけだった。
 演奏が終わると老コンサートマスターは言った。「これが今の私にできる演奏、このところズッとこうやって演奏してきたんだよ・・」
 名指揮者は目細めて答えた。「いつもながら素晴らしい演奏だったね。これからも団のために大いに貢献してくれたまえ。」
   老指揮者の聴力は既に失われて久しかった。。。

A 回答 (1件)

私の本棚にも早川書房の異色作家短編集だの、スレッサーやらシェクリー


やら、その類の小説がたくさん並んでいて、ご質問の小説もたしかに
読んだ記憶があるものの、誰の作品だったか思い出せず、しばし
異色作家短編集を一冊ずつ繰るはめになりました(笑)
で、やっと見付けましたが、その小説は

ヘンリイ・スレッサーの「ヴァイオリン・ソロ」(Solo for Vaiolin)です。

私の手元の本では、
『夫と妻に捧げる犯罪』,ハヤカワ文庫NV,1974. pp.261-267
に収録されています。これは残念ながら絶版だと思いますが、
図書館ならあるかもしれません。その後に出た何かのアンソロジーにも
入っているかもしれません。

ちなみに、試験を受けるのはコンサートマスターではなく一ヴァイオリン奏者です。
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この回答へのお礼

oodaikoさん
お礼のコメントが消えてしまったようなので。念のためもう一度入力します。
お手数をかけてしまったようで恐縮です。本当にありがとうございます。
スッキリいたしました(^-^)/

お礼日時:2015/01/04 18:12

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